年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC246410 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
卒業論文 |
授業科目名 (フリガナ) |
ソツギョウロンブン |
英文授業科目名 |
Graduation Thesis |
担当教員名 |
畑 浩人 |
担当教員名 (フリガナ) |
ハタ ヒロト |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
4年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 集中 |
授業の方法 |
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授業の方法 【詳細情報】 |
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演習中心、ディスカッション、学生の発表。 対面形式でも、必要な範囲でTeamsのテレビ会議・録画・ブログ・ファイル保存などの機能を活用する。 |
単位 |
6.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
01
:
法学 |
対象学生 |
公民科の法律学分野か政治学分野の内容を社会科学的に追究したい方 |
授業のキーワード |
法社会学、司法過程、犯罪社会学、生徒指導、少年非行、問題行動、地方自治、地方議会、教育委員会 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | これまでの授業で培った知識・理解・技能を総合し、発表可能な文章(さらに画像や音声資料を含めてもよい)にするという高等教育プログラムの集大成です。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 初等教育教員養成プログラム (総合的な力) ・個人あるいはグループにおいて,教育研究活動を企画・立案し,効果的に実践し,その意義を明確にすることができる(研究力) ・調査研究や教育実践研究の発表場面において,自らの発表内容を整理した上で,その成果と主張を明確に伝えるとともに,相互のコミュニケーションを確保して,建設的に批判し合うことができる(プレゼンテーション力,コミュニケーション力)
中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム (研究的実践) ・中等社会系教育に関する研究を計画し,推進し,教科教育の意義や目的・方法を説明できる ・社会系内容領域に関する研究を計画し,推進し,人文・社会現象の因果や意味を説明できる ・中等社会系教育に関する目標を構想し,実践を計画・実行し,その効果を評価できる |
授業の目標・概要等 |
法の動態に関して実証的な観点から仮説の検証を行いつつ、世界で1つとも言える貴重な成果をこの東広島で卒業論文にまとめる。 論文作成に当たっては、できれば、法教育の観点についても1節を設けて、学校教育や生涯教育における法現象の提示というテーマと関連づけてながら調査の成果を検討してもらい、教材開発の萌芽の1つにしたい。 |
授業計画 |
第1回 探究テーマの例:「シネマで法学」は可能か?実践編 第2回『ジャスティス』(ノーマン・ジェイソン監督、コロンビア映画、1979年) 第3回『12人の怒れる男』(シドニー・ルメット監督、ユナイテッド・アーチスツ、1957年) 第4回『12人の優しい日本人』(中原俊監督、ニュー・センチェリー・プロデューサーズ、1991年) 第5回『39刑法第三十九条』(森田芳光監督、光和インターナショナル、1999年) 第6回『真昼の暗黒』(今井正監督、現代ぷろだくしょん、1956年) 第7回『裸の十九才』(新藤兼人監督、近代映画協会、1970年) 第8回『それでもボクはやっていない』(周防正行監督、アルタミラピクチャーズ等、2007年) 第9回『ショーシャンクの空に』(フランク・ダラボン監督、キャッスル・ロック・エンターテインメント、1994年) 第10回『デッドマン・ウォーキング』(ティム・ロビンス監督、ワーキング・タイトル・フィルムズ他、1995年) 第11回『エリン・ブロコビッチ』(スティーブン・ソダーバーグ監督、ジャージー・フィルムズ、2000年) 第12回『スタンド・アップ』(ニキ・カーロ監督、ワーナー・ブラザーズ他、2005年) 第13回『クレイマー、クレイマー』(ロバート・ベントン監督、コロンビア映画、1979年) 第14回『評決のとき』(ジョエル・シュマッカー監督、リージェンシー・エンタープライズ、1996年)、『評決』(シドニー・ルメット監督、バート・ハリス他製作、1982年) 第15回『アミスタッド』(スティーヴン・スピルバーグ監督、ウォルター・F. パークスほか製作、1997年) などの映画を視て、描かれている時代背景や社会状況を踏まえた上で、どのように正義が表現され描写されているのか、多様な正義観を抽出し分析する。
提出後に講座恒例行事の卒業論文発表会で報告してもらいます。
必読文献の購読による論理構成と理論化の習得、仮説の発見・作成、資料検索・収集・読破、実態調査、論文執筆という流れで行う。 ★お早い目に、電子メールか、履修登録の上Bb9の電子掲示板に希望や質問などを書き込んで頂けると、早期に準備が始められますので助かります。 |
教科書・参考書等 |
野田 進・松井茂記編著『シネマで法学』(有斐閣 2000年) 野田 進・松井茂記編『新・シネマで法学』(有斐閣 2014年) その他、次のような書籍を講読しながら研究テーマを探ることができます。 佐藤幹夫・山本譲司共編著『少年犯罪厳罰化 私はこう考える』洋泉社新書 2007年 谷岡一郎『ギャンブルフィーヴァー:依存症と合法化論争』中公新書 1996年 桜井哲夫『ことばを失った若者たち』講談社現代新書 1985年(紀伊国屋書店サイトを参照http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/406145787X.html) 矢部 武『少年犯罪と闘うアメリカ』共同通信社 2000年 田中英夫編著『実定法学入門 第3版』東京大学出版会 1974年 木下是雄『理科系の作文技術』中公新書624, 1981年 木下是雄『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫 1994年 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト、TEAMS上に掲載する資料,映像(ビデオ) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
1単位45時間の学修ですから、6単位270時間(最低)の勉学を基盤にした成果をめざします。毎日3時間ずつ(1日の間に本格的に集中して思考活動できるといわれている時間)の論文執筆作業をやったとすると90日間はかかります。 |
履修上の注意 受講条件等 |
学問に対する真摯な態度を求めます。とにかく調査結果を積み重ねることです。 なお、教室内に飲食物の持ち込みはお断りします(第1種衛生管理者)。 |
成績評価の基準等 |
作成された論文の体裁と内容により評価する。 また、例年2月初旬にコース全体で開催される卒業論文報告会において成果を公の場で口頭発表しなければならない。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
社会調査が好きな方、または社会科研究部や地歴部出身で、とくに現代社会における人間関係や集団・組織のあり方に多大な関心を抱いている方を求む!来たれ若人よ!! 2004年度(2005.3)卒業生の第1期生1名は「住民投票」について書きました。 2007年度(2008.3)卒業生の第2期生1名は「広島県の少年非行統計」について調べてくれました。2009年度(2010.3)卒業生の第3期生1名は「鹿児島県の問題行動統計」を調べて学校の生徒指導の可能性を考察してくれました。 |
その他 |
関連サイトのURL1:日本法社会学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/hosha/、 2:日本犯罪社会学会 http://www2.kokugakuin.ac.jp/hansha/、 3:生徒指導研究センター(国立教育政策研究所) http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/index.htm |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |