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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHH11001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 芸術文化論演習
授業科目名
(フリガナ)
ゲイジュツブンカロンエンシュウ
英文授業科目名 Seminar in Art and Culture
担当教員名 桑島 秀樹
担当教員名
(フリガナ)
クワジマ ヒデキ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 木5-8:総A704
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
★基本的には、対面授業の予定です。
★ただし、コロナ感染再拡大時には、オンライン(Microsoft Teams/ 同時双方向)に切り替える可能性もあります。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 14 : 文化論
対象学生 総合科学部2年次生以上を中心に、全学年・全学部(※大学院生のオブザーバー参加も歓迎いたします。)
授業のキーワード  美学、芸術学、感性、表象、哲学、文明、歴史、人間文化、教養、研究プレゼンテーション、会議進行(ファシリテーター訓練)、論文作法、など 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 受講生諸君の卒論作成を念頭において、論文構成作法とプレゼンテーション法(質疑応答を含む)を学ぶ基礎訓練ゼミ。講義であつかうテーマは、狭義の「美」や「芸術」を扱うばかりでなく、受講生おのおのの関心に従って、広義の美意識、芸術文化&感性文化一般にかんする様々なテーマに対応予定です(※発表テーマ決定の相談にも当たります)。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力 
授業の目標・概要等  受講者各自の関心にしたがい、卒業論文等の執筆をふまえた、作文作法=骨子構成法、さらに研究発表(プレゼンテーション)の仕方を学んでいく。また同時に、他の人の意見・発表を要約し、整理する文章作成の訓練もおこなう。むろん、辞書の使い方、文献の検索・引用法、資料の収集法といった、専門研究では必須の「初歩的な学問作法」についても伝授する。(※なお、学部受講生に混じって、関連領域の大学院生にも自主参加し、参考意見をもらったり、模範発表をしてもらうこともある。) 
授業計画 【桑島ゼミ(「研究発表ゼミ」)の進め方】
・第1回(初回ゼミ):オリエンテーション(自己紹介と各自の研究関心の洗い出し)
※美学・芸術学・文化創造論、感性文化論、宗教芸術論などに関連するテーマを歓迎しますが、幅広いテーマや関心に対応可能です!! まずは、具体的なモノを考察・分析・描写できることが大切。
・第2回:
 A君の個人研究発表
 B君が司会
※ B君がA君の発表にかんする調書たる「プロトコル(検分書き=報告書)」を作成するのを前提とした役割を担った司会役(授業全体の「総合司会(スーパーバイザー)」は、担当教員)。
・第3回:
※前回のA君の発表にかんする調書「プロトコル」(1.発表の要約、2.質疑応答の内容、3.発表に刺激されたことにまつわる独自コメント)を、B君が作成・持参する(担当者1人・A4用紙1-2枚程度・論述式で作成のうえ参加人数分コピー)
 1.前半(30分):
  前回のA君の発表を、B君作成のプロトコルを見ながら、討議・検討
 2.後半(60分):
  C君の発表 (30-40分)+質疑応答(20-30分)
・第3回―第15回:
⇒以下、ゼミの参加者全員「研究発表+プロトコル作成」を繰り返す。
※ 授業(1~2回)は、見学会や講演会への参加に振り替えることもあります。
※ 卒業論文(院生自主参加者は修士論文)など作成の最終年次生は、ゼミでの「論文作成指導」ならびに「中間発表」の機会を本授業に含みます。

 なお、卒論などの明確なテーマが決まっていない受講者諸君には、適宜、1冊の哲学・美学芸術学・文化論関連の文献(※相談により決定)を与え、その内容をめぐる読解・整理を中心とする研究プレゼンテーションをお願いしようと思っています。したがって、まだ専門的研究テーマを決めかねている方の受講も歓迎します。

評価:本演習は、平常の研究プレゼンテーション&ディスカッション授業への積極参加(発表、司会、質疑応答など)がすべてです。 
教科書・参考書等 ★講義形式:個人研究発表ゼミ。プレゼンテーション・質疑応答・司会・レジュメ作成などの実践的演習なので、特定の教科書・参考書はありません(しかし、発表に関連する図書の紹介は随時おこないます)。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 ★使用する視聴覚教材の種類
ビデオ・DVD・CDラジカセ・パワーポイント・ノートパソコン等
★配布資料やプレゼンテーション、最終課題の提示などでMicrosoft Teamsを使用します。あらかじめ使用法に慣れておくことに期待します。

 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
 発表後の質疑応答に積極的に参加し、上記「プロトコル」作成時には、自分の問題関心を他の参加メンバーの発表内容に関連して語れるようにする。「プロトコル」づくりによって、主体的に他者の発表を「聴く力」が身に付きます!
★発表テーマの選び方(※卒論テーマに迷っている人向け):担当教員・桑島の著書、『崇高の美学』(講談社選書メチエ、2008年)、『生と死のケルト美学―アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』(法政大学出版局、2016年)、『司馬遼太郎 旅する感性』(世界思想社、2020年)などを読み、そのなかでキーワードになっている地域・文化事象・概念などと関係するテーマを深く下げてみることを勧めます。 
履修上の注意
受講条件等
 必須条件ではありませんが、「美学・芸術学」研究の基礎知識・思考方法をある程度専門的に学びたい人は、卒論執筆までに、桑島開設の学部講義「美学・芸術文化論」も受講すると、いっそう学習効果が高まるでしょう。
 
成績評価の基準等 平常評価点のみ:100パーセント(※以下が、「平常評価」の内訳)
・8割以上の平常授業への積極的参加(質疑応答やコメント)
・学期中1回以上の「個人研究発表」および1回以上の「司会/発表内容のプロトコルづくり」。
 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 地方自治体の美術館協議会(会長)・文化懇話会(座長)などの経験に基づき、ミュージアムの展示と感性の関係、文化都市構想とアートの関係などにも、ゼミ・コメントのなかで言及予定です。 
メッセージ  
その他  学期中できれば1~2回は、関連の学会や研究会が主催する、シンポジウム・例会・講演会等への参加、展覧会や映画鑑賞を促したいと思っています。※見学会は任意参加(各自の責任で交通安全に気を付けて参加のこと)。
 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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