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年度 2024年度 開講部局 教育学部
講義コード CC211906 科目区分 専門教育科目
授業科目名 理科教育評価論
授業科目名
(フリガナ)
リカキョウイクヒョウカロン
英文授業科目名 Evaluation in Science Education
担当教員名 松浦 拓也
担当教員名
(フリガナ)
マツウラ タクヤ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 木1-4:教K114
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義、演習、ディスカッション、学生の発表、作業 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 08 : 教科教育学
対象学生 3年次生 後期(6セメスター)
授業のキーワード 理科教育、評価、問題作成 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
基礎科目である、理科教育入門や自然システム(理科)教育学概論Ⅰ・Ⅱの履修を基盤にして、理科教育における評価についてのより詳細な知識や、評価問題を計画・作成する能力を習得するための科目である。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
中等教育科学(理科)プログラム
(知識・理解)
・中等理科教育の理論と方法に関する基本的な知識について理解を深め,その内容を説明することができる。
(能力・技能)
・中等理科教育のカリキュラムや授業を分析・検討し,授業や学習指導案を構成することができる。 
授業の目標・概要等 理科の学習指導に関して学習者の評価の仕方や処理の方法、および評価結果から学習指導を改善する方法を習得すること 
授業計画 第1回:講義の概要
 講義の概要を説明することにより、本授業のねらいと実現すべき目標を明確にする。理科教育における評価の位置づけについて概略を示す。
第2回:教育評価の歴史的変遷
 教育評価全般において、近代から現代にかけての歴史的変遷について概説し、教育評価の現状や今日的課題を提示する。
第3回:学力について
 測定、評価の対象となる「学力」について、国際的な評価の枠組みを例示に用いながらその動向を概説する。
第4回:学力について
 「理科の学力」について、受講生が中心となったディスカッションを行う。
第5回:理科教育における評価の観点
 学習指導要領や指導要録に基づき、理科教育の目標と評価観点について再確認を行う。評価観点に対応した評価方法について、具体的事例を用いて提示する。
第6回:コンセプトマップ
 理科において使用されるコンセプトマップ(概念地図法)について概説する。
第7回:評価問題の作成1
 理科の学力を測定する具体的な方法について概説する。受講者数名でグループを作り、知識・理解や思考力を中心に評価問題の作成を行う。
第8回:評価問題の作成2
 受講者数名でグループを作り、知識・理解や思考力を中心に評価問題の作成を行う。
第9回:評価問題の作成3
 受講者数名でグループを作り、知識・理解や思考力を中心に評価問題の作成を行う。
第10回:評価問題の分析
 作成した評価問題を他の受講生に実際に解答してもらうと共に、その採点を行う。また、グループごとに、採点結果に基づいて評価問題作成時の留意点について考察、発表する。
第11回:授業評価1
 実際の理科の授業を視聴し、その評価の視点や方法について概説する。
第12回:授業評価2
 実際の理科の授業を視聴し、その評価の視点や方法について概説する。
第13回:授業評価3
 前時までの評価結果を踏まえ、授業評価を授業改善へとつなげる視点や手法について考察する。
第14回:統計処理
 測定結果を適切に評価に反映させるために必要となる、統計処理についてその具体的手順を解説する。
第15回:試験 
教科書・参考書等 参考図書
磯﨑哲夫編著(2014)『教師教育講座 第15巻 中等理科教育』協同出版.
梶田叡一『教育評価〔第2版補訂版〕』有斐閣 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回、第2回:教育評価に関する文献を読むなど、教育評価の意義や目的についてまとめる。
第3回、第4回:IEAやOECDなどが行っている教育評価の意図や枠組みについて整理する。
第5回、第6回:理科教育において、どのような評価手法が用いられているか、整理しておく。
第7回-第10回:講義時間内に終了できなかった評価問題の作成、及びその発表の準備。
第11回-第13回:授業評価の意義やその手法についてまとめる。
第14回:統計処理に関する初歩的な文献を読む。
第15回:本講義について整理する。
 
履修上の注意
受講条件等
教科又は教職に関する科目 
成績評価の基準等 レポート、試験による総合的評価 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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