年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC440501 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
彫刻表現実習基礎 |
授業科目名 (フリガナ) |
チョウコクヒョウゲンジッシュウキソ |
英文授業科目名 |
Fundamentals in Carvings and Sculptures (Practice) |
担当教員名 |
一鍬田 徹 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヒトクワダ トオル |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 火9-10,金9-10:教E110 |
授業の方法 |
実習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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実技中心(課題レポート含む)なので原則、対面授業としていますが、コロナの感染状況によってはTeamsで行う(または併用する)場合もあります。 |
単位 |
1.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
08
:
教科教育学 |
対象学生 |
造形芸術系コースの学生 |
授業のキーワード |
彫刻、粘土、触覚、石膏 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 造形芸術系プログラム基礎科目として位置づけられる本授業を受講することで,立体表現の初歩的な技術の習得及び理解を得,その後の学習の基盤となる力を身につけることが期待できる。「知識・理解」「実践的能力・技能」に関する学習の成果が期待できる。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 造形芸術教育プログラム (知識・理解) ・造形芸術教育の内容(絵画、彫刻、デザイン、工芸、造形芸術学)について、知識や理解をもとに説明することができる。 (能力・技能) ・造形芸術教育の内容(絵画、彫刻、デザイン、工芸、造形芸術学)に関する技能を習得し、その特質に応じた表現ができる。 |
授業の目標・概要等 |
造形芸術系プログラムの彫刻分野における基盤となるこの授業では,立体表現の初歩的な技術を習得する中で,創造力,想像力,観察力の基礎を身につける。粘土クロッキーや彫塑用粘土による人物などの制作を通して,粘土の基本的な扱い方,初歩的な技術,造形感覚を身につける。彫刻の特性である「触覚」に関する体験学習を行う。 |
授業計画 |
第1回「ガイダンス」:彫刻の「基礎的概念」「制作と技法の実際」及び「素材」に対する説明内容を理解し,本授業の目的・目標及び課題等について認識する。 第2回「粘土に触れる,粘土を練る」:素材としての彫塑用粘土の特質を知り,「練り」の作業を通して,素材に対する理解を深める。 第3回「触覚の芸術1」:「触覚」を特に意識した素材体験を通して,彫刻の触覚芸術としての側面を理解する。 第4回「触覚の芸術2」:視聴覚教材をもとに,触覚について考察する。 第5回「触覚の芸術3」:〈課題レポート〉立体表現における触覚の意義と可能性 第6回「制作1」レリーフ:与えられたテーマで,彫塑用粘土を用いた制作活動を行う。その中で彫刻における表現技法と表現内容について考察し,創造力,想像力,観察力の基礎を身につける。 第7回「制作2」レリーフ(粗付け①) 第8回「制作3」レリーフ(粗付け②) 第9回「制作4」(面を意識した土付け) 第10回「制作5」(細部) 第11回「制作6」(仕上げ) 第12回「石膏技法1」:完成した粘土の原型作品を石膏型取りする(雌型)。
第13回「石膏技法2」:完成した粘土の原型作品を石膏型取りする(雄型)。 第14回「石膏技法3」:完成した粘土の原型作品を石膏型取りする(割り出し)。課題作品として提出をする 第15回「まとめ」:提出された課題作品をもとに講評会を行い,本授業における成果と課題を理解する。
完成作品及び課題レポートの提出をもって、総合的に評価する。 |
教科書・参考書等 |
ビデオ・DVD・OHP・接写カメラ・スライド・パワーポイント等を使用することがある。 教科書:特に指定しない。(必要に応じて資料を配布する。) 参考書:佐藤忠良『触ることから始めよう』講談社 岩野勇三『彫塑 制作と技法の実際』日貿出版社 『彫刻に触れるとき』用美社 道 具:彫塑へら一式等(授業初回に指示する) 授業初回時に、A4-S(2つ穴、縦)ファイル1冊を持参のこと。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 講義内容を確認し、課題を再認する。参考書を読む。 第2回 必要に応じて「練り」の作業を行い,実体験として作業方法を確実に身につける。 第3、4、5回 参考書を読み,課題レポートを作成する中で,触覚芸術としての彫刻に対する理解を深める。 第12,13,14回 「石膏取り」の作業を行い,実体験として作業方法を確実に身につける。 第7,8,9,10,11回 課題の内容をよく理解し,技術の習得を図るとともに自己の表現を追及する。 第15回 講評会において自己の課題を確認する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・造形芸術系コースの必修科目なので、コースの学生は必ず受講のこと。 ・教室,設備等の条件により,定員制とする場合があるので,造形芸術教育プログラム以外の受講希望者は,必ず事前に担当教員に相談のこと。 ・実技の授業のため教材(道具・材料)費を2,000円程度,徴収する予定がある。 |
成績評価の基準等 |
完成作品及び課題レポートの提出をもって,総合的に評価する。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
彫刻家として表現活動を続けている。その知識や経験を生かして,実習を中心として実践的な内容の授業を行う。 |
メッセージ |
・作業服(つなぎ、古着など)で、授業に参加すること。 ・これまでの素材体験,表現経験の有無による差異が予想されるので,不明な点、疑問点などは積極的に質問すること。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |