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年度 2025年度 開講部局 経済学部経済学科昼間コース
講義コード G6010313 科目区分 専門教育科目
授業科目名 経済学史2
授業科目名
(フリガナ)
ケイザイガクシ2
英文授業科目名 History of Economic Doctrines 2
担当教員名 宮澤 和敏
担当教員名
(フリガナ)
ミヤザワ カズトシ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 火5-8:経B255
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面
講義中心
対面による講義を行う予定です。
 
単位 2.0 週時間 4 使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 03 : 経済学
対象学生 2年次以上
授業のキーワード オーストリア学派、ローザンヌ学派、ケンブリッジ学派、歴史学派、ケインズ経済学  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
2年次から履修する専門科目であり、歴史経済学科目に属する科目である。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
現代経済プログラム
(能力・技能)
・経済史,経済学史,政治経済学等に関する知識を応用して,歴史的分析を展開する能力 
授業の目標・概要等 古典派経済学が解体した19世紀後半から現代までの経済学の歴史をたどることを通して、現代経済学の諸学派がどのような課題をもって形成され、今日までどのように発展してきたのか、また今日ではどのような問題が学派の間で論争点となっているかについて講義する。 
授業計画 第1回  古典派経済学解体の事情
第2回  マルクスの経済学(1) 価値論
第3回  マルクスの経済学(2) 利潤論と蓄積論
第4回  歴史学派の形成と展開
第5回  方法論争とヴェーバー
第6回  限界革命
第7回  ローザンヌ学派(1) ワルラスの経済学
第8回  ローザンヌ学派(2) 一般均衡論の発展
第9回  オーストリア学派(1) メンガーの発生論
第10回  オーストリア学派(2) ベームの利子論
第11回  ケンブリッジ学派
第12回  シュンペーターとヴィクセル
第13回  ケインズの経済学
第14回  ケインズ経済学の発展
第15回  まとめ

レポートと期末試験によって成績評価を行う。 
教科書・参考書等 講義中心
教科書は使用しない。moodleにより資料を配布する。
参考書は以下の通り。
三土修平『経済学史』(新世社)
伊藤誠『経済学からなにを学ぶか』(平凡社新書)
杉本栄一『近代経済学の解明』(岩波文庫)
太田一廣他『新版経済思想史』(名古屋大学出版会) 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料, moodle
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
第1回 古典派経済学が支持されなくなった理由を歴史の変化にそくして考える
第2回 マルクスの剰余価値論を理解する
第3回 マルクスの資本主義崩壊論の問題点を考える 
第4回 リストの古典派経済学批判の意義と問題点を考察する
第5回 メンガーとシュモラーの論争やヴェーバーの方法論を手がかりにして、経済理論と歴史の関係について考察する
第6回 限界革命が経済学の歴史に及ぼした影響を考える
第7回 ワルラスの一般均衡論の課題を方法を理解する
第8回 20世紀における一般均衡論の発展を理解する
第9回 メンガーの貨幣発生論の特徴を理解する
第10回 利子はなぜ生まれるかについて考える
第11回 マーシャル経済学における時間の取り扱いについて理解する
第12回 シュンペーターとヴィクセルの経済学の特徴を理解する
第13回 ケインズ経済学と「古典派」との違いを理解する
第14回 ケインズ経済学をめぐる論争の焦点を理解する
第15回 各学派の方法と理論の特徴を対比しながらまとめる 
履修上の注意
受講条件等
なし 
成績評価の基準等 授業ごとのレポート課題の提出 40%
期末試験 60% 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 学生時代に経済学の古典をできるだけ読んでください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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