年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ANN02001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
環境分析化学 |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウブンセキカガク |
英文授業科目名 |
Environmental Analytical Chemistry |
担当教員名 |
竹田 一彦 |
担当教員名 (フリガナ) |
タケダ カズヒコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 月1-4:総K206 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、Moodleで講義資料配付 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
07
:
化学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
分析化学、環境化学、地球化学、海洋化学 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 地球環境の仕組みや変遷を知る上で重要な手法となる分析化学の基礎を学習する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
地球環境における諸問題に対して、化学物質の立場から理解することは必要不可欠である。授業では、まず環境中における元素分布や化学物質の循環などの基礎的項目を解説する。その上で環境科学のみならず生命科学や物質科学を学ぶ上で重要な分析化学の基礎となる化学平衡、酸塩基平衡、錯体生成平衡、反応速度論などを解説し、さらに機器を用いた種々の分析法の原理や応用例を講義する。 この講義を通して、環境科学のみならず生命科学や物質科学などの幅広い分野における化学物質の定量についての理解を深める。 |
授業計画 |
第1回 イントロダククション:環境化学と分析化学 第2回 宇宙と地球を構成する元素、元素普存の法則 第3回 大気や海洋を構成する物質と元素 第4回 地球環境と化学物質 第5回 分析値の取り扱いとその意味すること 第6回 化学平衡と分析化学 第7回 酸塩基の化学平衡と緩衝溶液 第8回 沈殿生成反応と錯体生成反応の化学平衡 第9回 化学平衡を利用した化学分析 第10回 化学反応と反応速度 第11回 機器分析とは、光を用いた化学分析 第12回 吸光光度法と蛍光光度法 第13回 金属・重金属の計測 第14回 機器分析による環境分析 第15回 おわりに:正しくはかるために
期末試験を行う |
教科書・参考書等 |
講義形式:講義中心、PowerPointなどを使用する。 テキスト・参考書は開講時に指示する。 講義に使用するPowerPointや講義資料はMoodleで公開する予定である。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
PowerPoint、配付資料、映像(ビデオ/PC) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予習:各回の講義に対して以下のキーワードについてこれまでの知識を整理しておくこと。 第2回 地殻、元素普存の法則 第3回 大気圏、エアロゾル、硫黄酸化物、窒素酸化物、栄養塩、水質汚染 第4回 残留性有機汚染物質、DDT、PCB、ダイオキシン 第5回 平均値、標準偏差、誤差 第6回 化学平衡、平衡定数 第7回 酸塩基、酸塩基の解離、酸解離定数、緩衝溶液 第8回 沈殿の生成、溶解度積、錯体の生成、錯生成定数 第9回 中和滴定、沈殿滴定、錯体による呈色反応 第10回 反応速度、1次反応、2次反応、擬1次反応、半減期 第11回 光、電磁波、機器分析、標準物質 第12回 吸光光度法、光の吸収・散乱・回折、蛍光 第13回 原子吸光光度法、ICP、ICP-MS、元素分析、重金属 第14回 クロマトグラフィー、質量分析 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
期末試験により行う。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
自然環境のみならず幅広い分野で化学物質をあつかう諸君の聴講を期待する |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |