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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC237306 科目区分 専門教育科目
授業科目名 情報教育プランニング論
授業科目名
(フリガナ)
ジョウホウキョウイクプランニングロン
英文授業科目名 Planning for Information Technology Education
担当教員名 長松 正康
担当教員名
(フリガナ)
ナガマツ マサヤス
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 火1-4:教L208
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面形式で行い、(1)課題や教材配布にMoodleを、(2)教員や受講者の画面共有のためTeamsを、それぞれ利用します。
充電済の必携PCを持参してください。
 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 08 : 教科教育学
対象学生
授業のキーワード 情報活用の実践力、情報の科学的理解、問題解決,実務経験 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
中等教育科学(技術・情報)プログラム
(能力・技能)
・情報教育の実践に関する計画・プランを構成することができる 
授業の目標・概要等 目標:授業実践を想定した基本的知見を確認し、実践との関わりを考えながらプラン作成を行う力を獲得する
概要:既存の研究を参照しつつ、多くの要因からなる授業実践を成功させるための基本的な見方や考え方を知り、実践上の諸問題を考慮しながら、プランを作成を試みる。 
授業計画 第1回  概要と受講方法の説明
  教育実践を想定した学習促進のための心理学研究基盤トップ20の原理 [1]
  授業実践において、生徒の注意を持続させ学習を深めるための多様な要因を考える [2-3]
第2回 アクティブラーニングの具体的学習活動のリストを作成しよう
  ベネッセ調査を中心に抽出[4]
第3回  アクティブラーニングの具体的学習活動のリストを作成しよう
  経験的学習である英国Switched On Computingを参考に活動リスト追加。
  小学生がシステム管理者になった「つもり」でnetstatやnslookupを試す。
  教室内に班ごとの「LAN」を作り、班外と「グローバル」にパケットをやりとり。
  これをアンプラグド, つまり手作業で行っている。条件設定がうまく考えてある。
  日本だと延々と座学をやりそうなところ。「やってみて、分かる」事例として秀逸。
第4回  前回の事例に, ポート番号を追加してみよう。どこが変わるか。
第5回   情報の見方、考え方を通して、主体的で深い学びを導く
第6回  情報活用の実践力の指導例(情報スキル、学習方略、読解方略を中心に)
第7回  指導プラン作成(情報スキル、学習方略、読解方略を中心に)
第8回 情報活用の実践力の指導例(情報検索、理解状況の理解、学習ガイドを中心に)
第9回  指導プラン作成(情報検索、理解状況の理解、学習ガイドを中心に)
第10回  問題解決(意思決定)のモデル
第11回   問題解決(意思決定)の指導プラン作成
第12回  問題解決(システム分析・設計)の指導例
第13回  問題解決(システム分析・設計)の指導プラン作成
第14回 情報の科学的理解(アルゴリズムとデータ構造)の指導プラン作成
  各社情報Ⅰ教科書の記述や専門教科情報の教科書を参照する。
第15回 学習されたデータには著作権つけるべき? 機械の著作? 知的財産権かな? 誰の? 実際はどう? 社会的影響は? 
最新のテーマから。
 
教科書・参考書等 テキスト:高等学校学習指導要領解説 情報編(文部科学省)
     情報Ⅰ、情報Ⅱ、専門教科情報教科書
参考資料: (文献番号に付けたxは履修のために読む必要のないことを示す)
     必要な資料は配布し、ネットで入手可能なものは入手方法を知らせる。
[1] Lucariello, JM, et al.(2016) Science Supports Education: The Behavioral Research Base for Psychology’s Top 20
  Principles for Enhancing Teaching and Learning, Mind, Brain and Education
  第一の「原理」は、生徒自身が知的能力や知的スキルに対してどのような見方考え方をするかが学習のあり方や成果に
  影響を与えるということ。
  「頭が悪い」から「できない」という見方をする生徒は努力しても無駄と捉える。
  「学び方」を使わなかったから、「できなかった」という見方をすると、効果的な「学び方」を適用してみようという行動につながる。
  今回導入された学習への「見方、考え方」の根底にある原理の一つといえる。授業実践の中でいかにその機会を用意するか。
[2] Bergin,D.A. (1999) Influences on Classroom Interest, Educational Psychologist, 34(2), 87-98.
  生徒は毎日長時間行われる授業に注意を持続させなければならない。しかも授業実践は多くの要因に支配される。
  従って教師はいかなる状況にも対応できるよう多くの引き出しをもつことが必要といわれてきた。
  その引き出しとなる方策のいくつかを指摘している。これ以外にもたくさんあるはず。
  講義では、情報の授業を想定した教育実践の方策を考えます。
[3x] Gorham,J., et al. (1990) The Relationship of Teachers’ Use of Humor in the Classroom to  Immediacy and Student Learning,
  Commu. Educ., 39,46-62.
  国際調査によればわが国では「学校なんて時間の無駄」など学業を否定的に見る生徒の割合が低いと言いきれない。
  一方良質なhumorは、困難な状況への適応力を高め肯定的な見方を促すとの研究がある。
  たくさんの引き出しの一つとして有用。エビデンス多数。働き方改革など別の視点から見ても、
  私たち教師の心が健全さを保つことは職務遂行に重要な要件でもある。

[4] 木村治生(2015)小学校・中学校・高校におけるrアクテイプ・ラーニング」の効果と課題,
  第5回学習基本調査報告書44-51,ベネッセ

[5x] Todd M. Gureckis and Bradley C. Love: Computational Reinforcement Learning, In Oxford handbook of computational and
   mathematical psychology, pp.99-117, Oxford University Press(2015)
   履修のために読む必要はありません。参考として記載しています。
   この内容は二つの側面を持つ。一つは、学習のモデルとして教育や授業に見通しや示唆をもたらす理論的エビデンスとしての側面。
   二つめは、人工知能など計算可能モデルとして、課題研究など発展的な学習内容の教材としての側面。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
予習:情報教育論Ⅰ、情報教育論Ⅱの内容を前提としています。手元に資料を用意しておくこと。復習:板書やテキストの主な見出しを疑問形に書き直し、自分自身に問いかけてみること。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 ・Moodleに提出する小課題 60%
・学習指導案 20 %
・予告の上行う小テスト20% 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
中学校(技術科)教諭の経験のある教員が,高校情報科の指導法について講義する。 
メッセージ 必携PCを持参してください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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