年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ANN38001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
環境リスク管理 |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウリスクカンリ |
英文授業科目名 |
Environmental Risk Management |
担当教員名 |
力石 真 |
担当教員名 (フリガナ) |
チカライシ マコト |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 火5-8:総L201 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
|
講義中心,演習 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
|
使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
|
学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
13
:
土木工学 |
対象学生 |
学部生 |
授業のキーワード |
地球温暖化,自然災害,リスク評価,リスク管理,意思決定 |
教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
|
プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
地球温暖化と自然災害は,自然科学に深くかかわる2大リスクであり,陸域生態系や海洋生態系の生物システムや河川や湖といった物理システムのより良い理解が必要であることは論を俟ちません.一方,これらの問題解決に向けては,人間活動が温室効果ガス増加の主要な原因の一つであることから,自然科学の知識だけでなく,自然環境と人間の相互作用に関する適切な理解とそれに基づく公共政策の立案が不可欠です.本講義では,地球温暖化と自然災害の考察をリスク評価・管理の視点から進め,最終的には環境リスクの緩和策・適応策に関する議論を理解することを狙いとします. |
授業計画 |
1. ガイダンス 2. 気候変動関連リスク:用語の定義と分類 3. 気候変動問題をシステムとして理解する(1) 4. 気候変動問題をシステムとして理解する(2) 5. リスク評価(1) 6. リスク評価(2) 7. 不確実性(1) 8. 不確実性(2) 9. リスク認知(1) 10. リスク認知(2) 11. リスクと便益(1) 12. リスクと便益(2) 13. リスク管理/ガバナンス(1) 14. リスク管理/ガバナンス(2) 15. 総論
レポート(2回),期末試験を行う. |
教科書・参考書等 |
適宜資料を配布する.
主要な参考文献は以下のとおり. 1. Morgan G, Henrion M. Uncertainty: A Guide to Dealing with Uncertainty in Quantitative Risk and Policy Analysis: Cambridge University Press; 1990. 2. ICPP (2014) Climate Change 2014: Synthesis Report, Contribution of Working Groups I, II and III to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change [Core Writing Team, R.K. Pachauri and L.A. Meyer (eds.)]. IPCC, Geneva, Switzerland, 151 pp [URL: http://www.ipcc.ch/report/ar5/syr/]. 3. Smith, K. (2013) Environmental Hazards: Assessing Risk and Reducing Disaster, Routledge. 4. 江守正多(編) 地球温暖化はどれくらい「怖い」か? ~温暖化リスクの全体像を探る, 技術評論社, 2012. 5. 水谷武司. 自然災害の予測と対策: 地形・地盤条件を基軸として, 朝倉書店, 2012. |
授業で使用する メディア・機器等 |
|
【詳細情報】 |
配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料), Mentimeter |
授業で取り入れる 学習手法 |
|
予習・復習への アドバイス |
Teamsに掲載された資料を事前に確認しておくこと.わからない箇所は復習し,適宜質問すること. |
履修上の注意 受講条件等 |
特になし |
成績評価の基準等 |
授業参加態度20%,レポート30%,期末試験50%で総合判定する. |
実務経験 |
|
実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
|
メッセージ |
簡単な演習を講義中に行うため,PCを持参すること. |
その他 |
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~mkt682/home/ |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |