年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
AHH12001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
人間文化特論 |
授業科目名 (フリガナ) |
ニンゲンブンカトクロン |
英文授業科目名 |
Advanced Lecture on Humanities and the Study of Culture |
担当教員名 |
佐藤 守弘 |
担当教員名 (フリガナ) |
サトウ モリヒロ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中:総K203 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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・2024年8月後半の3日間のリアル対面式の集中講義。 ・講義中心。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
04
:
芸術 |
対象学生 |
総合科学部の2年次生以上を対象に、全学部全学生。 |
授業のキーワード |
視覚文化、メディア研究、芸術学、ヴィジュアル・リテラシー、展示論、広告論 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 総合科学部・人間文化授業科目群における、サブカルチャー含む視覚文化を中心とする「芸術系」「文化系」の基礎知識を得るための基礎科目。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解 |
授業の目標・概要等 |
本講義では、視覚文化論(Visual Culture Studies)という脱領域な研究分野を概観する。視覚文化には、いわゆる美術のほか、写真、映画、テレビ、広告、マンガ、ファッション等、幅広いメディアが含まれる。私たちはこうした視覚的イメージを、どのようにして見、どのようにして理解しているのだろうか。私たちを取り巻くこうした視覚的イメージの数々を読み解くための方法を考察した上で、展示と広告を主なトピックとして採り上げ、そこでそれらが近現代の文化のなかで、どのような機能を果たしたのかを考えていきたい。 |
授業計画 |
※2024年8月後半3日間で実施のリアル教室での「集中講義」です。
(初日) 1. イントロダクション:「視覚文化」の基礎概念
2. ヴィジュアル・リテラシー:絵は見るものか、読むものか?
3. マンガのリテラシー:形喩・吹き出し・コマ
4. 映画のリテラシー:物語映画の文法
5. 絵画のリテラシー:イコノグラフィとアレゴリー(+コメント記述)
(第二日目) 6. 初日の振り返りと質問への回答
7. 視覚的コミュニケーションのモデル:イメージの諸機能
8. コミュニケーションとしての展示:信仰から商業まで
9. 博覧会と百貨店:近代都市の成立
10. コンビニ展示論:コントロールされる欲望(+コメント記述)
(最終日) 11. 二日目の振り返りと質問への回答
12. 広告の視覚文化:欲望と資本主義
13. 視線と権力:イメージはどのように人を動かすか?
14. 観光という視覚文化:世界を「見る」プロジェクト
15. 全体のまとめ、レポート課題の提示
●レポートは、受講生が興味のあるイメージを1点選び、それを記述、分析して、その機能を明らかにするという課題で行う予定(後日提出) |
教科書・参考書等 |
代表的な参考文献(購入の必要なし) ・ ジョン・A・ウォーカー&サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門——美術史を超えるための方法論』岸文和、井面信行、前川修、青山勝、佐藤守弘訳、晃洋書房、2001年 ・ 島本浣、岸文和編『絵画のメディア学——アトリエからのメッセージ』昭和堂、1998年 ・ ジョン・バージャー『イメージ——視覚とメディア』伊藤俊治訳、ちくま学芸文庫、2013年 その他、講義内で指示する |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
※適宜授業中に指示します。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
●集中講義の期間中、講義に先立って、ウェブページ「佐藤守弘の講義情報」(https://satow-morihiro.hatenablog.com/)に各日の講義内容、参考資料などをアップするので、それを予習、復習に役立ててほしい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
なし |
成績評価の基準等 |
●毎回(集中講義のため3日間)コメントを記述し提出:約40% ●レポート課題:約60% |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
集中講義日程 2024年8月29日(木) 1-10時限 2024年8月30日(金) 1-10時限 2024年8月31日(土) 1-10時限 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |