教科書・参考書等 |
文部科学省:学習指導要領解説 情報編、総則 *印は講義でとりあげる。 [0*] 木村 治生(2015)小学校・中学校・高校における「アクティブ・ラーニング」の効果と課題,第5回学習基本調査報告書44-51 [1*] Tucker, A.B.: Computing Curricula 1991, Communications of the ACM, Vol.34(6), pp.68-84(1991) (邦訳)国井利泰: コンピュータ サイエンスのカリキュラム,pp161-163, 共立出版(1995) 情報処理の分野でたびたび現れる,「情報」を特徴づける見方,考え方として12項目の 「再帰概念」(頻出概念)があげられている。 [2] 松尾豊:人工知能は人間を超えるか, pp.144-178,角川書店(2015) このほか、中央図書館Webにて、データベース→データベース一覧で新聞検索を行う [3*] フェイフェイ・リー: コンピュータが写真を理解するようになるまで, TED Talks 日本語 (https://www.ted.com/talks?language=ja) (2015) #映像を視聴し考える。 [4 ] 国井編:コンピュータサイエンスのカリキュラム,p.293,共立出版(1993) [5 ] 大槻和夫編:国語科重要用語300の基礎知識,p.56, 明治図書(2001) (国語科と情報科学) [6*] 情報科教科書
[7*] Larkin, J.L., & Simon, H.A.: Why a Diagram is (Sometimes) Worth Ten Thousand Words, Cognitive Science Vol.11, pp.65-99(1987) 中央図書館Webにて、データベース一覧→Web of Scienceにて入手。Figure 1とTable 1は同じものを表している。 なぜ図的表現では、理解や思考が促進されるのだろうか?鍵は作業記憶と視覚探索にある。 人工知能や認知科学の分野で図的推論という新たな研究分野が切り開かれる契機となった論文といわれる。
[8 ] Meyer, B.J.F., Brandt, D.M., & Bluth, G.J.: Use of top-level structure in text: Key for reading comprehension of ninthgrade students, Reading Research Quarterly, 16 (1), pp. 72-103 (1980) ・構造を手がかりにする方法は,構造化された文書を書く著者のやり方と同じ。 ・ 〃 ,知りたい情報が文書のどこに記述されるか予測できるようになる。 [9*] 高等学校学習指導要領および総則解説は、文部科学省のWebサイトから入手
[10*] 相田洋, 大墻 敦:新・電子立国3 世界を変えた実用ソフト, 第1章,日本放送協会(1996) 世界で初めてパソコンで動作する表計算ソフトを開発した二人の学生の話。状態遷移図を用いて設計している。 表計算の本質は意思決定支援のための数値シミュレーションであったことがわかる。
[11*] ジリアン・テット:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠, 第5章, 文芸春秋(2016) それなりに成功したITおたくが大事件を機にもっと世の中の役に立ちたいと、無謀にも警察官に志願。 データ分析により犯罪発生率低下に成功した。 「殺人予報地図」という刺激的タイトルと、ストーリー展開は情報に興味のない生徒も授業に引き込み、 「学びに向かう力」の促進に有用そう(次が知りたい、もっと知りたい)。
[12 ] OECD教育研究革新センター: 学習の本質 - 研究の活用から実践へ, pp.233-263(調べ学習 その可能性と挑戦)(2013) [13*] 澤宮優,平野恵理子:昭和の消えた仕事図鑑, 角川文庫(2021) 消えた職業多数。過去と現在の変化から未来を考えよう。 [14 ] 日曜に考える 英スパイ機関元首脳 世界の行方読む, 日本経済新聞2017年1月8日 [15*] データ分析セミナー地方創生 https://www.chisou.go.jp/sousei/resas/dataseminar.html |
成績評価の基準等 |
私たちは、自らの学習経験から教育に関する実践知(のようなもの、確かな知識でないという意味でbeliefという言葉で表現される。日本語の「信念、信条」とは少し異なる)を獲得しており、講義でそれらについて新たに覚えても、もともと保持している実践知は変化しにくいことが指摘され、広く知られています[*1-*2 ]。従って、講義内容の暗記ではなく、あなた自身が深く理解できており、教育研究に裏付けられた見方、考え方として定着していること[*3]が特に重要です。講義においては質問や疑問点の提出を求め、それらを共有し、互いにその解決を図る形で学修を進めます。 [*1] Pajares, M. F. Teachers' beliefs and educational research: Cleaning up a messy construct, Review of Educational Research 62, 307-332 (1992) [*2] Cochran-Smith,M.,et al.:Research on Teacher Preparation: Charting the Landscape of a Sprawling Field, In Handbook of Research on Teaching (5th ed) pp.439-547, American Educational Research Association (2016) [*3] 斎藤隆彦:《似てる》の⼒の意識化と習得へ向けて−中学校国語科授業で古典作品と⾃分とをつなぐ−, 広島⼤学⼤学院教育学研究科紀要第⼆部第62号(2013) 最初の2ページが特に参考になる。 いきなり核心に迫る記述あり。ネットで容易に検索、閲覧可能。
評価基準は以下の通り。 1.全員が達成すべきレベル: 到達目標の「説明できる」項目について、およそ60%達成できること。 2.優れていると判定できるレベル: 到達目標の「説明できる」項目について、およそ80%以上達成できること。 または、 自らの見方としての深い理解を示す記述や発言がある程度見られること。 3.特に優れていると判定できるレベル: 到達目標の「説明できる」項目について、およそ90%以上達成できること。 または、 参考資料を自発的に読み込むなどの活動を通して、自らの見方としての深い理解を示す記述や発言が明瞭に見られること。
評価の配分: (1) 学習システムMoodleに提出する各回の課題 60% (2) 模擬授業 20%(実施結果と提出資料により評価) (3) 最終試験 20% (「よい質問」、問題の核心に迫る「鋭い質問」は肯定的な評価の対象となる。) |