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年度 2024年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F2011222 科目区分 専門教育科目
授業科目名 法哲学
授業科目名
(フリガナ)
ホウテツガク
英文授業科目名 Legal Philosophy
担当教員名 本多 康作
担当教員名
(フリガナ)
ホンダ コウサク
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月5-8:東千田M304講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心
質疑応答を交える
詳細は初回の授業で説明する 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 法哲学、法思想 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
ビジネス法務プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

公共政策プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

法曹養成プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解

法政総合プログラム
(知識・理解)
・現代の国内,国際社会の成立基盤についての歴史的,思想的淵源に関する基本的知識・理解 
授業の目標・概要等 【目標】
1)西洋近代の法思想と社会思想の探究を通じて、現代日本の法および法学の基礎をなす諸観念と理論的背景について理解を深める
2)法や正義をめぐる多様な思想それぞれの基本的な理論構造と展開を追うことで、抽象度の高い理論ないし概念を的確に把握する能力を身につける
3)個々の思想が生まれた時代的背景に意識を向けるとともに、先行する思想との連続性や断絶にも思索を巡らせ、思想の流れと相互連関を理解する
4)法と国家と正義に関する根源的な考察に基づき、現在の日本法を相対化し、別様の法および秩序の在り方を構想する思考基盤を獲得する
【概要】
法哲学は、法概念論、法律学方法論、正義論の3分野に大別される。これらの分野は相互に関連ないし浸透しつつ、過去および現在の法思想の中に姿を現す。実定法学と異なり、法哲学は条文や判例を主張の根拠にしない。その意味で法哲学には「学説=思想」しかない。すなわち、哲学、政治学、経済学等々の考察と法が交差した多様な法思想が、法哲学の本体をなす。
講義は、受講生が教科書に基づき予習していることを前提に進める。法、法的思考、正義、国家、秩序など法学の根幹にある諸概念について、近代以降の主要な法思想に立ち戻り、思想的流れを踏まえつつ、多角的ないし根源的に検討する。 
授業計画 第1回 哲学、法哲学、そして法思想
第2回 近代法思想の始まりと社会契約論
第3回 社会契約論と啓蒙の法思想
第4回 啓蒙の法思想とドイツ観念論
第5回 功利主義と分析法理学
第6回 アメリカ法思想の始まり
第7回 19世紀ドイツ法学――歴史法学からパンデクテン法学へ
第8回 パンデクテン法学の克服とリアリズム法学
第9回 ワイマール期の法思想――ケルゼン
第10回 日常言語学派――J.L.オースティン
第11回 第二次大戦後の法理論――ハート
第12回 現代法理論の展開――ドゥオーキン
第13回 ロールズ正義論
第14回 リバタリアニズムと共同体主義
第15回 まとめ――これまでの議論を整理する視座

期末試験 
教科書・参考書等 教科書:中山竜一・浅野有紀・松島裕一・近藤圭介『法思想史』(有斐閣,2019年)
参考書:戒能通弘・神原和宏・鈴木康文『法思想史を読み解く』(法律文化社、2020年)、その他必要に応じて授業中に指示する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
教科書を読み文章から議論の構造を把握し、思考を深めること  
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 期末試験:100% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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