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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC220103 科目区分 専門教育科目
授業科目名 数学教育学概論I
授業科目名
(フリガナ)
スウガクキョウイクガクガイロンI
英文授業科目名 Introduction to Mathematics Education I
担当教員名 影山 和也
担当教員名
(フリガナ)
カゲヤマ カズヤ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水5-8:教L205
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
対面にて行う。パワーポイントや資料で今日的な数学教育の話題を扱いながら,適宜双方向ツールを利用して議論などを行う。最後に,各回授業を踏まえて学生個人の振り返りをワークシートに記述し,提出する。ワークシート中には各回の内容を踏まえた取り組むべき課題がかかれており,Moodle等を使用して各自がワークシート入手,自身の解答をアップロードするという方法を想定している。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 08 : 教科教育学
対象学生 第二類 数理系コース必修
授業のキーワード 数学教育の現状と課題,学校数学,数学的活動 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
数学プログラム専門基礎科目の1つの領域として数学教育に関する基礎的・基本的な知識を理解するとともに,数学科教員としての基礎的能力の育成を図るために,数学教育学概論Ⅰを講義する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
中等教育科学(数学)プログラム
(知識・理解)
・数学教育の原理に関する基本的な知識を理解する。
(能力・技能)
・数学教育の原理や方法に関して,理論と実践の観点から分析・検討することができる。 
授業の目標・概要等 数学教育の全体像を理論的・実践的視座から示す。特に,日本の数学科の目標・内容・方法について解説・協議し,数学教育の理解を促すとともに,数学科教員として適切に判断し行動できる基盤を養う。 
授業計画 第1回:ガイダンス1
数学教育とは何か?数学教育とはどのような営みか?

第2回:ガイダンス2
今日の数学教育の現状と課題,数学教育に期待されていること
第3回:数学教育の目的と方法1
なぜ数学を学ぶのか?どのように数学教育を進めるか?
第4回:数学教育の目的と方法2
事例研究1:国内の学力調査
生徒の数学理解の実態と対処
第5回:数学教育の展開(1):数学的活動とその周辺1
数学的活動とは何か,なぜ数学的活動なのか,どのように数学的活動か
第6回:数学教育の展開(1):数学的活動とその周辺2
事例研究2:活動の設計としての数学科授業
数学の内容を活動として見直すこと
第7回:数学教育の展開(2):数学の学力観の転換1
学校教育は何を保障するのか?
第8回:数学教育の展開(2):数学の学力観の転換2
事例研究3:統計教育の可能性
統計的な見方や考え方をいかにして育成するか?
第9回:数学教育の基盤:数学,特に学校数学について1
数学とは何か,いわゆる数学観について
第10回:数学教育の基盤:数学,特に学校数学について2
事例研究4:数学的に考えること
足し算・加法とは何か(計算・演算の意味の変容)
第11回:学校数学の内容と方法1
校種を超える算数・数学の一貫について
第12回:学校数学の内容と方法2
事例研究5:説明と証明
命題の説明,証明の方法の是非について
第13回:数学科における教材研究1
教科書の性格,意図,可能性と実践
第14回:数学科における教材研究2
授業づくりにおけるソフトウェアの意義
第15回:講義の総括
積み残された課題

最終回に講義の総括のための筆記試験を課す予定である。
加えて,各回の内容に則した課題をその授業時間内で与え,それに基づいて議論する。その最終版の提出によって各回のレポートとする。 
教科書・参考書等 小山正孝編著『教師教育講座 第14巻 中等数学教育』協同出版
文部科学省『中学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領』
文部科学省『中学校学習指導要領解説:数学』『高等学校学習指導要領解説:数学』 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1,2回 テキスト,資料,メディアを通して現状に敏感に。
第3~6回 学習指導要領およびその解説をみる。
第7,8回 数学とは何かをキーワードに,図書館なので文献に当たる。
第9~12回 教科書を批判的にみる。
第13~15回 実際の授業を構想してみる。
 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業への参加10%,レポート30%,最終試験60%
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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