年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ASF23001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
医療人類学演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
イリョウジンルイガクエンシュウ |
英文授業科目名 |
Medical Anthropology Seminar |
担当教員名 |
松嶋 健 |
担当教員名 (フリガナ) |
マツシマ タケシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 木5-8:総K111 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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グループディスカッション中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
11
:
文化人類学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
生きづらさ、個人化、医療化、能力主義、自己決定、ブルシットジョブ SDG_01, SDG_03, SDG_04, SDG_08, SDG_11 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (能力・技能) ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 ・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能 (総合的な力) ・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力 |
授業の目標・概要等 |
この授業では、現在の社会の生きづらさの根源について一緒に考えていきたいと思います。生きづらさを個人の問題として捉える個人化の傾向は、それを最終的に「うつ」という疾患として医療化することにつながります。「うつ」の問題を個々人の病理として捉えるのではなく、社会的・文化的な観点から捉え直す手がかりとして、教育と労働に関する2つのテクストを取り上げます。これらのテクストの読解とグループディスカッションを通じて、自身がその中で生きている社会が今どのようなシステムに組み込まれているのかを理解し、そこから抜け出る道を共に探索するのがこの演習の目標です。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション 第2-15回 テキスト読解とディスカッション
最終レポートを課す予定 |
教科書・参考書等 |
使用テクスト 『教育は社会をどう変えたのか:個人化をもたらすリベラリズムの暴力』桜井智恵子 明石書店 2021 『ブルシットジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー 酒井隆史他訳 岩波書店 2020 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
参加者のあいだで担当論文・テクストを決め、自分の担当箇所を発表します。ただし、ディスカッションは全員で行いますので、自分が担当でなくても、毎回必ず読んでくるようにしてください。 |
履修上の注意 受講条件等 |
文化人類学・医療人類学の前提知識は特に必要ありません。 |
成績評価の基準等 |
発表およびディスカッションへの積極的な参加(授業後ペーパー含む) 70%、最終レポート 30% |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |