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年度 2026年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASA26001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 アメリカ社会研究演習
授業科目名
(フリガナ)
アメリカシャカイケンキュウエンシュウ
英文授業科目名 Seminar on American Society
担当教員名 シラバス授業計画等参照
担当教員名
(フリガナ)
シラバスジュギョウケイカクトウサンショウ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
対面
演習中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 07 : 史学
対象学生 学部2年生以上
授業のキーワード 福音派、スコッツ・アイリッシュ、保守派、リベラル、トランプ、ヴァンス 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解
(能力・技能)
・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能
(総合的な力)
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 
授業の目標・概要等 現在のトランプの⽀持者たちのあいだには「福⾳派」と「スコッツ・アイリッシュ」という⼆つのグループが存在します。リベラルなアメリカは 前者を「狂信的な原理主義者」の亜種として、後者を「⼈種差別主義的なレッドネック」としてくくってきました。だが、両者の歴史はより複雑で多⾯性を有しています。福⾳派はその定義さえ定かでなく、歴史をさかのぼればリベラルとの共通点までもがみえてきま す。スコッツ・アイリッシュの歴史は、スコットランドとイングランドの国境地帯にはじまり、北アイルランドを経て、アメリカのアパラチア⼭脈へとつながります。よそ者に上から⽬線で指⽰されることを嫌う荒くれ者たち、全⽶の⽩⼈労働者階級の中⼼、『ヒルビリー・エレジ ー』のJ・D・ヴァンスの出⾃――。この講義では、リベラルなアメリカの「シャドウ」と化している福⾳派とスコッツ・アイリッシュの歴史を掘り起こし、彼らの世界の実像に迫ります。 
授業計画 第1回 集中講義のガイダンス:リベラルなアメリカの「失われた魂」たち―福⾳派とスコッツ・アイリッシュの世界
第2回 福⾳派と原理主義者と宗教右派:「福⾳派」という幻想︖の違い
第3回 福⾳派の終末論が⽰す意外なアメリカ像:この世が終わるとき神に滅ぼされる諸国の⼀つとしてのアメリカ
第4回 福⾳派になり切れない南部バプテスト:ファンダメンタリスト=リベラル?
第5回 スコープス裁判の意外な側⾯:メディアによってつくられたイメージ
第6回 19世紀福⾳主義の過激な社会/世界改⾰者たち:反フリー メーソン、絶対禁酒、反奴隷制、グラハムのクラッカー、パーフェク トな男⼥関係
第7回 不特定多数の⼈々の⼼をつかむ方法:リバイバル集会と政党 ⼤会とロックコンサートとスティーブ・ジョブズの関係
第8回 現在の福⾳派とリベラルの共通のルーツ:宗教は形よりも中⾝が⼤事、世界をミレニアムにするために
第9回 スコットランド⼈の反権威主義的伝統:ウィリアム・ウォレスとジョン・ノックス
第10回 アルスターの問題児:ノンコンフォ―ミストの誕⽣
第11回 「地球のクズ」、「⼈類のゴのミ」と呼ばれて:エスタブリッシュメントへ反発
第12回 パクストン・ボーイズとフェアプレイとウィスキーの反乱:ボーダーランド⼈の反政府主義
第13回 アンドリュー・ジャクソン:ボーダーランズの⾸⻑
第14回 奴隷を持たない彼ら奴隷主と同じ側で戦った理由:よそ者の⽀配に対する抵抗
第15回 スコッツ・アイリッシュの知られざる世界:ヤンキー嫌いからリベラル嫌いへ、英⽂法への挑戦、ジャクソン派の内政と外交 
教科書・参考書等 参考書:
●⼭本貴裕『リベラルなアメリカの「失われた魂」たち――福⾳派とスコッツ・アイリッシュの世界』彩流社、2025年(授業内で配布予定です)
〇Colin Woodard, American Nations: A History of the Eleven Rival Regional Cultures of North America (New York: Penguin
Books, 2011)
〇David Hackett Fischer, Albion's Seed: Four British Folkways in America (New York: Oxford University Press, 1989). 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料, 音声教材, 映像資料
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション, ペア・リーディング, 授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
◆受講⽣には集中講義の期間中、1⼈1回ずつ、授業内で発表してもらいます。具体的な発表の内容に関しては、事前に、教科書の特定の章を当てますので、その箇所の担当をお願いします。
第1回 事前(60分) 教科書の「はじめに」を読む、事後(60分)復習
第2回 事前(60分) 教科書の第⼀章を読む、事後(60分)復習
第3回 事前(60分) 教科書の第⼆章を読む、事後(60分)復習
第4回 事前(60分) 教科書の第三章を読む、事後(60分)復習
第5回 事前(60分) 教科書の第四章を読む、事後(60分)復習
第6回 事前(60分) 教科書の第五章を読む、事後(60分)復習
第7回 事前(60分) 教科書の第六章を読む、事後(60分)復習
第8回 事前(60分) 教科書の第七章を読む、事後(60分)復習
第9回 事前(60分) 教科書の第⼋章を読む、事後(60分)復習
第10回 事前(60分) 教科書の第九章を読む、事後(60分)復習
第11回 事前(60分) 教科書の第⼗章を読む、事後(60分)復習
第12回 事前(60分) 教科書の第⼗⼀章を読む、事後(60分)復習
第13回 事前(60分) 教科書の第⼗⼆章を読む、事後(60分)復習
第14回 事前(60分) 教科書の第⼗三章を読む、事後(60分)復習
第15回 事前(60分) 教科書の第⼗四章を読む、事後(60分)復習 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 ◆授業内での発表50%、レポート50% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ ◆この講義を通して、現在のアメリカの分断状況を歴史的かつ全体的に⾒る⽅法を⽰してみたいと思います。 
その他 2027年2月10日(水)~13日(土)での集中講義を予定しています。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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