年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC222016 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
数学教育学研究 |
授業科目名 (フリガナ) |
スウガクキョウイクガクケンキュウ |
英文授業科目名 |
Research on Mathematics Education |
担当教員名 |
小山 正孝 |
担当教員名 (フリガナ) |
コヤマ マサタカ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 金1-4:教C825 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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ゼミナール形式で演習を中心に,ディスカッションや発表を行う。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
08
:
教科教育学 |
対象学生 |
第二類数理系コース生選択 |
授業のキーワード |
数学教育方法学の研究成果,研究方法,理論的研究,実践的研究 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 数学プログラム専門基礎科目を履修した上で,専門科目の1つの領域として,数学教育方法学研究に必要とされる知的能力・技能を身に付け,数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して数学教育に関する課題について探求することができるようにするために,数学教育方法学研究法を提供する。それによって,「知的能力・技能1」,「総合的技能・能力1」に関する学習の成果が期待される。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 中等教育科学(数学)プログラム (能力・技能) ・数学教育の原理や方法に関する文献や資料を収集し,読解したり分析したりすることができる。 ・数学教育のカリキュラムや評価,教材を分析し,デザインすることができる。 (総合的な力) ・数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して,数学教育に関する課題について文献や資料を調べ,探求することができる。 |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標(広島大学到達目標型教育プログラム) 数学教育方法学研究に必要とされる知的能力・技能を身に付け,数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して数学教育に関する課題について探求することができるようになる。 観点「知的能力・技能」:数学教育の原理や方法に関する文献や資料を収集し,読解したり分析したりすることができる。 観点「実践的能力・技能」:中等数学科授業を観察・分析し,学習指導案を作成することができる。 観点「総合的能力・技能」:数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して,数学教育に関する課題について文献や資料を調べ,探求することができる。 授業のテーマ 数学教育方法学の研究成果,研究方法,理論的研究,実践的研究 授業の概要 数学教育研究における日本の文献の講読,討議を通して,数学教育方法に関する諸理論や研究成果及び研究方法を学び,主体的に数学教育方法を研究していくための基礎的な能力を養う。 |
授業計画 |
第1回:ゼミナールの概要と目標 ゼミナールの概要を説明することにより,目標を明確にする。 第2回:数学教育方法学の位置づけ 数学教育の研究と実践における数学教育方法学の位置づけを解説し,数学教育方法学の意義を理解し,課題意識をもつことができるようにする。 第3回:数学教育方法学の研究成果(1)教授・学習 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育における教授・学習に関する研究成果を学ぶ。 第4回:数学教育方法学の研究成果(2)認知・理解 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育における認知・理解に関する研究成果を学ぶ。 第5回:数学教育方法学の研究方法(1)授業構成・分析 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育における授業構成・分析に関する研究方法を学ぶ。 第6回:数学教育方法学の研究方法(2)調査・実験 数学教育方法学に関する文献の講読,討議を通して,数学教育における調査・実験に関する研究方法を学ぶ。 【課題レポート1】 数学教育方法学の研究成果と研究方法を踏まえて,各自が取り組む研究課題を考える。 第7回:研究課題についての評価と討論 課題レポート1を返却し,その評価について概説するとともに,各自が取り組む研究課題について討論することによって,探求することができるようにする。 第8回:数学教育方法研究の実施(1)数学科授業観察 数学科授業観察を通して研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究を進めることができるようにする。 第9回:数学教育方法研究の実施(2)数学科授業分析 数学科授業分析を通して研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究を進めることができるようにする。 