広島大学シラバス

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年度 2026年度 開講部局 文学部
講義コード BM504002 科目区分 専門教育科目
授業科目名 イギリス小説文学演習 B
授業科目名
(フリガナ)
イギリスショウセツブンガクエンシュウB
英文授業科目名 Seminar on English Novels B
担当教員名 担当教員未定
担当教員名
(フリガナ)
タントウキョウインミテイ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 木5-8:文B102
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
オンライン(同時双方向型)
演習中心、ディスカッション 
単位 2.0 週時間 4 使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生
授業のキーワード 文学、イギリス、社会、歴史 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
欧米文学語学・言語学プログラム
(能力・技能)
・イギリス・アメリカ、ドイツもしくはフランスの文学と語学、または諸言語のテクストを読解する能力の習得 
授業の目標・概要等 この授業では、Kazuo Ishiguro作The Remains of the Day (1989) を取り上げます。主として戦間期を舞台として語りが展開される本作は、イギリス社会・歴史の一断面を垣間見ることができるテクストであると同時に、1人称の語りならではの〈語ることの倫理〉について静かに問いかけてくる小説だとも言えます。この授業では、まず語りに身を委ねながら作品を読み進め、その上で、「語り手は何を語っているのか、何を語らないのか」「私たちはどのように読むよう誘導されているのか」を、「自分」の言葉で説明できるようになることを目標とします。 
授業計画 第1回 はじめに 
授業の概要および注意点、Zoomの使い方、動作確認など
第2回 構築される自己像:Prologue: July 1956  Darlington Hall, pp. 3-20
第3回 語られる出来事:Day One—Evening Salisbury, pp. 23-45
第4回 回想される過去:Day Two—Morning Salisbury, pp. 49-70
(‘it was indeed as though he hoped to find some precious jewel he had dropped there’まで)
第5回 構築される他者像:Day Two—Morning Salisbury, pp. 70-95
(‘it was M. Dupont who somehow held the key to the outcome of the following days’まで)
第6回 語りの一貫性?(1):Day Two—Morning Salisbury, pp. 95-115
第7回 語りの一貫性?(2):Day Two—Afternoon Mortimer’s Pond, Dorset, pp. 119-133
第8回 前半の振り返り:語り手は何を語っているように見えるのか?
第9回 誘導される読者(1)Day Three—Morning Taunton, Somerset, pp. 137-149
第10回 誘導される読者(2):Day Three—Evening Moscombe, near Tavistock, Devon, pp. 153-184 (‘Thank you very kindly for the cocoa’まで)
第11回 誘導される読者(3):Day Three—Evening Moscombe, near Tavistock, Devon, pp. 184-211
第12回 誘導される読者(4):Day Four—Afternoon Little Compton, Cornwall, pp. 215-239
第13回 誘導される読者(5):Day Six—Evening Weymouth, pp. 243-258
第14回 語ることの倫理とは? 語り手は何を語らないのか?
第15回 全体の総括

レポート提出:詳細は授業中に指示 
教科書・参考書等 教科書:Kazuo Ishiguro, The Remains of the Day, Faber & Faber, 1985. Kindleにはページ数が記載されていないため、紙媒体のテクストを用意することを強く推奨します。
参考文献:BBC News, ‘Servants: A Life below Stairs’ https://www.bbc.com/news/magazine-19544309
 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, Zoom
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション, 授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
第1回:予習:シラバスを読み、授業の目的と進め方を確認する。復習:今後の読書計画を立てる。
第2回:予習:指定された範囲を読む。内容を細かく理解しようとせず、語りのトーンに注意して読む。復習:語り手の自己像について整理する。
第3回:予習:指定された範囲を読む。出来事の因果関係を意識しながら読む。復習:語り手の価値判断がどのように示されているかを振り返る。
第4回:予習:指定された範囲を読む。過去の回想に注意して読む。復習:語りの時間構造について整理する。
第5回:予習:指定された範囲を読む。人物描写に注目する。:復習:語り手が強調している点、避けている点を整理する。
第6回:予習:指定された範囲を読む。語りの語調や言い回しに注意する。復習:語りの一貫性について考える。
第7回:予習:指定された範囲を読む。舞台や出来事の意味を考えながら読む。復習:ここまでの物語展開を振り返る。
第8回:予習:これまで読んだ範囲を簡単に振り返る。復習:レポート執筆に向けて論点を整理する。
第9回:予習:指定された範囲を読む。語り手の態度の変化に注意する。復習:語りと行動のずれについて整理する。
第10回:予習:指定された範囲を読む。会話場面に注目する。復習:語り手の解釈の仕方を振り返る。
第11回:予習:指定された範囲を読む。感情の表現に注意して読む。復習:読者としての違和感を整理する。
第12回:予習:指定された範囲を読む。語りの終盤への変化を意識する。復習:語り手の自己理解について整理する。
第13回:予習:指定された範囲を読む。物語の締めくくり方に注目する。復習:作品全体の構造を振り返る。
第14回:予習:全体を振り返り、印象に残った箇所を再読する。
復習:語りの意味効果について整理する。
第15回:予習:これまでの授業内容を振り返る。復習:レポート執筆に向けて論点を整理する。
*レポート提出:詳細は授業中に説明。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業への貢献度(40%)、レポート(60%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他 この授業では授業中に発声・発音を求めるため,オンラインで受講する場合は受講場所に注意すること。なお、教科書として英語による原書を用いるが,説明やディスカッション等は日本語で行う。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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