年度 |
2024年度 |
開講部局 |
経済学部経済学科昼間コース |
講義コード |
G6006233 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
経済史総論1 |
授業科目名 (フリガナ) |
ケイザイシソウロン1 |
英文授業科目名 |
Introduction to Economic History 1 |
担当教員名 |
森 良次 |
担当教員名 (フリガナ) |
モリ リョウジ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水1-4:経B257 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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オンライン授業を実施する予定はありません。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
1年次生以上 |
授業のキーワード |
欧米経済史、ヨーロッパ統合、マーシャル・プラン、ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体、単一市場と通貨統合、イギリスのEU脱退 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 現代経済を歴史的連続(不変)と断絶(変化)の両面から理解する視点を提供すること。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 現代経済プログラム (知識・理解) ・経済問題の歴史的分析に関する基礎知識 |
授業の目標・概要等 |
経済学部で歴史(経済史)を学ぶメリットの一つに、政治と経済の相互規定的な関係に着目し経済の歴史を捉えるという点があげられます。経済過程を政治や社会から切り離して市場の自律的な運動法則を学ぶだけでは得られない視点を、経済史は提供してくれます。 現在、グローバリゼーションは試練にさらされています。自由貿易や国際労働移動(移民)の制限を求める民衆世論が欧米などの先進国で高まり、国内政治のみならず国際政治にも大きな影響をおよぼしています。またロシアによるウクライナ侵略や米中対立は、グローバリゼーションにひそむ政治リスクとグローバリゼーションが後戻りできない歴史不可逆的な事象ではないことを、私たちに再認識させてくれました。 第二次大戦後、世界は2度の大戦への反省からその原因をつくったとされるナショナリズムや保護主義(排他的なブロック経済など)を否定し、自由・無差別・多角を原則とする世界的な自由貿易体制を(西側陣営では)構築してきました。その一環として、ヨーロッパでは現在のEUに結実する「ヨーロッパ統合」が始動し、超国家組織のもと人・モノ・金が国境を自由に往来する単一市場が形成されました。 本講義では、①なぜどのようにしてヨーロッパ統合は始まったのか、➁統合を支えた普遍的理念と各国の政治的経済的思惑とはどのようなものであったか、③ナショナリズムの克服を目指したはずのEUで、なぜいまイギリスのEU脱退が象徴するようなEUからの主権奪還と移民制限を求める世論が沸騰しているのか、といった問題について考えます。 |
授業計画 |
第1回 ヨーロッパ統合の理念ー仏独の歴史的和解 第2回 ヨーロッパ統合の歩みーヨーロッパ石炭鉄鋼共同体発足からヨーロッパ共同体成立まで 第3回 経済大国アメリカの出現とパクス・アメリカーナの始動
第4回 第二次大戦後アメリカの世界経済構想とマーシャル・プラン 第5回 マーシャル・プランとヨーロパ統合 第6回 フランスの対ドイツ政策とヨーロッパ統合
第7回 西ドイツ建国とヨーロッパ統合 第8回 自由貿易圏の形成と福祉国家建設 第9回 ヨーロッパ統合の急展開-単一市場と通貨統合 第10回 戦後イギリスの対外政策、新自由主義、EU脱退(1) 第11回 戦後イギリスの対外政策、新自由主義、EU脱退(2) 第12回 原爆と原発-ヨーロッパ原子力共同体はなぜ失速したか
第13回 パックス・アメリカーナの経済的基盤(1) 第14回 パックス・アメリカーナの経済的基盤(2) 第15回 ヨーロッパ統合と戦後高成長
中間・期末試験を実施予定。 |
教科書・参考書等 |
河﨑信樹・奥和義編『一般経済史』ミネルヴァ書房、2018年。 河﨑信樹・村上衛・山本千映『グローバル経済の歴史』有斐閣、2020年。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
漫然と講義に参加するのではなく、毎回の講義で示される「問い」と議論の基本的な筋道をとらえ、授業内容を理解することを基本としてください。 第1回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第2回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第3回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第4回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第5回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第6回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第7回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第8回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第9回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第10回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第11回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第12回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第13回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第14回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 第15回 テキストを読むと、内容理解が格段に深まります。 |
履修上の注意 受講条件等 |
高校時代の「世界史」の知識は、本講義を理解するうえでの重要な前提ではありません。安心してください。 |
成績評価の基準等 |
毎授業後提出するコメントシート(30点)、中間試験(20点)、期末試験(50点)により成績評価を行います。ヨーロッパ統合の歴史およびEUの現状の課題を理解しているかどうか、またその基礎となる歴史・専門用語を理解しているかどうかを問います。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
授業にはPCを持参するか、moodle上の授業レジュメ・資料を印刷したうえで参加してください。 人生で一度きりの大学生活です。何事も楽しんで取り組んでください。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |