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年度 2024年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F1104100 科目区分 専門教育科目
授業科目名 東洋法制史特講
授業科目名
(フリガナ)
トウヨウホウセイシトッコウ
英文授業科目名 Special Lecture on Asian Legal History
担当教員名 SUN LU
担当教員名
(フリガナ)
ソン ロ
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火5-8:東千田M201/202講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心(対面とオンラインを併用する) 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 2年次生以上
授業のキーワード 東洋法制史、唐律、養老律令、比較法的研究、親族関係 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 本講義では、中国古代における「律」と「令」を中心とする独自の法体系を紹介します。とりわけ唐の法制度と法文化を紹介し、日本古代の律令制度の形成にもたらした影響を比較法的に検討します。法制史学は「史学」の一部でありながら、「法学」の一部でもあります。法制史の講義は通常、法学部における法学の体系の中に位置づけられています。それは法制史学が基礎法学の一環として重要な役割と意義を持っているからと言っても過言ではありません。「先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。」異なる時代や社会の法制度と法思想を学ぶことは、現代法の理解および現代社会の理解にも繋がります。現代社会が抱える様々な難問に対して、歴史を遡れば答えが見えてくるかもしれません。本講義を通じて、何千年にも及ぶ法学の伝統を受け止めつつ、法学の知識的構造と価値観が築かれること、および多面的・多角的な思考力の育成を目指します。 
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 中国古代における法典編纂
第3回 中国における刑罰体系の変遷(1)
第4回 中国における刑罰体系の変遷(2)
第5回 唐律における通則的規定
第6回 唐律における犯罪の成立
第7回 ビデオの視聴と内容分析I(唐の法律制度について)
第8回 中国古刑法の基本原則の展開
第9回 古代東アジアの「同害刑」(タリオ)
第10回 日本古代における律令法の継受
第11回 古代日本律令国家の刑罰体系(唐律と比較)
第12回 親族関係と家
第13回 中国の「家」と日本の「家」
第14回 ビデオの視聴と内容分析Ⅱ(武則天の治世下での法改革)
第15回 まとめ

期末試験(80%)+提出課題(20%) 
教科書・参考書等 教科書:指定しない。PPT資料で解説します。
参考書:
仁井田陞『補訂 中国法制史研究 刑法』(東京大学出版会、1991年)
寺田浩明『中国法制史』(東京大学出版会、2018年)
辻正博『唐宋時代刑罰制度の研究』(京都大学学術出版会、2010年)
滋賀秀三『中国家族法の原理』(創文社、1967年)
出口雄一、神野潔 、十川陽一、 山本英貴『概説 日本法制史』[第2版](弘文堂、2023) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習:毎週Moodleにアップロードされる資料を必ず事前に読んでおき、予習を通じて疑問点を見つけること。
復習:授業の内容を振り返りながら、キーポイントを再確認し、理解を促進すること。 
履修上の注意
受講条件等
特に履修上の注意や受講条件はありません。 
成績評価の基準等 期末試験(80%)、提出課題(毎回10%・2回実施予定)によって判断する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 受講生の関心に応じて、中国の法制史学者をゲストに招いて、講義してもらうこともあります。
 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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