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年度 2025年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期教育科学専攻教育学プログラム
講義コード WNC60150 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 高等教育調査分析演習II(量的研究)
授業科目名
(フリガナ)
英文授業科目名 Higher Education Research and Analysis Exercise II (Quantitative Research)
担当教員名 樊 怡舟,村澤 昌崇
担当教員名
(フリガナ)
ハン イシュウ,ムラサワ マサタカ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 月11-12
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
対面, オンライン(同時双方向型)
講義と演習の両方を行う。特に授業後半の回では、外部講師を招いた集中講義による演習を行う。
※教育データサイエンスプログラムの開講授業「教育におけるデータサイエンス活用法」と同期して行う。 
単位 2.0 週時間 2 使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 07 : 教育学
対象学生 主として高等教育学コースの学生
授業のキーワード データサイエンス、因果推論、PDCA、教育統計、教育測定、教育評価、学校評価、学校経営、フリーソフト 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 本授業を通じ、以下の知識技術を習得・発展させることを目標とする:
①学校・大学組織の基本的構造を理解するための理論体系の概略を学ぶ(学校組織の特徴)
②①の学校・大学組織の運営においてニーズが高まっている「エビデンス」の収集・分析の方法について、近年のEBPM(証拠に基づいた政策形成)の考え方を踏まえながら、そこで推奨されるデータ分析の一手法である因果推論の基本的な考え方を理解するとともに、実践的に使えるための各種技法やソフトウエアの使用法等を学ぶ
③以上を通じて、学校・大学の現場において、児童生徒及び学生の指導に必要な、言動・学力・成長の等の実態や、教職員自体の活動状況等の把握について、より客観的なエビデンスとなるようなデータの収集と分析の力を身につけさせる。 
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 学校組織の特徴1:PDCA・PPDACのあり方を中心に(曽余田)
第3回 学校組織の特徴2:PDCA・PPDACのあり方を中心に(曽余田)
第4回 EBPMと学校・大学1(村澤・樊)
第5回 EBPMと学校・大学2(村澤・樊)
第6回 因果推論入門①:因果とは何か・・・基礎的な議論の紹介/擬似相関/因果の定義(樊・村澤)
第7回 因果推論入門② ルービン流の考え方を基に(樊・村澤)
第8回 因果推論入門③ パール流の考え方を元にーDAGとdo演算子(樊・村澤)
第9回 因果推論入門④ バックドア基準・共変量調整・D分離(樊・村澤)
第10回 因果推論入門⑤ 因果推論の主要な手法:傾向スコア・DID・操作変数法・自然実験(樊・村澤)
第11回 データを用いた分析例1:フリーソフトの活用法(村澤・樊)
第12回 データを用いた分析例2(集中)・・・NEC因果推論チームをゲストに招いての分析演習
第13回 データを用いた分析例2(集中)・・・NEC因果推論チームをゲストに招いての分析演習
第14回 データを用いた分析例2(集中)・・・NEC因果推論チームをゲストに招いての分析演習
第15回 データを用いた分析例2(集中)・・・NEC因果推論チームをゲストに招いての分析演習

レポートを課す予定 
教科書・参考書等 必要に応じて教員が作成した資料・レジュメ等を配布する
(参考文献:事前に読んでおくことが望ましい)
佐古・曽余田・武井,2011,『学校づくりの組織論 (講座現代学校教育の高度化 12)』学文社.
林岳彦,2024,『はじめての統計的因果推論』岩波書店 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, 配付資料, Microsoft Teams, Zoom
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション, 授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
因果推論に関する授業については、少し高度な内容に触れることから、参考文献も参照しながら特に復習にしっかりと時間をかけてください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 提出されたレポートの出来により判断する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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