第10回:数学教育方法研究の実施(3)数学科学習指導案作成 数学科学習指導案作成を通して研究課題への取り組みの過程を発表し,グループ討論を通して,研究を進め,成果をまとめることができるようにする。 第11回:数学教育方法研究の成果発表(1)第1グループ発表 第1グループが研究成果を発表し,全体討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめができるようにする。 第12回:数学教育方法研究の成果発表(2)第2グループ発表 第2グループが研究成果を発表し,全体討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめができるようにする。 第13回:数学教育方法研究の成果発表(3)第3グループ発表 第3グループが研究成果を発表し,全体討論を通して,問題点を明らかにし,よりよい成果のまとめができるようにする。 【課題レポート2】 各自が取り組んだ研究課題についての成果報告書案を作成する。 第14回:研究成果報告書案の評価と討論 課題レポート2を返却し,その評価について概説するとともに,全体で討論することによって,各自の研究課題報告書案を省察する。 第15回:研究成果報告書の完成 各自が作成した研究成果報告書の内容について討論することによって,数学教育方法の研究を主体的に行うことができるようにする。
口述試験 |
教科書・参考書等 |
教材としてプリントを配布する。 教科書: 中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省) 中学校学習指導要領解説 数学編(平成29年7月 文部科学省) 高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省) 高等学校学習指導要領解説 数学編(平成30年7月 文部科学省) 高等学校学習指導要領解説 理数(平成30年7月 文部科学省) 小山正孝(2010)『算数教育における数学的理解の過程モデルの研究』,聖文新社 小山正孝編著(2014)『教師教育講座第14巻 中等数学教育』,協同出版 礒田正美・影山和也編著『新・教職課程演習第19巻 中等数学科教育』,協同出版. (著書) 国立教育政策研究所『全国学力・学習状況調査報告書』 数学教育学研究会編『新訂数学教育の理論と実際』,聖文新社 日本数学教育学会編『学校数学の授業構成を問い直す』,産業図書 日本数学教育学会編『数学教育学ハンドブック』,東洋館出版社 小山正孝著『算数教育における数学的理解の過程モデルの研究』,聖文新社 中原忠男編『算数・数学科重要用語300の基礎知識』,明治図書 (学術雑誌) 日本数学教育学会誌『算数教育』,『数学教育』,『数学教育論究』 全国数学教育学会誌『数学教育学研究』 Mathematics Teacher,Mathematics Teaching,Journal for Research in Mathematics Education,Educational Studies in Mathematics (その他) 中学校数学科教科書:中学1年,中学2年,中学3年 高等学校数学科教科書:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B,数学C 数学科学習指導案と数学科授業観察録 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(DVD/PC) 必携PC 中学校・高等学校数学科授業DVD(本数2,1回の上映時間50分) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回終了後 ゼミナールの概要を確認し,目標を明確にした上で,参考文献を調べ入手する。 第2回から第6回終了後 参考文献を読んで,内容を整理したり,疑問点などを明らかにしたりする。 【課題レポート1】 各自,参考文献を基に,数学教育方法学の研究成果と研究方法を踏まえて,各自が取り組む研究課題を考える。 第7回終了後 返却された課題レポートの評価を検討し,討論を参考にして,自己の研究課題と研究方法を明確にする。 第8回から第13回終了後 数学教育の原理や方法,内容に関する知識・技能を総合して,自己の研究課題に関する文献や資料を調べ,計画的に研究を進め,取り組みの過程や研究成果を発表できるように準備する。 【課題レポート2】 各自が取り組んだ研究課題についての最終的な報告書を,論点を整理して,分かりやすく作成する。 第14回から第15回終了後 返却された課題レポートの評価を検討し,討論を参考にして自己の課題を明確にし,数学教育方法の研究を主体的に行うための方策を考える。 |
履修上の注意 受講条件等 |
教科の指導法(数学) 第二類数理系コースの学生に限る。 数学教育方法論,数学教育学概論Ⅰ,数学教育学概論Ⅱを履修しておくことが望ましい。 この授業はゼミナール形式で行う。 |
成績評価の基準等 |
授業の成績は,プレゼンテーション・グループ討論(30点),課題レポート(50点),口述試験(20点)の合計100点で評価する。観点「知的能力・技能」と観点「実践的能力・技能」は主としてプレゼンテーション・グループ討論と口述試験の質で評価し、観点「総合的能力・技能」は主として課題レポートの内容で評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
この授業はゼミナール形式で行うので,積極的に文献や資料を調べ,それに基づいて課題レポートを作成し,問題点を明確にして討論することを期待している。講義は日本語で行い,資料のみ英語とする。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |