年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC520604 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
心理社会調査法 |
授業科目名 (フリガナ) |
シンリシャカイチョウサホウ |
英文授業科目名 |
Research Methods in Social Surveying |
担当教員名 |
中島 健一郎,李 受ミン,戸谷 彰宏 |
担当教員名 (フリガナ) |
ナカシマ ケンイチロウ,イ スミン,トヤ アキヒロ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 金5-8:教K208 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義・演習、対面形式と非対面形式の併用
毎回、13時からの講義室での対⾯形式での受講を基本とします。ただし、体調不良等で講義室での受講ができない、避けたい場合はTeamsにアップロードした授業資料を⽤いて、オンデマンド形式で受講してください。
出⽋記録はとりませんので、授業担当者に対する⽋席連絡は不要です。もしオンライン同時双方向型(Teamsによる)を行うなど、授業方法や内容に変更がある場合は、もみじ掲示板もしくはTeamsで事前に連絡します。
履修上の注意・受講条件等でも述べていますが、この授業は積み上げ型であり、分からないことをそのままにしたり、課題提出を怠ったままにすると、単位取得が難しくなります。この点を留意してください。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
心理学系コース生選択必修 |
授業のキーワード |
心理学研究法,質問紙調査,心理統計学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラムの中の専門基礎科目として、調査法に関する基本的な知識と技能を習得させる目的で開設する。調査法は,実験法・観察法・面接法・心理検査法と並ぶ主要な心理学的研究法の一つである。この授業では、質問紙調査の企画・実施・結果の分析などにかかわる知識や技能を学ぶことによって、調査研究を遂行できる基礎的な能力が修得できる。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 心理学プログラム (能力・技能) ・研究を実施するために必要な基本的能力・技能を身につける |
授業の目標・概要等 |
質問紙調査の必要性と目的を十分に理解した上で、調査の企画・実施・結果分析の各過程における方法論や注意点について学習し、調査研究を遂行できる基礎的能力を養う。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション -「心理社会調査法」講義の前に 第2回 質問紙法 第3回 測定の妥当性と信頼性 第4回 データ分析(記述統計・信頼性分析・相関分析) 第5回 質問紙の作成とデータ収集・入力 第6回 データ分析(確認的因子分析・探索的因子分析) 第7回 尺度構成 第8回 データ分析(分散分析) 第9回 これまでの授業内容の振り返り 第10回 期末試験のための問いの提示 第11回 データ分析(重回帰分析の主効果モデル) 第12回 データ分析(重回帰分析の交互作用モデル) 第13回 データ分析(構造方程式モデリング) 第14回 期末試験①(尺度や測定,質問紙法の知識に関するもの) 第15回 期末試験②(データ分析スキルに関するもの)
期末試験として、尺度や測定、質問紙法に関する知識を問うものと、データ分析スキルを問うもの、2種類を課します。 |
教科書・参考書等 |
参考書:心理学研究法(高野陽太郎・岡隆編著) 有斐閣アルマ その他の参考書は、授業用テキストで紹介しています。必要性や興味・関心に応じて、適宜参照してください。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト文書と視覚的参考資料(ppt) *すべて日本語文献 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 「心理社会調査法」の講義における概要・諸注意を理解すること 第2回 質問紙法について理解すること 第3回 測定の妥当性と信頼性について理解すること 第4回 信頼性分析や相関分析を行い、その方法や結果の記載方法を理解すること 第5回 質問紙の作成とデータ収集・入力について理解すること 第6回 確認的因子分析と探索的因子分析を行い、その方法と結果の記載方法を理解すること 第7回 尺度構成について理解すること 第8回 分散分析を行い、その方法や結果の記載方法を理解すること 第9回 これまでの授業内容を全体的に振り返ること 第10回 提示された問いについての答えを準備すること 第11回 重回帰分析を行い、その方法や結果の記載方法を理解すること 第12回 重回帰分析を行い、その方法や結果の記載方法を理解すること 第13回 構造方程式モデリングを行い、その方法や結果の記載方法を理解すること 第14回 尺度や測定、質問紙法に関する講義内容について復習を行うこと 第15回 データ分析スキルに関する演習内容について復習を行うこと |
履修上の注意 受講条件等 |
(1)この授業は「初級レベル」の学修段階に対応しています。受講者が「入門レベル」の心理学に関する知識・技能を有していることを前提に授業を行います。不安な学生は参考書を読む、関連する講義を授業する等、必要十分な事前準備を行ってください。
(2)この授業には以下のような特徴があります。その他の特徴については、第1回授業で説明しますので受講希望者は必ず参加してください。 ・積み上げ型の授業で、分からないところをそのままにしておくと、その後の内容についてくるのがより大変になる。 ・授業ごとに課題が出題され、それを行うのに2時間程度は要する。
(3)(2)に関連しますが、この授業の到達目標は単に授業に参加するだけでは達成することが難しいです。授業外の時間に課題を着実にこなす、分からないところを相談する、といった頑張りが必要になります。授業担当者は学生が相談に来ることを”分からないところを分かろうとしている姿勢”としてとらえていますので、あまり考えすぎることなく気軽に相談してください。
(4)授業で用いる統計ソフト(HAD)の仕様上、PCのOSはwindowsを、そしてExcelは2013以降のものがインストールされていることをすすめます。ソフトのダウンロードや使用法については第3ターム中にもみじの掲示板,もしくはTeamsで連絡します。第4タームの授業開始前までに必ず対応をお願いします。
教科に関する科目:公民(社会学,経済学(国際経済を含む)) |
成績評価の基準等 |
期末試験①(50%)・期末試験②(50%)によって評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
(1)卒業論文等で調査研究を行おうと考えている人に役立つような実践的な講義内容を心がけています。加えて、心理学系コースの学生にとってこの授業は「心理学実験(3年次前期:卒業必修)」の準備にあたります。該当する学生はぜひ受講をしてください
(2)ただし、そのためには心理学研究法と心理統計法に関する知識が不可欠です。不安な学生は参考書を精読する等、予習と復習を怠らないようにしてください。心理学系コースの学生の場合、「心理統計法」を受講した後にこの授業を受講するケースが多いと思います。心理統計法の授業内容はぜひ復習をしてください。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |