年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC524606 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
障害者・障害児心理学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ショウガイシャ・ショウガイジシンリガク |
英文授業科目名 |
Psychology for Adults & Children with Disabilities |
担当教員名 |
服巻 豊,田村 典久,藤川 卓也 |
担当教員名 (フリガナ) |
ハラマキ ユタカ,タムラ ノリヒサ,フジカワ タクヤ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 金1-4:教K104 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、ディスカッション、学生の発表、体験学習、非対面と対面 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
3年生 |
授業のキーワード |
身体障碍,知的障害,発達障害,精神障害,心理社会的課題,アセスメント,連携,心理支援 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラム (知識・理解) ・心の仕組みや働きに関する発展的知識を身につける |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標 1. 身体障害,知的障害,発達障害及び精神障害について概説できる。 2. 障害者(児)の心理社会的課題及び必要な支援について説明できる。 3. 教育,医療,福祉,地域との連携の必要性について説明できる。 4. 実際の障害児・者への心理援助技法について説明・実施できる。 5. 教育,医療,福祉,地域社会の専門家との共同する専門知識を有する
授業の概要 本授業では,身体障害,知的障害,発達障害及び精神障害のそれぞれの障害特徴・特性を概説し,その心理社会的課題と生活状況を浮き彫りにする。また, 障害者(児)とその家族の心理社会的課題及び必要な支援にも触れ,具体的な心理支援の実際を体験的に学習する。さらに,障害児(者)は,医療,教育,福祉などの多様な領域との複合的支援や制度を活用して地域社会での自立を目指しているため,地域活動などの見学等も取り入れ,多様な領域との連携・協働としてコミュニティ・アプローチについても学習する。 |
授業計画 |
第1回 "授業オリエンテーション 障害児・者にかかわる関連法規と公認心理師の職務との関連" - 第2回 関連法規・合理的配慮事例集作成:グループワーク - 第3回 "自閉症スペクトラム障害の発見と歴史 (レオ・カナー&ハンス・アスペルガー) (動画視聴:自閉症協会)" - 第4回 "成人の自閉症スペクトラム障害について(藤川) 障害児・障害者の理解のために(異文化コミュニケーション)" - 第5回 精神障害の理解とその支援 - 第6回 関連法規・合理的配慮事例集 発表 - 第7回 これまでの経験の共有~事例紹介 - 第8回 ソーシャルストーリーズTMについて(その1:基準の解説と理解) - 第9回 ソーシャルストーリーズTM 事例集作成(その1) - 第10回 ソーシャルストーリーズTM 事例集作成(その2) - 第11回 "「視覚障害者特有の睡眠障害の実態と心身健康との関連」 概要:晴眼者と比べて、視覚障害者では睡眠障害が起こりやすい。とりわけ、光覚の無い者では、非24時間型睡眠・覚醒リズム障害が起こりやすい。 この背景には、網膜神経節細胞の有無、損傷具合が関与しており、視交叉上核への光透過性が遮断されることに起因する。 - 第12回(つづき) このような概日リズム睡眠・覚醒障害をもちながら生活を続けているため、糖尿病や高血圧、うつ病などの身体的・精神的健康が悪化されやすい。 本講義では、そのような視覚障害者に特有の睡眠障害とそれに伴う身体的・精神的健康との関連について概説する。"
第13回 ソーシャルストーリーズTM 架空事例 発表1 - 第14回 ソーシャルストーリーズTM 架空事例 発表2 - 第15回 まとめ
各グループ発表によるグループへの評価ならびに採取レポートによる総合評価を行う |
教科書・参考書等 |
適宜,資料を配布する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
パワーポイント資料やDVD映像資料をプロジェクターにて映写する |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
WEB上での情報も活用し,多様な情報から地域住民にわかりやすい障害理解のまとめができるように予習あるいは復習をすることをすすめます。 |
履修上の注意 受講条件等 |
公認心理師必須科目 本授業は,公認心理師を目指す学生向けの障害者・障害児心理学に位置づけております。特別支援教育や学校教育にも関連付けますが,医療,福祉との連携も視野に入れた講義内容になっています。また,体験学習・学外見学学習も予定しているので,グループ活動や受講生同士の連絡ができることが望ましいです。 受講にあたっては,「公認心理師の職責」,「臨床心理学概論」「教育・学校心理学」「発達心理学」「精神疾患とその治療」「福祉心理学」を受講していることが望ましい。 ※障害児・者の心理支援技法である臨床動作法について実際に体験学習をします。受講生同士でからだに触れながら実際の支援体験をする機会を作りますので,ジャージ等の運動ができる服装を指定することがあります(事前に予告,通知します)。 |
成績評価の基準等 |
評価の観点 1. 身体障害、知的障害及び精神障害について概説できる。 2. 障害者(児)の心理社会的課題及び必要な支援について説明できる。 3. 教育,医療,福祉,地域との連携の必要性について説明できる。 4. 実際の障害児・者への心理援助技法について説明・実施できる。 5. 教育,医療,福祉,地域社会の専門家との共同する専門知識を有する 以上の到達目標に関連する最終試験(60%)を行い,授業中のグループ討論(40%)とあわせた総合評価を行う。具体的な評価方法ならびに評価結果は,受講生に開示する。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
障害児臨床にて実務経験を有する教員が実際の支援について講義する。 |
メッセージ |
身体障害,知的障害,発達障害及び精神障害についての情報はネット上でもマスコミにも取り上げられることが多くなっています。地域住民,専門家,当該本人・家族などの多様な観点から障害の捉え方,理解の仕方の違いを理解するようにつとめておくと,本授業の内容が他職種連携,地域支援に活用できる知識となるでしょう。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |