| 年度 |
2026年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
| 講義コード |
ASB09201 |
科目区分 |
専門教育科目 |
| 授業科目名 |
日本近現代社会論 |
授業科目名 (フリガナ) |
ニホンキンゲンダイシャカイロン |
| 英文授業科目名 |
Modern and Contemporary Japanese Society |
| 担当教員名 |
横山 尊 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヨコヤマ タカシ |
| 開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
| 曜日・時限・講義室 |
(3T) 木1-4:総K110 |
| 授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
| 講義中心、板書多用 |
| 単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
| 学習の段階 |
2
:
初級レベル
|
| 学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
| 学問分野(分科) |
07
:
史学 |
| 対象学生 |
ジェンダー・セクシュアリティ、日本史への理解を深めたい学生 |
| 授業のキーワード |
ジェンダー、セクシュアリティ、日本近現代史 |
| 教職専門科目 |
|
教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
|---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 (総合的な力) ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
| 授業の目標・概要等 |
【テーマ:〈ジェンダー〉と〈セクシュアリティ〉からみる日本近代】 本講義は、〈ジェンダー〉と〈セクシュアリティ〉という観点から、日本の近現代史を問いなおします。 〈ジェンダー〉とは、生物学的な性別以上に社会的・文化的に形成される性別のこと、あるいはそれを研究する分野をいいます。社会、文化の性別を問うにはどうしても歴史的思考が必要になります。 ジェンダーを扱うことは男と女の関係性を社会、文化的に論じることでもあります。その関係性とは家族、家庭であり、性生活(売買春も含む)でしょう。だから〈ジェンダー〉研究は〈セクシュアリティ〉の研究にもつながっていきます。 本講義はこれら〈性〉がいかに歴史の中で政治、社会、文化と関係を切り結んだかを論じ、明治期から戦後を通した長いスパンを扱い、東アジア全体の動向も視野に入れることで、高校日本史とは異なるかたちで日本近代史の全体像を洗いなおしていきます。 |
| 授業計画 |
第1回 導入―〈ジェンダー〉〈セクシュアリティ〉という観点から日本近代をみる意味 第2回 江戸から明治における離婚の変容 第3回 江戸時代に武家の女性は弱かったのか? 第4回 国母・美子皇后を創出する 第5回 「文明」の課題―男女同権・一夫一婦・売淫婦人 第6回 女性参政権問題から教育勅語へ 第7回 近代家族とセクシュアリティ 第8回 新しい女・モダンガール・良妻賢母 第9回 植民地台湾の「モダンガール」現象とファッションの政治化 第10回 資生堂という企業―化粧品製造・販売の戦略と文化 第11回 国防婦人会―銃後における婦人動員のシンボルと実態 第12回 戦後における性風俗産業の叢生と売春防止法 第13回 性愛空間の変容―野外からラブホテルへ 第14回 男性史の可能性?―ヒゲの近現代史を例に 第15回 優生学運動から新優生学へ―不妊手術の歴史と出生前診断の現在/まとめ
期末試験を実施します。 |
| 教科書・参考書等 |
教科書は利用しません。講義中にレジュメを配布し、それに基づいて講義を行います。 主な参考文献は以下のとおり。 関口すみ子『御一新とジェンダー―荻生徂徠から教育勅語まで』東京大学出版会(2005年) 伊藤るり、坂本ひろ子、タニ・E・バーロウ編『モダンガールと植民地近代―東アジアにおける帝国・資本・ジェンダー』岩波書店(2010年) 横山尊『日本が優生社会になるまで―科学啓蒙、メディア、生殖の政治』勁草書房(2015年) ※詳細は毎回の講義で示します。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, 映像資料, moodle |
| 【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
小テスト/ クイズ形式, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
第1回 講義の目的を理解しよう。 第2回 離婚から男女の力関係の時代的変遷を読みとろう。 第3回 江戸時代は男尊女卑社会という先入観を疑おう。 第4回 大奥とは違う「女権」が明治期にどう目指されたかを理解しよう。 第5回 明治の知識人は西洋の女性観にどう対峙したかを理解しよう。 第6回 明治期に女性はいかなる論理で政治から排除されたかを知ろう。 第7回 近代家族は「性」の変容にいかなる対応を迫られたかを知ろう。 第8回 新しい女・モダンガール・良妻賢母の異同を理解しよう。 第9回 植民地台湾で洋服、和服、チャイナドレスのどれがどんな理由で好まれたかを考えよう。 第10回 明治から昭和の化粧品の扱いの変容を理解しよう。 第11回 大阪発の婦人団体がなぜ会員1千万を獲得できたかを考えよう。 第12回 戦後の公娼制度廃止と売春防止法の裏で何があったかを知ろう。 第13回 男女が愛し合う場所は時代ごとにどう変容したかを理解しよう。 第14回 男性史はどうすれば面白くなるのかを考えよう。 第15回 強制不妊手術と出生前診断は何が同じで何が違うかを考えよう。 |
履修上の注意 受講条件等 |
高等学校や教養的教育で、日本史、世界史を学んでいる必要はありません。 |
| 成績評価の基準等 |
期末試験、講義後のミニッツペーパー |
| 実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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| メッセージ |
日本史の知識がなくても理解できるように講義を工夫しますが、高校の教科書などで予習・復習すれば、さらに理解が深まります。また講義で示した参考文献で面白そうなものは図書館で手に取って読むことをお勧めします。 |
| その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |