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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC245208 科目区分 専門教育科目
授業科目名 現代倫理研究
授業科目名
(フリガナ)
ゲンダイリンリケンキュウ
英文授業科目名 Research on Modern Ethics
担当教員名 桐原 隆弘
担当教員名
(フリガナ)
キリハラ タカヒロ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火5-8:教L104
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 02 : 倫理学
対象学生
授業のキーワード 倫理、モラル、現代倫理 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
基礎科目を履修したうえで,教科内容発展科目の1つの領域として倫理学に関する基礎的基本的な知識・理解,能力・技能を習得できるために,倫理学に関する教材内容研究を提供する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム
(能力・技能)
・社会系内容領域の資料・データを収集・読解し,分析・批評できる
(総合的な力)
・調査・研究や教育実践,社会的活動等の成果をまとめ,プレゼンテーションできる 
授業の目標・概要等 2022年度から高校「公共」がスタートしました。旧「現代社会」と同様に法,政治,経済,国際社会等とならんで源流思想を初めとする倫理思想がひととおり扱われていますが,こうした知識の習得にくわえて主体的な課題探求型の学習が重視されているとも言われています。そこで本授業では,「公共」で扱われている内容のうち,倫理学(および「公共哲学」)に関連するものをピックアップしてそれぞれの内容についての理解を深めるとともに,ディスカッションを通じて主体的な課題探求にもつなげます。この授業は倫理学の専門的研究能力の習得と,倫理教育における教材研究・教材開発能力の育成をめざします。 
授業計画 第1回 ガイダンス(「公共性」とは何か)
第2回 思想の源流(ギリシアの徳倫理 儒学 仏教 キリスト教 イスラーム)
第3回 近代思想の成立(宗教改革と科学革命)
第4回 人間の尊厳と幸福(義務論・功利主義・自由至上主義・共同体主義)
第5回 日本思想史概観(仏教普及史 儒学と国学 西洋思想受容)
第6回 現代思想(官僚制批判の系譜を中心に)
第7回 資源・エネルギー問題と環境問題(持続可能な社会をめぐる思想)
第8回 生命倫理の諸問題(優生思想を中心に)
第9回 情報社会の諸問題(知的財産権を中心に)
第10回 民主社会の基本原理(社会契約論 法の支配)
第11回 公共性と対話的理性(アーレント、ハーバーマス、ロールズ、セン)
第12回 課題探求・ディスカッション ①(源流思想と近代思想の違いについて)
第13回 課題探求・ディスカッション ②(生命と環境の統一的理解に向けて)
第14回 課題探求・ディスカッション ③(生命と環境の統一的理解に向けて・続)
第15回 課題探求・ディスカッション ④(「文明の衝突」テーゼと平和論)

期末試験を実施する。授業後,レスポンスペーパーを執筆する。 
教科書・参考書等 教科書は使用しません。参考文献は,授業中に適宜指示します。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
授業に関連する内容は,テレビニュースや新聞等で頻繁に報道されています。授業で取り上げたことが状況変化することも多々あります。注目しておいてください。 
履修上の注意
受講条件等
この授業は,教育学部専門科目として履修できます。 
成績評価の基準等 レスポンスペーパー(40%),期末試験(60%)を総合して評価します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 倫理学研究および倫理教育に関心のある学生を歓迎します。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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