| 年度 |
2026年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
| 講義コード |
ANN32001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
| 授業科目名 |
環境科学特論 |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウカガクトクロン |
| 英文授業科目名 |
Special Lecture on Environmental Sciences |
| 担当教員名 |
中屋 眞司 |
担当教員名 (フリガナ) |
ナカヤ シンジ |
| 開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 集中 |
| 曜日・時限・講義室 |
(集) 集中:総J306 |
| 授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
| 講義中心 |
| 単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
| 学習の段階 |
3
:
中級レベル
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| 学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
| 学問分野(分科) |
03
:
自然環境 |
| 対象学生 |
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| 授業のキーワード |
地下水資源、フィールド科学、環境水、水循環、自然由来汚染、トレーサー、微生物活性、流域ガバナンス |
| 教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
|---|
到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・個別学問体系に関する多様な情報源から必要な文献資料やデータを収集・解析する能力・技能 ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 |
| 授業の目標・概要等 |
授業の目標:水文地質学に立脚したフィールド調査・研究から明らかになった水循環とそれにともなう水-岩石相互作用や、ソース(発生源)からシンク(蓄積場)に至る物質輸送、環境変動要因について学び、水と人間生活との共存に関して、広い視野から将来の水環境システムを設計する重要性について理解できるようになる。また、健全な水循環を確保するための流域ガバナンスについても理解が深まるようになる。 授業の概要:水文地質構造の3つの型と雨水の地下への涵養や地下水の流動・脆弱性などの特徴、水収支、水の需要量/供給量、水ストレス、地下水の可視化のためのトレーサーや物理、化学的アプローチなどの基礎を学ぶ。実際に行った長野県八ヶ岳流域や北アルプス流域での流域ガバナンスのための物理、地球化学的地下水調査事例、アジア・アフリカの自然由来ヒ素やフッ素による地下水汚染の実態調査、汚染機構や環境水中の微生物活性などの調査事例を通じてフィールド科学手法による水文地質調査・研究の基礎/応用を修得する。 |
| 授業計画 |
[第1日 水文地質調査の基礎] 第1回 飲料用地下水のヒ素汚染 第2回 バングラデシュの地下水ヒ素汚染調査 第3回 バングラデシュの地下水ヒ素汚染と人々のくらし 第4回 地下水の可視化手法 第5回 地下水トレーサー
[第2日 流域地下水ガバナンスのための水文地質調査] 第6回 地下水トレーサーの適用(八ヶ岳湧水中の放射性セシウムの特性評価) 第7回 火山地域(八ヶ岳―浅間山―佐久盆地)の地下水賦存量調査、物質輸送 第8回 火山地域(八ヶ岳―浅間山―佐久盆地)の地下水資源の近未来予測 第9回 非火山地域(北アルプス―松本盆地)の地下水調査 第10回 非火山地域(北アルプス―松本盆地)の水循環機構、水収支と水ストレス
[第3日 水文地質環境評価] 第11回 タンザニア・メル―火山域の地下水フッ素汚染調査 第12回 タンザニア・メル―火山/人口密集地の飲料用井戸水の(健康関連無機成分)汚染調査 第13回 タンザニア・メル―火山域の水資源量と地球温暖化の影響 第14回 環境水中の微生物活性評価 第15回 微生物による地下水環境変化(帯水層蓄熱システム開発に向けて)
集中講義中に、5~6回/3日の小レポート(各A4、1ページ、自筆)を提出すること。ただし、執筆時間(10分程度/回)は講義中に与える。また、集中講義最終に、総合レポート(A4、2~3ページ程度、自筆)を提出すること。ただし、執筆時間(25分程度)は講義中に与える。A4白紙用紙は配布する。
この集中講義は,2026年9月28日(月)~30日(水)に行われる予定 |
| 教科書・参考書等 |
教科書:使用しません 参考書:当日に資料配布 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, 映像資料, その他(【詳細情報】を参照) |
| 【詳細情報】 |
講義ではMicrosoft Power Pointを使用 |
授業で取り入れる 学習手法 |
小テスト/ クイズ形式, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
第1回 解決困難な三大地下水汚染の1つ、ヒ素汚染について学ぶ。 第2回 発展途上国(バングラデシュ村落部)での地下水ヒ素汚染調査について学ぶ。 第3回 ヒ素汚染地下水を飲用するバングラデシュの村落の人々のくらしの課題を考える。 第4回 河川水と違って直接見ることができない地下水を可視化する科学的手法を学ぶ。 第5回 地下水を可視化するのに使われるトレーサーによって何が明らかになるか学ぶ。 第6回 原発事故で拡散した放射性セシウムの地下水中の挙動評価を学び、考える。 第7回 火山地質の流域地下水ガバナンスのための地下水賦存量調査と水系の物質輸送を学ぶ。 第8回 全球気候変動予測モデル出力データに基づく地下水資源の近未来予測法を学び、考える。 第9回 非火山地域の地下水資源の形成機構を学ぶ。 第10回 非火山地域の水資源の脆弱性、水ストレスを学び、考える。 第11回 解決困難な三大地下水汚染の1つ、フッ素汚染について学び、考える。 第12回 水資源に恵まれたメル-火山地域で起こる飲料用井戸水の複合汚染を考える。 第13回 メル-火山地域/人口密集地の水資源量の未来について考える。 第14回 細菌・古細菌の活性評価としての環境水中のアデノシン三リン酸の変動を考える。 第15回 帯水層高温蓄熱システム開発に伴う地下の細菌・古細菌増殖と水質変化を学び、考える。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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| 成績評価の基準等 |
授業で扱った内容について、自身の理解や考えを正しく平易に表現できるかについて、第三者への説明を想定したレポートにより評価する。レポート執筆要領については、授業で説明する。 ・小レポート(講義内容で重要と考える4項目と感想):60点満点 ・総合レポート(講義で感じた問題点・課題に対する自分の考え):40点満点、 合計100点満点で評価。 |
| 実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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| メッセージ |
発展途上国での地下水汚染や地下水資源調査でいつも感じるのは、水問題のしわ寄せは貧困層に向けられているということだ。水問題は貧困の問題と結びついた解決困難な課題で、解決には斬新なアイデアが求められる。 |
| その他 |
集中講義日程:2026年9月28日(月)〜30日(水) 1-10時限
2026年度9月卒業予定者は履修対象外です。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |