年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC333505 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
語用論 |
授業科目名 (フリガナ) |
ゴヨウロン |
英文授業科目名 |
Pragmatics |
担当教員名 |
永田 良太 |
担当教員名 (フリガナ) |
ナガタ リョウタ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 金5-8:教K114 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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【対面】講義中心,ディスカッション |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
06
:
言語学 |
対象学生 |
日本語教育系コース生選択必修 |
授業のキーワード |
発話行為,会話の含意,会話の協調原理,関連性理論,ポライトネス理論 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 日本語教育に必要なコミュニケーションの原理を理解するとともに,言語教育に携わる上での言語観を養うための基礎的科目として位置づけられる。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 日本語教育プログラム (能力・技能) ・日本語教育の理論と方法について,調査・実験・資料分析を通じて,理解を深める。 |
授業の目標・概要等 |
日本語母語話者が無意識に行っているコミュニケーションを「伝達」と「ポライトネス」という観点から見つめ直すことで,「効率性」と「配慮」にもとづくコミュニケーションの原理を理解する。同時に,それらに関わる諸問題を研究するための基礎的な知識を学ぶ。 |
授業計画 |
第1回 語用論とは?-研究対象と研究領域- 第2回 発話行為理論とその背景 第3回 発話行為理論から見た「依頼」「命令」「勧め」 第4回 会話の含意 第5回 会話の協調原理 第6回 関連性理論 第7回 語用論的枠組みにおける広告の分析 第8回 ポライトネス理論とその背景 第9回 ポライトネスストラテジー 第10回 ポライトネスと敬語・呼称 第11回 コミュニケーションとポライトネス 第12回 談話におけるポライトネス 第13回 言語行動とポライトネスストラテジー 第14回 日本語学習者のポライトネスストラテジー 第15回 まとめ |
教科書・参考書等 |
教科書は使用しない。随時,プリントを配布する。 【参考書】 『最新語用論入門12章』今井邦彦(編),大修館書店,2009年. 『ポライトネス入門』滝浦真人(著),研究社,2008年. |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,映像(PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
授業では日本語によるコミュニケーションを文脈の中で捉え直します。授業中で扱った観点から日常の発話を意識的に見つめ直してみてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
「社会言語学研究」を受講していることが望ましい。「社会言語学研究」で提示した「日本語の多様性」や「会話の仕組み」を本授業では「ポライトネス」の観点から捉え直します。 |
成績評価の基準等 |
授業への主体的な取り組み,レポートにより総合的に評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
ことばは文脈の中で産出され,理解されます。そこにはどのような原理が存在しているのでしょうか?「効率性」と「配慮」を求める我々のコミュニケーションの複雑さを楽しみつつ,文脈の中でことばを捉える視点を身につけてください。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |