年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教育学部 |
講義コード |
CC134105 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
肢体不自由指導法II |
授業科目名 (フリガナ) |
シタイフジユウシドウホウII |
英文授業科目名 |
Instructional Methods for Children with Physical Disabilities II |
担当教員名 |
川口 辰之進 |
担当教員名 (フリガナ) |
カワグチ タツノシン |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
|
講義・演習 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
|
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
|
学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
07
:
教育学 |
対象学生 |
特別支援教育特別専攻科知的障害教育領域コースの学生 |
授業のキーワード |
肢体不自由教育,自立活動,指導法,カリキュラムマネジメント,実務経験, SDG_04 |
教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
|
プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | C(実践的能力・技能)の2に関する学習の成果が期待される。 |
---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 特別支援教育教員養成プログラム (能力・技能) ・障害のある児童等の学習を促すための指導法や効果的に学習を行うための教材・教具の作成法・活用法について修得する。 |
授業の目標・概要等 |
わが国の特別支援教育の歴史の中での肢体不自由教育の歩みを振り返り,今日の小児医療,在宅医療の発展普及による障害の状態の変化並びに教育ニーズ,支援ニーズを重ね合わせ,これからの肢体不自由教育の在り方について,実践を紹介しながら展望する。 |
授業計画 |
第1回 肢体不自由教育の歴史 肢体不自由教育の歴史を振り返り,肢体不自由教育の特長について,知的障害教育,視覚障害教育,聴覚障害教育を踏まえ解説する。
第2回 肢体不自由児の理解(1) 脳性麻痺等の基礎疾患について解説する。
第3回 肢体不自由児の理解(2) 脳性麻痺等の基礎疾患について,前時に引き続いて解説する。
第4回 今日の肢体不自由教育の課題 医療の進歩等に伴う,児童生徒の状態の変化と教育ニーズの多様化について解説する。
第5回 重度重複障害児教育 医療の定義と教育の定義の違い,並びに学習指導要領に示された重度重複障害について解説する。
第6回 肢体不自由特別支援学校における指導内容の選定について(演習1) 実態把握の手法と目標設定のプロセスについて解説し,その内容を演習する。
第7回 肢体不自由特別支援学校における指導内容の選定について(演習2) 前時に引き続いて,実態把握の手法と目標設定のプロセスについて解説し,その内容を演習する。
第8回 自立活動(1) 肢体不自由学校で展開されている自立活動の概論について解説する。
第9回 自立活動(2) 障害種別に自立活動の内容を紹介し,目標設定と指導のプロセスについて改題関連図の作成を通して学ぶ。
第10回 肢体不自由教育における支援機器の紹介(1) 車椅子,座位保持装置,コミュニケーション支援機器等を紹介し,その活用法,特徴について解説する。
第11回 肢体不自由教育における支援機器の紹介(2) 前時に引き続いて,車椅子,座位保持装置,コミュニケーション支援機器等を紹介し,その活用法,特徴について解説する。
第12回 肢体不自由教育における自立活動(演習1) 保有する感覚の活用,身体の動き,姿勢と運動の関係に関する指導について解説し,その実際を演習する。
第13回 肢体不自由教育における自立活動(演習2) 呼吸障害,摂食嚥下障害のある児童生徒の指導について解説し,その実際を演習する。
第14回 重度・重複障害教育における教科指導の在り方について 学習指導要領の改訂を踏まえ,従来、自立活動を主として教育課程を編成していた児童生徒の教科学習の可能性について解説する。あわせて、肢体不自由特別支援学校におけるカリキュラムマネジメントについて論じる。
第15回 授業のまとめ
毎回の授業後にレポートを実施する。また単位認定課題(最終試験)を実施する。 |
教科書・参考書等 |
以下の資料を配付する(一部資料は講義開始前にダウンロードの指示を行う) ・福山特別支援学校自立活動ガイドブック ・福山特別支援学校重度重複障害児アセスメントチェックリスト ・福山特別支援学校姿勢支援の手引き ・福山特別支援学校学習内容表 |
授業で使用する メディア・機器等 |
|
【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC) |
授業で取り入れる 学習手法 |
|
予習・復習への アドバイス |
集中講義形式で実施するので,毎時集中して受講し,質問によって疑問点を解消すると同時に,その日の学習事項の復習を確実に行って,知識を定着させてほしい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
本講義を受講するまでに履修した肢体不自由および知的障害関連の講義について復習し、授業に臨むこと。 |
成績評価の基準等 |
各講義回で課す授業後レポート,演習で作成した学習成果物,最終試験により評価を行う。 |
実務経験 |
有り
|
実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
肢体不自由特別支援学校において、肢体不自由を伴う重複障害のある児童生徒への教育に関する豊富な実践経験を有する。この経験に基づき、講義では、特別支援学校における教育支援の実際について紹介すると共に、受講者の実践的指導力の礎を形成することを目指す。 |
メッセージ |
肢体不自由教育に対する熱意を持った学生に受講して欲しい。 |
その他 |
|
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |