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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC424003 科目区分 専門教育科目
授業科目名 衣生活概論
授業科目名
(フリガナ)
イセイカツガイロン
英文授業科目名 Introduction to Clothing Life
担当教員名 村上 かおり
担当教員名
(フリガナ)
ムラカミ カオリ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 金5-8:教B606
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義,実習
 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 08 : 教科教育学
対象学生 人間生活系コース学生
授業のキーワード 衣服 被服 人体 体型 造形性 着心地 着装 ミシン 手縫い 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
人間生活教育プログラムの人間生活系内容領域において,衣生活分野の最も基本的な知識と技術を習得する科目として位置づけられる。衣生活デザイン論や衣生活科学演習,衣生活実践演習では,この科目で得た知識と技術をもとに実践するため,履修しておく必要がある。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
人間生活教育プログラム
(知識・理解)
・人間生活系内容領域の理論と方法に関する基本的な知識
(能力・技能)
・人間生活系教育および人間生活に係わる生涯活動教育に関連する多様な生活技能 
授業の目標・概要等 中等教育における家庭科衣生活領域の指導内容について,実践活動も含めながら理解を深める。 
授業計画 1.家庭科において衣生活について学ぶ意義,衣生活の現代的な課題を考える。パフォーマンス課題「子供用甚平とパンツを用いて,豊かな衣生活のあり方を子供をもつ親に説明しよう」を提示する。
2.被服の機能について理解を深め,自己の衣生活を振り返り,自己の衣生活に関する課題を整理する。
3.健康な衣生活とは何か,アパレル素材学,アパレル設計学,アパレル管理科学の視点から考える。
4.ライフサイクルと衣生活について,アパレル素材学,アパレル設計学,アパレル管理科学の視点から考える。
5.衣生活における文化について考える。アパレル設計学の内容として被服の構成(平面構成と立体構成)の視点から考え,日本の衣文化に対する理解を深める。
6.衣生活を支える技術について理解し,技能を習得,それらを学ぶ意義について考える。
7.子供用の甚平製作を行う。布の裁断工程から平面構成について考える。
8.甚平製作の縫製工程を通じて,平面構成について考える。
9.甚平製作の縫製工程を通じて,平面構成と立体構成の違いの理解を深める。
10.甚平製作の縫製工程を通じて,衣服と人体との関係について考える。
11.子供用のパンツ(甚平の下衣)製作を行う。布の裁断工程から,立体構成について考える。
12.子供用のパンツ(甚平の下衣)製作の縫製工程を通じて,立体構成について理解を深める。
13.子供用の上衣と下衣の製作工程を振り返り,健康な衣生活,ライフステージと衣生活について考える。
14.パフォーマンス課題の作成準備を行う。
15.豊かな衣生活とは何かを考える。パフォーマンス課題「子供用甚平とパンツを用いて,豊かな衣生活のあり方を子供をもつ親に説明する企画を構想,発表する。」を提示し,発表を行う。他の人の発表を聞いて,衣生活に関する課題解決のための探究力,創造力を習得する。




パフォーマンス課題発表を行います 
教科書・参考書等 【授業内容を理解するために読むべきテキスト等】
「衣服製作の科学」松山容子編著 建帛社 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 (予習)これまでの家庭科の授業を振り返る。  
     (復習)家庭科において衣生活について学ぶ意義,衣生活の現代的な課題を理解する。
第2回 (予習)なぜ被服を着るのかを考え,自らの衣生活について振り返る。
     (復習)衣服と被服の違いと被服の機能について理解する。
第3回 (予習)健康な衣生活とは何か考えておく。     
    (復習)健康な衣生活に関わる要素について理解する。
第4回 (予習)ライフスタイルと衣生活について考えておく。
     (復習)ライフスタイルと衣生活に関わる要素について理解する。
第5回 (予習)衣生活における文化,洋服と和服の違いについて考えておく。
     (復習)衣生活における文化に関わる要素について理解する。
第6回 (予習)ミシンや裁縫用具の使い方について調べておく。
     (復習)ミシンや裁縫用具の使い方について理解する。
第7回 (予習)衣服のデザインと型紙,人体の適合性について考えておく。  
     (復習)甚平の裁断から平面構成を理解する。
第8回 (予習)和服と平面構成について考えておく。
    (復習)甚平の縫製工程から平面構成を理解する。
第9回 (予習)甚平の構造から平面構成と立体構成との違いを考えておく。
          (復習)平面構成と立体構成の違いを理解する。
第10回 (予習)甚平の形状から人体の形との関係について考えておく。
          (復習)衣服と人体との関係について理解する。
第11回 (予習)子供用パンツから立体構成について考えておく。
          (復習)子供用パンツの裁断工程から立体構成について理解する。
第12回 (予習)子供用パンツの縫製工程に関わる知識,技能について考えておく。
     (復習)子供用パンツの縫製工程から立体構成について理解する。
第13回 (予習)子供用甚平とパンツの製作工程を振り返る。
     (復習)子供用甚平とパンツ製作構成から,健康な衣生活,ライフステージと衣生活について理解する。
第14回 (予習)豊かな衣生活について考えておく。
     (復習)豊かな衣生活に必要な要素について理解を深め,衣生活に関する課題解決のための探究力,創造力を習得する。
第15回 (予習)これまで学習してきたことを整理しておく。
     (復習)これまで学習してきたことについて理解を深め,衣生活の課題解決に必要な知識と技能の定着をはかり,課題解決探究力につなげる。

 
履修上の注意
受講条件等
教科専門科目:家庭(被服学)
この科目は家庭科教員免許に必要な知識と技能の習得を中心に,教員に必要な思考力も判断力,表現力も学びます。家庭科教員免許取得希望者が原則ですので,取得を希望しない他コースの方は事前に必ず相談してください。なお実習に使用する裁縫道具が必要です。 
成績評価の基準等 授業中の取り組み,課題レポート,課題作品,パフォーマンス課題発表に対する取り組みの結果を総合的に評価する。 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
高等学校で家庭科(家庭基礎)の授業を担当した経験がある。
その経験を生かし,教員として必要な資質・能力を育成するための知識と技術を実践的に指導している。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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