年度 |
2025年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7062001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
遺伝子工学 |
授業科目名 (フリガナ) |
イデンシコウガク |
英文授業科目名 |
Genetic Engineering |
担当教員名 |
熊谷 孝則 |
担当教員名 (フリガナ) |
クマガイ タカノリ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水1-4:霞R404講義室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
対面講義 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
04
:
生命科学 |
対象学生 |
薬学部3年生 |
授業のキーワード |
制限酵素, ベクター, 宿主, クローニング, ライブラリー, ハイブリダイゼーション, 塩基配列, PCR, 変異導入, 遺伝子導入, 遺伝子治療, ゲノム |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第2ステップ:生体の構造と機能 薬学教育モデル・コアカリキュラム: C 薬学基礎 C6 生命現象の基礎 (4)生命情報を担う遺伝子 【②遺伝情報を担う分子】【④転写・翻訳の過程と調節】【⑥組換え DNA】,C7 人体の成り立ちと生体機能の調節 (1)人体の成り立ち 【①遺伝】,C8 生体防御と微生物 (3)微生物の基本 【② 細菌】 E 医療薬学 E2 薬理・病態・薬物治療 (8)バイオ・細胞医薬品とゲノム情報 【②遺伝子治療】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (知識・理解) ・生体のホメオスタシス(恒常性)の維持機構とダイナミックな調節機構に関する知識と理解●資質⑤
薬科学プログラム (知識・理解) ・生物・人体に関する知識 (能力・技能) ・生物・人体に関する知識の展開(応用) ・代表的な化学物質や生体関連物質及び微生物の基本的取り扱いができる |
授業の目標・概要等 |
遺伝子操作の基本を理解するとともに, 遺伝子工学の医薬への応用について学ぶ。 本授業により, 遺伝子工学の基礎知識を修得する。 |
授業計画 |
第1回 ○ガイダンス ○遺伝子操作の歴史 第2回 ○遺伝子操作に用いられる道具(1) 制限酵素 各種修飾酵素 ベクター 第3回 ○遺伝子操作に用いられる道具(2) 宿主 ○組換えDNAとカルタヘナ法 第4回 ○遺伝子クローニング(1) プラスミドベクターを用いたクローニング ファージライブラリーの作製 コスミドライブラリーの作製 第5回 ○遺伝子クローニング(2) cDNAライブラリーの作製 ○遺伝子発現解析(ノーザン解析, ウエスタン解析等) 第6回 ○タンパク質の安定的および高発現法(1) 大腸菌の発現系 第7回 ○まとめ 第8回 ○タンパク質の安定的および高発現法(2) ブレビバチルス発現系 酵母の発現系 バキュロウイルス発現系 動物細胞の発現系 無細胞発現系 第9回 ○バイオ医薬品 第10回 ○DNAの塩基配列決定法 サンガ―シークエンス 次世代シークエンス 第11回 ○PCRとその応用(1) PCRの原理等 第12回 ○PCRとその応用(2) PCRの応用 第13回 ○DNAへの変異導入法 ランダム変異導入法 部位指定変異導入法 ○動物細胞への遺伝子導入法と遺伝子治療(1) 動物細胞への遺伝子導入法 第14回 ○動物細胞への遺伝子導入法と遺伝子治療(2) 遺伝子治療 第15回 ○まとめ |
教科書・参考書等 |
参考書:遺伝子とタンパク質のバイオサイエンス(共立出版) |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, その他(【詳細情報】を参照), moodle |
【詳細情報】 |
オリジナルプリントを配付し, パワーポイントで講義を実施する。 講義ビデオをmoodleに掲載する(復習用)。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回 遺伝子工学の発展に寄与した研究を把握して下さい。 第2回 遺伝子操作に用いられる酵素, ベクターの特性を理解して下さい。 第3回 遺伝子操作に用いられる宿主の特性を理解して下さい。 組換えDNA実験の倫理を理解して下さい。 第4回 プラスミドベクターを利用した遺伝子クローニング法について理解して下さい。 ゲノムライブラリーの作製法について理解して下さい。 第5回 cDNAライブラリーの作製法について理解して下さい。 遺伝子発現を解析する各種手法について理解して下さい。 第6回 大腸菌を用いたタンパク質発現系について理解して下さい。 第7回 第1回~第6回の内容をよく整理して下さい。 第8回 各種タンパク質発現系の原理および特徴を理解して下さい。 第9回 バイオ医薬品の特徴を理解して下さい。 第10回 塩基配列決定法の原理を理解して下さい。 第11回 PCRの原理を理解して下さい。 第12回 PCRを利用した応用技術を把握して下さい。 第13回 DNAへの変異導入法の原理について理解して下さい。 動物細胞への遺伝子導入法の原理と特徴を理解して下さい。 第14回 遺伝子治療の実際について把握して下さい。 第15回 第8回~第14回の内容をよく整理して下さい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
なし |
成績評価の基準等 |
中間試験(100点)、期末試験(100点)の200点満点で評価し、120点以上を合格とします。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
質問はメールでも受け付けます。 |
その他 |
本講義では, 以下SBOsの内容を修得できる。 C6-(4)-②-1, C6-(4)-②-2, C6-(4)-②-3, C6-(4)-④-1, C6-(4)-④-2, C6-(4)-④-3, C6-(4)-④-4, C6-(4)-④-5, C6-(4)-⑥-1, C6-(4)-⑥-2, C7-(1)-①-1, C7-(1)-①-2, C7-(1)-①-3, C8-(3)-②-1, C8-(3)-②-2, C8-(3)-②-3, C8-(3)-②-4, C8-(3)-②-5, C8-(3)-②-6, E2-(8)-②-1 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |