| 年度 |
2026年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
| 講義コード |
ASA04001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
| 授業科目名 |
東アジア地域史 |
授業科目名 (フリガナ) |
ヒガシアジアチイキシ |
| 英文授業科目名 |
East Asian History |
| 担当教員名 |
高 暁彦 |
担当教員名 (フリガナ) |
コウ ギョウゲン |
| 開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 2ターム |
| 曜日・時限・講義室 |
(2T) 火5-8:総K314 |
| 授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
| 講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
| 単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
| 学習の段階 |
3
:
中級レベル
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| 学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
| 学問分野(分科) |
07
:
史学 |
| 対象学生 |
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| 授業のキーワード |
アジア史、前近代、近代、皇帝専制国家、朝貢・冊封体制、国民国家、国民国家建設、ナショナリズム、法の支配、民主主義、社会主義 |
| 教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 |
| 授業の目標・概要等 |
東アジアの近代は、ウェスタン・インパクから始まる。国民国家、ナショナリズム、民主主義、そして法の司法などのヨーロッパ発の概念は、東アジアに固有の地域的な国際関係や国内統治のあり方に変容を迫った。本授業では、東アジアの近代史を、「国民国家の建設」、「民主主義の発展」、「法治主義の発展」という三つの位相から検討する。これらの概念が西洋においていかに生まれ、いかに東アジアにもたらされ、そしてそこでいかに受容されたのかを、中国と日本の事例を対比しながら把握する。 |
| 授業計画 |
授業計画 第1回 オリエンテーション 第2回 東アジアにおける前近代と近代 第3回 前近代の東アジア(1):皇帝専制体制と幕藩体制のあり方と国家能力 第4回 前近代の東アジア(2):朝貢・冊封体制に関する言説と現実 第5回 国民国家建設(1):国民国家とは何か、ナショナリズムとは何か 第6回 国民国家建設(2):中国と日本の国民国家建設 第7回 国民国家建設(3):中国と日本におけるナショナリズムの発達 第8回 国民国家建設(4):「国家権力の浸透」の再検討 第9回 民主主義の発展と挫折(1):立憲主義、リベラリズム、デモクラシーと日本 第10回 民主主義の発展と挫折(2):中国国民党の「三序構想」 第11回 民主主義の発展と挫折(3):中国共産党の民主集中制・集団指導・個人支配 第12回 政治と法治(1):「法治国家」の成立と日本 第13回 政治と法治(2):中華民国における近代的な司法制度建設の成果と限界 第14回 政治と法治(3):中国共産党における「社会主義適法性」と「人民司法」 第15回 まとめ 自筆資料の持ち込みを可とする期末試験を実施する。
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| 教科書・参考書等 |
参考書: マックス・ウェーバー、野口雅弘(訳)『支配についてⅠ 官僚制・家産制・封建制』岩波書店、2023年 アンソニー・ギデンズ、松尾精文(訳)、小幡正敏 (訳)『国民国家と暴力』而立書房、1999年 石川禎浩『中国共産党、その百年』筑摩書房、2021年。 高橋伸夫『中国共産党の歴史』慶應義塾大学出版会、2021年 吉澤誠一郎『清朝と近代世界』岩波書店、2010年。 石川禎浩『革命とナショナリズム』岩波書店、2010年。 川島真『近代国家への模索』岩波書店、2010年。 久保亨『社会主義への挑戦』岩波書店、2011年。 高原明生、前田宏子『開発主義の時代へ』岩波書店、2014年。 西村成雄『中国の近現代史をどう見るか』岩波書店、2017年。 北岡伸一『日本政治史 -- 外交と権力 増補版』有斐閣、2017年。 松本健一『日本の近代1 - 開国・維新 1853~1871』中央公論新社、2012年。 坂本多加雄『日本の近代2 - 明治国家の建設 1871~1890』中央公論新社、2012年。 御厨貴『日本の近代3 - 明治国家の完成 1890~1905』中央公論新社、2012年。 有馬学『日本の近代4 - 「国際化」の中の帝国日本 1905~1924』中央公論新社、2013年。 北岡伸一『日本の近代5 - 政党から軍部へ 1924~1941』中央公論新社、2013年。 五百旗頭真『日本の近代6 - 戦争・占領・講和 1941~1955』中央公論新社、2013年。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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| 【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予習・復習へのアドバイス 第1回 「地域」という概念について理解する。 第2回 「近代」について、諸学説を踏まえて理解する。 第3回 前近代における中国と日本の国家能力の違いを理解する。 第4回 東アジアの前近代的な国際秩序のあり方を理解する。 第5回 国民国家およびナショナリズムについて、そのヨーロッパにおける起源を踏まえ、それぞれの定義を理解する。あわせて、国民国家の基本構造およびナショナリズムの類型を把握する。 第6回 中国と日本の国民国家建設の異同を理解する。 第7回 中国と日本においてナショナリズムがいかに発達したのかを理解する。日本におけ ナショナリズムの発達および中国における「中華民族」概念の発生を把握する。 第8回 「国家権力」が何を意味するのかについて、近年の学説を踏まえて理解する。 第9回 立憲主義、リベラリズム、デモクラシーなどの概念の異同を理解する。日本における明治憲法の施行から男子普通選挙制の普及、政党政治の定着と崩壊に至る過程を理解する。 第10回 辛亥革命以降の中国における民主主義成立の模索過程を、中国国民党の「三序構想」を踏まえて把握する。 第11回 リベラル・デモクラシーに対抗するレーニン主義の文脈で生まれた「民主主義」の構想を把握する。あわせて、中国共産党における民主集中制、集団指導、そして個人支配体制がいかに形成されたのかを把握する。 第12回 「法治国家」という概念がいかに生まれ、いかに東アジアにもたらされたのかを分析する。 第13回 中華民国における近代司法制度建設の成果と限界を理解する。 第14回 社会主義国家における統治と法律の関係を把握し、「社会主義適法性」という概念がいかに生まれ、それが1950年代の中国にいかにもたらされ、受容されたのかを理解する。 第15回 まとめ |
履修上の注意 受講条件等 |
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| 成績評価の基準等 |
平常点(40%)、期末試験(60%) |
| 実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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| メッセージ |
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| その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |