広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASB12001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 開発政策科学分析演習
授業科目名
(フリガナ)
カイハツセイサクカガクブンセキエンシュウ
英文授業科目名 Seminar on Development Policy and Science
担当教員名 市橋 勝
担当教員名
(フリガナ)
イチハシ マサル
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 木5-8:総A809
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 03 : 経済学
対象学生 総合科学部生
授業のキーワード 町興し、ベンチャービジネス、比較経済発展分析、アジア経済、開発経済論、日本経済分析、経済統計、政策分析 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 
授業の目標・概要等 身近な町興しやベンチャービジネスの具体的な事例を考察しながら、開発経済の本質的問題を考える。
東広島市、広島県、日本経済、アジア経済、グローバル経済等を題材に、経済発展と貧困克服の問題点を考察する。
政策の基本的視点、思想、手法、問題を考える。 
授業計画 (1) イントロダクション(演習の目標と計画)
(2) 町興しとベンチャービジネスについてI:東広島市
(3) 統計データによる対象の把握と分析 
(4) 分析方法について1:因果推論的考え方
(5) 分析方法について2:歴史的分析、会計的分析
(6) 町興しとベンチャービジネスについてII:広島大学
(7) 具体例の分析
(8) 町興しとベンチャービジネスについてIII:広島県
(9) 引き出せる教訓の検討
(10) 町興しとベンチャービジネスについてIV:日本各地
(11) 各地の事例分析と応用
(12) 世界のベンチャービジネス:アジア経済
(13) 各国の事例分析と教訓
(14) 世界のベンチャービジネス:世界
(15) 各国の事例分析と教訓

ほぼ毎回レジュメの作成と発表を課す予定。

演習内容は固定的なものではなく、経済状況の変化に応じて、学生と議論して変更することがあり得る。 
教科書・参考書等 前提となる基本テキストは、戸堂康之『開発経済学入門』新世社、浦田 秀次郎, 小川 英治, 澤田 康幸 『はじめて学ぶ国際経済』有斐閣
参考書は、以下の通り。
(1) 日本経済論に関するもの
市橋 勝『日本経済の構造変化と長期推移の経済分析』広島大学出版会 
貞廣 彰『戦後日本のマクロ経済分析』東洋経済新報社
宮川 努『長期停滞の経済学』東京大学出版会
小川一夫・得津一郎『日本経済:実証分析のすすめ』有斐閣
日本経済新聞社『ゼミナール 日本経済入門』日本経済新聞社
金森久雄・香西泰他『日本経済読本』東洋経済新報社
岩田規久男郎『日本経済を学ぶ』筑摩書房
(2) アジア経済、経済発展論、国際経済学に関するもの
Erik Reinert, "How Rich Countries Got Rich ... and Why Poor Countries Stay Poor"
ハジュン・チャン『はしごを外せ』日本評論社
秋山 裕『経済発展論』東洋経済新報社
浦田秀次郎『国際経済学入門』日本経済新聞社
伊藤元重『ゼミナール 国際経済入門』日本経済新聞社
クルーグマン、オブズフェルド『国際経済』新世社
(3) 実証分析の方法に関するもの
伊藤 公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社
田中 隆一『計量経済学の第一歩 -- 実証分析のススメ』有斐閣
中村洋一『SNA統計入門』日本経済新聞社
作間逸雄編『SNAがわかる経済統計学』有斐閣
中村隆英・新家健精他『経済統計入門』東京大学出版会
宮沢健一『産業連関分析入門』日本経済新聞社
古島幹雄・市橋 勝・坂西文俊『はじめての数理統計学』近代科学社
山本 拓『計量経済学』新世社
唯是康彦『Excelで学ぶ計量経済学入門』東洋経済新報社
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト、配付資料、ノートパソコン 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
演習用のテキストだけではなく、新聞、ウェブ上でのニュース、統計データなどを日頃からよく見ることを心がけ、社会経済に関係する様々な出来事を自分なりに解説したり、批判したりすることができることを目指して下さい。
 
履修上の注意
受講条件等
(1)私が開講している講義科目「開発経済分析論」と「社会経済統計論」を受講して、経済学の基礎や分析の基本的方法を学んで下さい。
(2)パソコンを使用して、ウェブ上のデータや表計算ソフト等を用いた実習も行なう予定。
(3)積極的に発言して参加することを心がけて下さい。
(4)演習の無断欠席は認めません。必ず事前に理由を知らせて下さい。 
成績評価の基準等 成績は、演習における発表、討論内容、提出資料等によって総合的に判断する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 経済学の基本的な知識と分析手法を知っておくことが前提となるので、私が他に開講している授業も受講されて下さい。
経済学の基礎的な理論、開発経済学や国際貿易理論の基礎などが前提となります。
テキスト等を紹介しますので、自分なりに学習を進めて下さい。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