年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC414807 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
トレーニングと評価 |
授業科目名 (フリガナ) |
トレーニングトヒョウカ |
英文授業科目名 |
Trainning and Evaluation (lec. & sem.) |
担当教員名 |
黒坂 志穂,柳岡 拓磨,上田 毅 |
担当教員名 (フリガナ) |
クロサカ シホ,ヤナオカ タクマ,ウエダ タケシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
4年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 木1-4:西体育館,教K114 |
授業の方法 |
講義・演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、ディスカッション、演習中心、板書多用、学生の発表 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
05
:
スポーツ科学 |
対象学生 |
コース生選択 |
授業のキーワード |
トレーニング、体力、エネルギー論、スポーツ、運動能力 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 本授業は主専攻プログラムにおける科目の中で、教科専門科目(保健体育、「体育原理、体育心理学、体育経営管理学、体育社会学」及び運動学)や日体協公認スポーツ指導者資格取得のための科目、健康運動実践指導者資格取得のための科目の一つとして位置づけられている。 スポーツトレーニングに関する知識・理解を広げ、スポーツを科学的に実践する態度を育成することを目指す。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
本授業では、生涯教育における保健体育科に関連し、スポーツトレーニングの内容を解説する。スポーツ能力の基礎となる体力を強化発達させる過程をトレーニングと呼ぶ。体力をエネルギー論の立場から理解し、トレーニングを科学的に進める上で必要な理論を学習し、その測定と評価の方法を学ぶ。 |
授業計画 |
1回 講義概要の解説 講義の概要を説明する。本授業は、自らの値を図って、相対的に評価することを全授業において実施する旨の説明を行う。 第2回 体力要素の理解 筋肉・骨・脂肪についての最新知見を紹介し、体力要素や運動と健康の関係性について理解を深める。健康増進のための運動効果と運動不足が健康に与える影響を理解させ、自らの数値を図って相対的な評価を行う。 第3回 健康指標とトレーニングの原則 運動指針の具体例について学習し、トレーニングの原則と効果について各原則について説明し、特にオーバーロードの原則にのっとったプログラムについて理解を深める。また、簡易的なトレーニング実施時の数値を図って相対的な評価を行う 第4回 健康指標と運動処方 健康づくりのためのプログラム作成のポイントを説明し、運動強度、時間、頻度の観点を理解させ、体力評価の観点について学ぶ。また、ウォーミングアップとクーリングダウンの生理的、心理的役割を説明し、運動プログラムへの取り入れ方を理解させる。尚、運動処方中の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 第5回 骨密度増加及びエアロビック運動の理論 骨粗鬆症及びメタボリックシンドローム改善のためのトレーニング理論と方法、計画の立て方について説明する。また、エアロビック運動とはどんなものかをエネルギー供給機構との関連を含めて説明し、有酸素作業能力を高めるための強度、頻度、継続時間について理解させる。尚、骨密度増加のためのトレーニング中の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 第6回 骨密度増加及びエアロビック運動の実践 骨粗鬆症及びメタボリックシンドローム改善のためのトレーニングの進め方、種類を実践を通して説明する。機器を用いた方法についても触れる。また、このような運動処方によって向上する有酸素作業能力や筋力、バランス能力、柔軟性が日常生活にどのような影響を及ぼすのかについても触れる。尚、エアロビック運動実施時の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 第7回 筋力トレーニングの理論と実践 筋力、筋持久力及び筋パワーを向上させるためのレジスタンストレーニングの理論と方法、計画の立て方について説明する。レジスタンストレーニングの運動強度の捉え方についても触れ、至適運動強度の決定やコントロール方法についても説明する。尚、筋力トレーニング実施時の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 また、トレーニングの進め方・種類について実践とともに説明する。 運動処方の観点におけるスポーツプログラマーの役割についても説明する。尚、筋力トレーニング実施時の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 第8回 ウォームアップとクールダウン ウォームアップとクールダウンの理論と実践を通じて、その意義と効果を説明し、実際に測定をしながら実施する。 第9回 有酸素系トレーニングの理論と実践 有酸素トレーニングの理論と方法、計画の立て方について説明する。 心拍数の個人差、加齢、トレーニング、環境による変化を考慮した運動処方ができるよう、特に加齢による最高心拍数の変化を理解させ、ターゲット心拍数と考慮すべき点についても説明する。尚、有酸素トレーニング実施時の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 有酸素トレーニングの進め方・種類について実践とともに学習する。 運動強度と肺換気量、呼吸数の関係を理解させ、呼吸の状態の観察から運動強度の推定方法の学習を行う。また、体力テストとその活用方法についても説明を行う。尚、有酸素トレーニング実施時の自己の数値を図って相対的な評価を行う。 第10回 水中運動の理論 水の中での環境が、空気中とどのように異なるかなどを説明しながら、その中で運動する際に生じる環境要因及び体の変化について説明する。 第11回 測定結果の処理 データの入力および平均値、標準偏差の説明を行い、測定結果の処理と相対的な評価の手法を説明する。 第12回 測定結果の評価 これまで学習したトレーニングと体力評価について学習する。 相対的な評価を行うために、データ処理の方法や、平均値の差の検定を学ぶ。 第13回 測定結果の統計処理 相対的な評価を行うためのパラメトリック・ノンパラメトリックな測定結果の統計処理の方法を学ぶ。 第14回 関連性の分析 相対的評価のための測定結果の関連性について統計処理の方法を学ぶ。 第15回 まとめ |
教科書・参考書等 |
参考書: 黒川隆志、山崎昌廣、他「健康スポーツ科学」 技報堂出版、 宮下充正 「トレーニングの科学」 講談社 池上春夫「運動処方」朝倉書店 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 講義内容を確認し、課題を再認し、参考文献表にしたがい、参考文献の所在をPCで確認し、推薦図書を読む。 第2回-第14回 講義内容を確認し、課題を再認する。各回の講義内容の教科書における該当個所は、第1回目に配布するプリントに示しているので、それを参考にする。 第15回 期末試験結果を検討し、自己の学習課題を確認し、問題点を克服する。 |
履修上の注意 受講条件等 |
教科専門科目(保健体育、「体育原理、体育心理学、体育経営管理学、体育社会学」及び運動学) 日体協公認スポーツ指導者資格取得のための科目 健康運動実践指導者資格取得のための科目 |
成績評価の基準等 |
授業の成績は期末試験で評価するが、毎回の授業のディスカッションも評価に加える。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |