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年度 2026年度 開講部局 教養教育
講義コード 61810001 科目区分 領域科目
授業科目名 哲学A
授業科目名
(フリガナ)
テツガクA
英文授業科目名 Philosophy A
担当教員名 島村 修平
担当教員名
(フリガナ)
シマムラ シュウヘイ
開講キャンパス 東千田 開設期 1年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 木11-12:東千田S207講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面
講義中心。 
単位 2.0 週時間 2 使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 01 : 哲学
対象学生
授業のキーワード 論理的思考、クオリア、言葉の意味、知識のJTBモデル、懐疑論、自由意志、人格の同一性 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
領域科目(人文社会科学系科目群) 分類:哲学・倫理学・宗教学・芸術学 
学習の成果1. 論理的思考法の基礎を学び、それを使いこなせるようになる。
2. 現代英米哲学(分析哲学)におけるいくつかの代表的な問題を理解し、それらを説明できるようになる。
 
授業の目標・概要等  この授業の学習目標は二つの柱から成ります。第一の柱は、物事を哲学的に考える技術を身に付けることです。哲学の主題は幅広く、その一部は思想や宗教と重なり、また別の部分では科学とも重なっています。それら他の分野と哲学を比べたとき、哲学の大きな特徴は、突き詰めると「できるだけゆっくり考える」という点にあります。つまり、自分の頭を使って普段当たり前だと思っていることを丁寧に問い直すという姿勢です。哲学ではそういうことを非常に長い間続けてきたので、そのための様々な技術が蓄えられています。
 この授業の第二の柱は、具体的な哲学の問題に触れ、実際に哲学的に考えるトレーニングをするということです。この世界に本当に存在するものは何か、絶対確実な知識はありうるか、人生の意味とは何か。こうした問いは、哲学的思考を鍛える恰好の題材です。過去の哲学者の考えを手掛かりに、第一の柱で学んだ技術を生かして、自分なりの意見を表現してみましょう。 
授業計画 第1回:授業目標と授業マップ
第2回:哲学と論理的思考
I  存在論:何があるのか?
第3回:哲学の技術①:論証の構造
第4回:哲学の議論①:この世界にあるのは本当に物だけ?
    ――哲学的ゾンビと知識論法
第5回:哲学の議論②:言葉の意味はどこにある?
第6回:哲学の問い①:何が存在するのか?
II   認識論:常識を疑ってみる
第7回:哲学の技術②:論証の評価と暗黙の前提
第8回:哲学の議論③:認識論と哲学的懐疑
第9回:哲学の議論④:昨日と自分と今日の自分は本当に同じ?
    ――人格の同一性
第10回:哲学の議論⑤:自由な意志は存在しうるか?
    ――決定論と自由意志
第11回:哲学の問い②:懐疑と向き合う
III   実践編:哲学を生かす
第12回:哲学の技術③:否定と条件文
第13回:哲学の技術④:価値に関わる論証
第14回:哲学の問い③:生きる意味について
第15回:自由論述の作成と提出 
教科書・参考書等 『新版 論理トレーニング』、野矢茂樹(著)、産業図書、2006年。
『論理トレーニング101題』、野矢茂樹(著)、産業図書、2001年。
『ロンリのちから』、NHK『ロンリのちから』製作班(著)、野矢茂樹(監修)、三笠書房、2015年。
『心の哲学入門』、金杉武司(著)、勁草書房、2007年。
『クオリアの哲学と知識論証』、山口尚(著)、春秋社、2012年。
『言語哲学 入門から中級まで』、W. G. ライカン(著)、荒磯敏文他(訳)、勁草書房、2005年。
『哲学が分かる 自由意志』、トーマス・ピンク(著)、戸田剛文他(訳)、岩波書店、2017年。
『知識の哲学』、戸田山和久(著)、産業図書、2002年。 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料, 映像資料, moodle
【詳細情報】 必携PC 
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション, 小テスト/ クイズ形式, 授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
●講義(「哲学の技術」と「哲学の議論」)の回(全9回)
 ・毎回その回の要点を記載したハンドアウトを配布します。
 ・ハンドアウトには次の回の参考文献も記載しますので、予習に役立ててください。
 ・各回の最後にその回の要点の理解を問う小テストを出題し、次の回にその小テストを解説します。もし小テストの解説を聞いて分からない部分がある場合には、そのままにせず、必ずその日の内に質問に来てください。
●演習(「哲学の問い」)の回(全3回)
 ・これらの回では、受講者であるあなた達自身が主役です。自分自身で立てた色々な哲学の問いに、サイレント・ダイアローグ(SD)という手法を使って受講者同士で取り組んでもらいます。
 ・事前にSDで論じる問いを各自用意して臨んでください。
 ・最後の自由論述問題では、SDで考えたことを素材として利用できます。 
履修上の注意
受講条件等
なし 
成績評価の基準等 平常点(第1回~第14回):50%。自由論述課題(第15回):50%。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 哲学的思考の技術が役に立つのは、哲学の問題を考えるときばかりではありません。周りの友達と何だか話がすれ違っていると感じるとき、雑誌の記事や本を読んでいてどこか変だと感じるけれどそれがどこなのかうまく言えないとき、大事な決断を下すために一歩ずつ納得して考えたいときなど、哲学的思考法が役立つ日常の場面は、じつはたくさんあります。この授業をきっかけに、物事をいつもより少しだけゆっくり考えてみることで開けてくる世界を一緒に覗いてみましょう。
ノートパソコンを持参してください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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