年度 |
2024年度 |
開講部局 |
経済学部経済学科昼間コース |
講義コード |
G6215211 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
国際経済政策論1 |
授業科目名 (フリガナ) |
コクサイケイザイセイサクロン1 |
英文授業科目名 |
International Economic Policy 1 |
担当教員名 |
山田 大地 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヤマダ ダイチ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 火1-4:経B255 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
3年次生以上 |
授業のキーワード |
戦略的貿易政策、関税政策、環境経済、温暖化対策、SDGs |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 経済政策学科目に属する専門科目の一つ |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 現代経済プログラム (能力・技能) ・経済政策,国際経済学,経済事情等に関する知識を応用して,政策課題を分析・検討する能力 |
授業の目標・概要等 |
本講義は、前半は国家間の貿易や関税に関する政策が、国内やグローバルな社会経済にどのような効果をもたらすのか、後半は自由貿易協定や環境保護協定のような国家間協定がどのようになされるのか、経済学の理論をベースに解説する。経済学の理論が現実のグローバル社会における問題にどのように応用できるのか、理解・修得することを目標とする。完全競争を前提とした国際経済学Iとは異なり、各主体の行動が戦略的依存関係にある状況を主に扱う。 |
授業計画 |
第1回:講義の概要 第2回:完全競争での貿易と貿易政策① 第3回:完全競争での貿易と貿易政策② 第4回:寡占市場とゲーム理論 第5回:クールノー競争と国際貿易 第6回:クールノー競争と戦略的補助金政策 第7回:クールノー競争と戦略的関税政策 第8回:ベルトラン競争と戦略的補助金政策 第9回:ベルトラン競争と戦略的関税政策 第10回:関税戦争、自由貿易協定と繰り返しゲーム① 第11回:関税戦争、自由貿易協定と繰り返しゲーム② 第12回:環境汚染と外部性 第13回:地球温暖化防止協定と繰り返しゲーム 第14回:排出権取引 第15回:講義のまとめ
練習問題を兼ねた小テストを数回行う。また試験期間に定期試験を行う。 |
教科書・参考書等 |
教科書:特に指定しない 参考書:大川昌幸『コア・テキスト 国際経済学 第2版』新世社、2015年 柳川範之『戦略的貿易政策』有斐閣、1998年 岡田章『国際関係から学ぶゲーム理論―国際協力を実現するために』有斐閣、2020年 ニック・ハンレー、ジェイソン・ジョグレン、ベン・ホワイト『環境経済学入門』昭和堂、2021年 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
1:国際間の協調と対立が起こる理由とは? 2:小国と大国の違い 3:関税や補助金の貿易への効果 4:ナッシュ均衡 5:クールノー均衡とその国際貿易への応用 6:クールノー競争での補助金政策の効果 7:クールノー競争での関税政策の効果 8:戦略的代替性と戦略的補完性 9:ベルトラン競争での貿易政策の効果 10:関税戦争における囚人のジレンマ 11:フォーク定理の国家間協定への応用 12:外部性(とくに環境問題)について理解を深める 13:環境保護協定特有の協定の重要さと難しさ 14:排出権取引や国際協調の問題点について理解を深める 15:これまでの復習
理屈や論理の流れを追うこと、例を考えてみること、実際に計算問題を解いてみること。これらがそろって、深い理解につながります。 |
履修上の注意 受講条件等 |
必須条件ではないが、国際経済学1を履修していることが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
小テストもしくはレポート30%(程度)、定期試験70%(程度)で評価する。 なおコロナウイルス感染状況等でオンライン化・ハイブリッド化する場合など、講義方法に変更がある場合には、評価方法も変更になる可能性があります。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
計算を行いますので、ノートや書き込みのできるタブレット等を用意すること。レジュメはオンラインで配布しますのでPCを持ってきてください。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |