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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASS19001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 世界開発論演習
授業科目名
(フリガナ)
セカイカイハツロンエンシュウ
英文授業科目名 Seminar in International Development
担当教員名 李 東碩
担当教員名
(フリガナ)
イ トンソク
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月1-4:総A809
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、学生のレジュメ報告、ディスカッション、PBLでの発表と質疑応答 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 03 : 経済学
対象学生 3年生以上
授業のキーワード 価値形態論、世界経済体制論、世界重層化、3部門間拡大再生表式、排除型格差社会化、生存権 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
情報革命に伴う世界情報経済体制の萌芽期(1980代以降)を捉えるため、産業革命後の世界工業経済体制との連続性と断絶性について解説する。1%の世界金融資本とプラットフォーム資本による99%の世界労働可能人口の生存権を縮小・剥奪・喪失させるメカニズムを体系的に理解することで、グローバルな共生社会化の実践を可能にする専門教育としての目標に迫る。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能 
授業の目標・概要等 1980年代以降の世界金融資本とプラットフォーム資本の確立過程、消費財中心のサービス商品化、労働のグローバル協業化と非正規職化に伴う、富の世界一極集中化と排除型格差の世界化のメカニズムを理解する。小幡道昭著 『経済原論』を使って、19世紀のマルクスの『資本論』の基本概念とその現代的変容を理解する。その上、PBL授業で、過去45年間の生産財・消費財・公共財の三部門間拡大再生表式を解説し、その含意をめぐって議論を深めていく。
 
授業計画 第1回6/10(対面) オリエンテーション①:世界経済対世論アプローチ、
          オリエンテーション②:経済原論の対象・方法・構成
                     テキストの「はじめに」、序論
第2回6/17(対面) 第Ⅰ編「流通論」1章:商品①(1.1~1.2)
第3回6/17(対面) 1章:商品②
第4回6/24(対面) 2章:貨幣①(2.1~2.2)
第5回6/24(対面) 2章:貨幣②
第6回7/1(対面) 3章:資本
第7回7/1(対面) 第Ⅱ編「生産論」1章:労働
第8回7/8(対面) 2章:生産
第9回7/8(対面) 3章:蓄積
第10回7/15(対面) 第Ⅲ編「機構論」1章:価格機構
第11回7/15(対面) 2章:市場機構
第12回7/22(対面) 3章:景気循環
第13回7/22(対面) PBL課題①:現段階の3部門拡大再生表式の課題提出
第14回7/29(対面)  PBL発表② 現段階の3部門拡大再生表式:手書きA・B・C・D式
第15回7/29(対面)  PBL発表③ 現段階の3部門拡大再生表式:アックセルA・B・C・D式

試験なし

6月10日は第1回として、前半では「現段階の世界経済体制をどう捉えるか」、後半では、テキストの「はじめに」と序論を扱うのでテキストを読んでくること。 
教科書・参考書等 小幡道昭著 『経済原論:基礎と演習』、東京大学出版会、2014年 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキストは授業が始まる前の週(6月5日から9日までの間)に、教科書店で購入して、オリエンテーションまでに、事前にテキストの「はじめ」と序論に必ず目を通しておくこと。 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
2-12回まではテキストの内容、疑問点および論点をレジュメの担当者がワードでまとめること。
13-15回のPBL授業に積極的に参加すること。
 
履修上の注意
受講条件等
レジュメは、前日の日曜日の夕方5時までに、dslee@hiroshima-u.ac.jp(件名:世界開発論演習)に送ること。 
成績評価の基準等 レジュメ報告(3回、80%)+PBL参加度(20%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 富の世界一極集中化と世界排除型格差化が加速する現段階の世界情報経済体制を的確に捉え、世界労働可能人口の生存権回復に向けたグローバル・コミュニティづくりに取り組んでほしい。
 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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