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年度 2025年度 開講部局 法学部法学科昼間コース
講義コード F2188300 科目区分 専門教育科目
授業科目名 刑事法基礎[旧カリキュラム]
授業科目名
(フリガナ)
ケイジホウキソ
英文授業科目名 Primary Lecture in Criminal Law
担当教員名 秋野 成人
担当教員名
(フリガナ)
アキノ シゲト
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月9-10:東千田M304講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面
刑法典の構造や個々の条文を確認しながら、基本概念等を押さえつつ、ロジックに慣れ論理的に考える思考習慣を身につける。
1.予習 
 授業で取り上げる条文等を事前に提示するので、これにつきまず条文等を読み素朴に読みとれることを整理し、そのうえで自らの手元にある教科書等に目を通しておく。
2.授業 
 条文等から犯罪の成立要件を導き、体系論へと展開するロジックを実践するので、その実践から論理的に理解する学修方法を意識づけする。
3.復習 
 復習用に刑法の概説書の授業で取り上げた個所の説明部分を提示するので、これを授業時の手法を用いてその意味内容を読み取るとともに、その論理の特徴を考えてみる。
 
単位 1.0 週時間 2 使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生 2年次
授業のキーワード 犯罪論と刑罰論、刑法の基本原則罪(刑法定主義、行為主義、責任主義)、刑法の解釈方法(文言解釈・論理解釈・目的論的解釈、厳格解釈、拡張解釈の限界、類推(解釈)禁止)、構成要件、違法性、有責性 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 【目標】
1.刑法の初歩的な文献・資料の基本的な考え方や問題へのアプローチ方法を読み取ることができる。
2.刑法における条文解釈のプロセスを理解し、これに則って条文文言の意味を考えることができる。
3.刑法の基礎概念や基本原則についてその根幹部分を理解するとともに、そこからの論理的展開の多様性を認識できる。
【概要】
 刑法の基本原則(罪刑法定原則、行為原則、法益保護原則及び責任原則)及び基礎概念(因果性、非難可能性、共犯性と正犯性等)につき、基礎的な文献資料とこれと読み比べる資料とを通じて、刑法典の全体構造及び個々の条文の文言を確認しその意味合いを探求することで、刑法の体系的理解に不可欠である論理的な思考フレームを構築すること、また、1年間を通じて繰り返し学修することでその本質をより深く理解することができるように、実務家になるための基本的な学修方法の意識づけと実践を目指す。特に、文献資料を読むことから、原理・原則と個別の条文の解釈とのつながりを意識し、何を考えてどう論理を組み立てていくのかにつき、思考モデルをいくつか獲得することも目指す。
 
授業計画 第1回  条文から導かれる刑法総論 刑法典 第1編 総則 第7章 犯罪の不成立及び刑の減免(刑法35条から41条まで)
第2回 犯罪の一般的成立要件ー構成要件論・違法論・責任論 
第3回 構成要件の機能と構成要件要素、未遂論(刑法43条)
第4回 構成要件と違法性、違法と責任との関係
第5回 違法性阻却の一般原理と正当防衛・緊急避難
第6回 正当防衛と過剰防衛(刑法36条)
第7回 故意論と錯誤論(刑法38条)
第8回 体系論と問題解決思考

授業時に提示した文献資料に関する小テスト2回実施予定 
教科書・参考書等 特に授業用テキストは指定しない。
受講生の皆さんが刑法の論理をどのくらい修得できているかは、刑法概説書を読み、その論述につき自分で説明を加えてより分かりやすくすることができるかによって判断できる。以下に定評のある概説書の代表例を挙げておく。
 松原芳博 刑法概説 第3版 成文堂 2024年
 山口 厚 刑法 第4版   有斐閣 2025年 
授業で使用する
メディア・機器等
配付資料, Microsoft Teams
【詳細情報】 教員との質疑応答を交えて授業を進行し、これに伴い、板書を多用する。 
授業で取り入れる
学習手法
小テスト/ クイズ形式
予習・復習への
アドバイス
 Teamsで具体的な指示をするので、これを参考としてください。   
履修上の注意
受講条件等
本講義は、各科目の実施方法の「1(1)導入、基本(重要なこと)の重視」、「2(1)教員からの対話中心」に相当します。成績評価は、「法的思考の基礎(初歩的な文献資料を論理的に分析できるか)」を基に行います。
この科目は、令和5(2023)年度以前入学生が履修できます。
 
成績評価の基準等 授業時に適宜行う小テスト・レポート(合計30%)及び期末試験(70%)。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 刑法学も刑法典をいかに洗練し適切で使いやすい法典に進化させていくかを課題としている。条文を見れば刑法学の現状も捉えられるので、まずは条文を最優先とし、その解釈方法等を身に付け実践できるようにしてください。条文をほったらかしに刑法の基本書等を読んでもその理論的な意味は十分に理解できないと思います。学ぶ上で順番を間違えないようにしましょう。 
その他 授業及び試験期間はLSに従います。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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