年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ASB13001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
英米文学演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
エイベイブンガクエンシュウ |
英文授業科目名 |
Seminar in British and American Literature |
担当教員名 |
城戸 光世 |
担当教員名 (フリガナ) |
キド ミツヨ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 火5-8:総K314 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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演習中心、ディスカッション 基本的には対面を予定していますが、場合によってはオンラインで行います。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
05
:
文学 |
対象学生 |
3年次生以上 |
授業のキーワード |
英米文学、英米の文化と社会、短編小説の技法 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 異文化に対する知識や理解を深め、テクストの読解力や自分なりの意見をまとめて論理的に分析する力を伸ばします。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 ・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
19~21世紀の英米文学の短編作品をいくつかを原文と翻訳で実際に読み、内容について語り合うことを通して、物語の面白さや様々な解釈の仕方を学ぶとともに、日英の言語や表現の仕方の違いなどについても学習します。その際、短編小説で用いられる重要な技法(象徴や語り手の人称など)や、アメリカとイギリスの文化的・社会的・歴史的背景の違いなどについても理解を深めることを目指します。本年度は、短編小説が隆盛した19世紀アメリカの古典作家から、ノーベル文学賞を受賞した現代イギリス作家まで、英米の様々な短編の鑑賞を通して、受講者それぞれに異なる様々な作品解釈に触れるとともに、その背景となる英米の文化的特質についても学びたいと思います。 |
授業計画 |
第1回:イントロダクション~文学作品の読み方・語り方と短編小説の歴史 第2回:アメリカの高校English教科書掲載の短編小説概観 第3回:短編小説の技法(登場人物・場面設定・視点・語り)~レイモンド・カーヴァー「生活の中の力学」ほか 第4回:短編小説の技法(プロット・テーマ)~グレース・ペイリー「マザー」「サミュエル」ほか 第5回:短編小説の技法(象徴・メタファー)~アーネスト・ヘミングウェイ「雨の中の猫」、エドガー・アラン・ポー「黒猫」 第6回:短編小説の技法(象徴・メタファー)エイミー・ベンダー(Aimee Bender) "The Rememberer"(思い出す人)他 第7回:カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut, Jr.)"Long Walk To Forever"読解とディスカッション 第8回:カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)”A Village after Dark”読解とディスカッション 第9回: エイミィ・タン(Amy Tan)"Fish Cheeks" "Mother Tongue"読解とディスカッション 第10回:エイミィ・タン(Amy Tan)短編解説(映画『ジョイ・ラック・クラブ』との比較) 第11回:ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne) 「牧師の黒いベール」 読解 第12回:ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne) 「牧師の黒いベール」ディスカッション 第13回:アリス・ウォーカー(Alice Walker) "Everyday Use" 読解 第14回:アリス・ウォーカー(Alice Walker) "Everyday Use" ディスカッション 第15回:授業内の全作品について総説とまとめ
授業で取り上げた作品の中から一作を選んでレポートを作成 |
教科書・参考書等 |
テキスト:プリント配布 参考書:ディキンソン著『文学の学び方――論文・レポートの書き方』(南雲堂)/『論文・レポートを書くためのアメリカ文学ガイド』(荒地出版社)/ディヴィッド・ロッジ著『小説の技法』(白水社) ほか |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
取り上げる作品についてはすべて配布します。場合によってはオンラインでTeamsを用いて授業を行います。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第一回から第15回まで、毎回作品の原作および翻訳を載せたプリントを配布しますので、各回で取り上げる作品箇所を読んでおいてください。そうすることで授業ではまた新しい発見、自分と異なる違った解釈や考えなどに出会うことができます。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
授業参加度(50パーセント)、レポート(50%)により評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
小説を読むことが好きな人や、英米文化の背景を理解したいと思われる方、あるいは様々な英語表現を学んでみたい方はぜひ受講してみてください。同じ作品に対しても、人それぞれに異なる意見や感想、視点などがあります。また読んだことのある物語でも、時期によって違う印象や感想を持つこともあります。同じテクストを受講生全員で色々と語り合うことを通じて、一緒に文学作品を読む楽しさを味わっていきたいと思います。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |