年度 |
2024年度 |
開講部局 |
文学部 |
講義コード |
BY001102 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
人文学概説A |
授業科目名 (フリガナ) |
ジンブンガクガイセツA |
英文授業科目名 |
General Introduction to Human Science A |
担当教員名 |
徳間 一芽 |
担当教員名 (フリガナ) |
トクマ ハジメ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 木1-2:文B204 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心(ディスカッション含む可能性あり) |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
07
:
史学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
近代朝鮮史、日韓関係史、韓国近現代史、韓国 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
「いがみ合う」両国関係から逆算して、中世から現代に至る日韓関係を歴史的に整理していきます。歴史における重要な局面で、日韓の人々が何を考え、どういう選択をしていったのか。同時代の人々の葛藤を、今を生きる自分に重ね合わせて考え、ひいては歴史の中から現在置かれている日韓の状況を確認できるようになることが目標です。自分の中の韓国に対する意識がどう形成されてきたかについて考えるきっかけになれたら、この講義は成功です。 |
授業計画 |
第1回:授業ガイダンス(※ 毎回の授業後に課題を出す予定) 第2回:秀吉の朝鮮出兵 第3回:近代日本の朝鮮認識と征韓論 第4回:日清戦争と朝鮮 第5回:朝鮮植民地化の過程 第6回:武断政治と三・一独立運動 第7回:文化政治と皇民化政策 第8回:内鮮一体と植民地近代 第9回:在朝日本人と在日朝鮮人 第10回:関東大震災と朝鮮人 第11回:「慰安婦」問題 第12回:日韓基本条約と徴用工問題 第13回:戦後の日朝関係と拉致問題 第14回:竹島/独島問題 第15回:まとめ
基本的に試験や期末のレポート課題は考えていない。ただし履修者数によっては変更の可能性あり。
履修者数や状況によって講義内容が前後、あるいは変更の可能性がある。 |
教科書・参考書等 |
教科書:特に指定しない。 参考書:関周一(編)『日朝関係史』吉川弘文館、2017年; 金富子ほか(編)『朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任』御茶の水書房、2015年;Jun Uchida, Brokers of Empire: Japanese Settler Colonialism in Korea, 1876–1945 (Harvard University Asia Center, 2014)など。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
資料の配付にあたっては、QRコードにより読み取らせる場合があります。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:「人文学とは何か?」を自分なりに心の中で準備しておく。 第2回:「文禄・慶長の役」前後の状況をおさらいしておく。朝鮮通信使を通した幕府と朝鮮王朝との関係性についても考えておく。 第3回:近世代以降の日本の朝鮮認識と「征韓論」等について学習しておく。 第4回:19世紀以降の東アジアを取り巻く国際情勢の中から朝鮮開港、日清戦争をどう位置付けるかを考えておく。 第5回:日清戦争後の日本の朝鮮に対する関わり方を1910年の日韓併合まで追っていく。「朝鮮近代史」の核となる部分なため、概説書に目を通しておくと理解がしやすい。 第6回:「韓国併合」後の朝鮮支配方式に導入された「武断政治」と、それに抗議する形で表れた「三・一独立運動」について学習しておく。 第7回:1920年以降に導入された「文化政治」の朝鮮統治方式について学習しておく。 第8回:「内鮮一体」の実態、すなわち「同化」と「差別」の内容を整理しておく。「植民地近代性」を学ぶにあたって、「近代とは何か?」「近代化はいいことなのか?」を自分なりに考えておく。 第9回:「在日朝鮮人」の考察にあたって、被支配者の立場で宗主国で生きる姿を自分に置き換えて想像してみる。その逆に宗主国側の立場として植民地で生活する自分(「在朝日本人」)を考えてみる。 第10回:ナショナリズムに関する学習、あるいは自然災害時に発生するデマ、とりわけ関東大震災時における朝鮮人虐殺について学習しておく。 第11回:朝鮮人「慰安婦」問題の歴史的経緯について学習しておく。 第12回:戦後の朝鮮半島の分断体制について学習しておく。とりわけ戦後の日韓関係および1965年の「日韓条約」について下調べしておく。 第13回:戦後の日朝関係の変遷と拉致問題の経緯について学んでおく。 第14回:独島/竹島問題について歴史的、国際法的観点から下調べてし、自身の見解についても考えておく。 第15回:これまでの講義をまとめる。今後の韓国や北朝鮮との向き合い方について、自分なりの考えをまとめておく。 |
履修上の注意 受講条件等 |
QRコードを読み取る場合があるため、カメラ機能付きのスマホ、タブレットなどの電子端末を持参できると好ましい。 |
成績評価の基準等 |
授業後に提出してもらうレポート課題の内容を読んで評価 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |