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年度 2024年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHA26001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 行動科学特論
授業科目名
(フリガナ)
コウドウカガクトクロン
英文授業科目名 Topics in Behavioral Science
担当教員名 岡島 義
担当教員名
(フリガナ)
オカジマ イサ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中:総J306
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 06 : 心理学
対象学生 3年次以上
授業のキーワード 認知行動療法,学習理論,言語行動,睡眠問題,ケースフォーミュレーション 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解 
授業の目標・概要等 ・認知行動療法(cognitive behavior therapy: CBT)の理論と実践について理解できる。
・不眠症に対する認知行動療法(CBT for insomnia: CBT-I)について理解できる。
・臨床実践の場で,CBT-Iがどのように展開されるのか理解できる。 
授業計画 第1回 ガイダンス:心理療法における認知行動療法の立ち位置
第2回 認知行動療法の基礎理論(1):随伴性形成行動
第3回 認知行動療法の基礎理論(2):言語行動とルール支配行動
第4回 認知行動療法の基礎理論(3):刺激等価性と関係フレーム
第5回 認知行動療法の歴史的変遷:第1世代から第3世代へ
第6回 認知行動療法の基礎(1):第1世代の認知行動療法(行動療法)
第7回 第1世代の認知行動療法(1−1):漸進的筋弛緩法
第8回 第1世代の認知行動療法(1−2):系統的脱感作法
第9回 認知行動療法の基礎(2):第2世代の認知行動療法
第10回 第2世代の認知行動療法(2−1):エクスポージャー,認知再構成法,行動実験
第11回 第2世代の認知行動療法(2−2):睡眠スケジュール法
第12回 認知行動療法の基礎(3):第3世代の認知行動療法
第13回 第3世代の認知行動療法(3−1):行動活性化療法,弁証法的行動療法
第14回 第3世代の認知行動療法(3−2):アクセプタンス&コミットメントセラピー
第15回 事例を基に,認知行動療法の実際を学ぶ

講義中のリアクションペーパー,および最終レポート課題を実施 
教科書・参考書等 基本的に配付資料で説明します。
(参考書)
1.岡島義・金井嘉宏(編著)使う使える臨床心理学 弘文堂
2.坂野雄二・岡島 義(監訳)認知行動療法という革命 日本評論社
3.岡島義(著)4週間でぐっすり眠れる本 さくら舎
4.岡島義(著)1時間多く眠る!睡眠負債解消法 さくら舎
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
上記の参考図書のうち1,2は認知行動療法の理論の理解,3,4は実践の理解をするのに適しています。理論の理解と実践の理解をそれぞれ1冊以上読んでおくと授業の理解が深まります。講義では,理論と実践の講義を繰り返しながら,時にワークやディスカッションを行いながら進めていきます。1日の授業の最後に,講義内容と感想・疑問をリアクションペーパーに書いてもらいます。疑問点については,翌日の講義に振り返ります。 
履修上の注意
受講条件等
集中講義ですので,4日間すべてに参加してください。 
成績評価の基準等 講義中のリアクションペーパーの内容40%、最終レポート60%で総合評価します。 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
15年以上の臨床現場での認知行動療法の実践経験,および認知行動療法に関連する研究論文を執筆している。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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