年度 |
2024年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
AHA11001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
睡眠心理学 |
授業科目名 (フリガナ) |
スイミンシンリガク |
英文授業科目名 |
Sleep Psychology |
担当教員名 |
林 光緒 |
担当教員名 (フリガナ) |
ハヤシ ミツオ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 月5-8:総K203 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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この授業は対面で実施します。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
睡眠、覚醒、生体リズム、睡眠マネジメント,実務経験 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 |
授業の目標・概要等 |
睡眠心理学とは、睡眠が我々の行動にどのような影響を及ぼすのかを明らかにしようとする学問分野である。この授業では、睡眠心理学の分野で開発されてきた睡眠と覚醒の評価法について理解するとともに、心理学的手法を用いた睡眠研究の成果と、睡眠相談における心理臨床についての理解を深めることを目標とする。 |
授業計画 |
第1回 睡眠心理学とは 第2回 睡眠のメカニズム:恒常性と概日性 第3回 快眠のポイント:睡眠と体温調節 第4回 生体リズム(1)概日リズムと光 第5回 生体リズム(2)脱同調 第6回 生体リズム(3)概日リズムの発達 第7回 睡眠の評価法(1)生理的評価法:睡眠ポリグラム 第8回 睡眠の評価法(2)行動的・主観的評価法 第9回 覚醒の評価法(1)眠気の要因 第10回 覚醒の評価法(2)眠気の測定法 第11回 睡眠と環境(1)寝室環境 第12回 睡眠と環境(2)睡眠と生活習慣 第13回 睡眠相談・改善技術(1)睡眠相談技術 第14回 睡眠相談・改善技術(2)睡眠評価技術 第15回 睡眠相談・改善技術(3)睡眠改善技術
期末試験と、毎回実施する課題を提出してもらいます。 |
教科書・参考書等 |
教科書: 日本睡眠改善協議会(編)「基礎講座 睡眠改善学 第2版」ゆまに書房 2019年 1,800円 参考書: 堀忠雄(編)「睡眠心理学」北大路書房 2008年 3,400円 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
授業ではテキストと配布資料を用います。配布資料はmoodleに掲載します。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
教科書と副読本の該当ページは以下のとおり。 第1回 睡眠心理学とは: 1章「睡眠改善学とは」p.2-15(睡眠心理学 1章「睡眠心理学とは」p.1-11) 第2回 恒常性と概日性: 4章「睡眠と生体リズム」p.56-57,8章「社会と睡眠」p.104-116(睡眠心理学 4章「睡眠中の生理機能の変化」p.55-58) 第3回 睡眠と体温調節: 第2章「睡眠中の生理現象」p.22-24(睡眠心理学 4章「睡眠中の生理機能の変化」p.58-67) 第4回 概日リズムと光: 第4章「睡眠と生体リズム」p.44-56(睡眠心理学 6章「生体リズムと睡眠」p.84-92) 第5回 脱同調: 第8章「社会と睡眠」p.104-116(睡眠心理学 6章「生体リズムと睡眠」p.84-92) 第6回 概日リズムの発達: 第4章「睡眠と生体リズム」p.57-59(睡眠心理学 5章「睡眠の個人差」 p.71-83, 7章 101-113) 第7回 脳波ポリグラム: 第2章「睡眠中の生理現象」p.18-22(睡眠心理学 3章「睡眠の評価法(2) 睡眠ポリグラム」p.35-54) 第8回 睡眠の行動的・主観的評価法: 第10章「睡眠の評価法」p.150-155, 159-162(睡眠心理学 2章「睡眠の評価法(1) 睡眠調査・活動量」p.12-34 第9回 眠気の要因: 第8章「社会と睡眠」p.104-111(睡眠心理学 19章「日中の眠気」p.267-278) 第10回 眠気の測定法: 第8章「睡眠の評価法」p.155-159(睡眠心理学 18章「覚醒と眠気の評価法」p.251-266) 第11回 寝室環境: 第5章「睡眠環境」p.62-68( 睡眠心理学 14章「就寝前の活動と睡眠環境」p.197-201) 第12回 睡眠と生活習慣: 第5章「睡眠環境」p.69-70, 第6章「運動と睡眠」76-81(睡眠心理学 14章「就寝前の活動と睡眠環境」p.201-209) 第13回 睡眠相談技術: 第11章「個別相談と改善技術」p.166-181(睡眠心理学 15章「睡眠改善法(1)」p.210-224,16章「睡眠改善法(2)」p.225-241) 第14回 睡眠評価技術: 第11章「個別相談と改善技術」p.166-181(睡眠心理学 15章「睡眠改善法(1)」 p.210-224,16章「睡眠改善法(2)」p.225-241) 第15回 睡眠改善技術: 第10章「集団を対象とした睡眠改善技術」p.184-207(睡眠心理学 15章「睡眠改善法(1)」p.210-224,16章「睡眠改善法(2)」p.225-241) |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
期末試験(80%)、毎回の授業に対するコメントシートへの回答(20%) |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
心理カウンセラーとして高校の心理相談業務に携わった経験を生かして、睡眠心理学の分野で開発されてきた睡眠と覚醒の評価法、心理学的手法を用いた睡眠研究の成果や睡眠相談における心理臨床等について講義します。 |
メッセージ |
この授業では、睡眠改善のための睡眠評価技術と睡眠改善技術を中心として授業を進めます。睡眠に関する理解を深めるために、教養教育科目「睡眠の科学」(2T・3T)を受講しておくことをお勧めします。また、演習形式で行う総合科学部共通科目「睡眠と健康」(2T)も、この授業の理解に役立つでしょう。 |
その他 |
この授業を含め、睡眠改善にかかわる授業を8単位取得すると、一般社団法人日本睡眠改善協議会が認定する「睡眠改善指導者(大学認定睡眠改善インストラクター)」認定試験の受験資格が得られます。受験資格や試験等に関する詳しい情報については、授業担当者の林までお問い合わせください。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |