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年度 2025年度 開講部局 教育学部
講義コード CC600634 科目区分 教職専門科目
授業科目名 特別活動指導法
授業科目名
(フリガナ)
トクベツカツドウシドウホウ
英文授業科目名 Teaching Special Activities
担当教員名 担当教員未定,伊勢本 大
担当教員名
(フリガナ)
タントウキョウインミテイ,イセモト ダイ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中:教K102
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面
講義中心(資料中心の解説) 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 07 : 教育学
対象学生 理工生情用
授業のキーワード 特別活動の目標,学級経営,学級活動,生徒会活動,学校行事 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
初等教育教員養成プログラム
(知識・理解)
・小学校における特別活動の理論と方法に関する基本的な知識が身に付いている
(能力・技能)
・小学校における学級指導や生徒指導について,批判的に分析し,検討することができる(生徒指導分析力)

特別支援教育教員養成プログラム
(知識・理解)
・基礎免許となる初等教育の意義や教職,教科指導の理論と方法に関する基本的な知識・理解が備わっている。

中等教育科学(英語)プログラム
(知識・理解)
・中等学校とその教育に関する基本を理解している。 
授業の目標・概要等 【目標】
1)学校教育課程の一つとして「特別活動」が導入された現代社会の状況と子どもの発達との関連を理解し、説明できる。
2)特別活動の目標,内容について考察し、教科指導,学級経営などと特別活動の関連を考え、説明できる。
3)特別活動をめぐる集団の理論について理解し、説明できる。
【概要】
この授業では、特別活動の目標と内容を理解するとともに、各教科、道徳、総合的な学習の時間等との関連をふまえつつ、理論と実践の両面から指導方法を考察する。授業の序盤では、特別活動の現代意義や「望ましい集団生活」のあり方について理論的に検討する。中盤以降では、学級活動や児童会活動、クラブ活動、学校行事に関する指導方法について検討する。全体を通して、キャリア教育や積極的生徒指導の観点をふまえた特別活動の意義を理解し、指導計画を構想できるようになることを目指す。これらの学習を効果的に進めるため、グループワーク等を取り入れることがある。
 
授業計画 第1回 イントロダクションー特別活動とはなにか―:授業導入のオリエンテーションとして、講義の概要を説明するとともに本授業の目標を明確にして課題意識を与え、本講義の視点を提示する。
第2回 学習指導要領にみる特別活動の変遷:教育課程における特別活動の位置づけと内容をめぐる歴史的変遷の理解を深める
第3回 特別活動の現代的意義:今日の子どものおかれる社会状況に対する特別活動の意義を検討すると同時に、特別活動がもつ今日的役割を考察する。
第4回 特別活動の目標とその理論的基盤:特別活動の目標に関する構造的理解を図る。また、その目標を実現するための方法原理に関する知識・理解を得る。
第5回 特別活動と学級経営(1)―学級経営の3領域と成長を促す指導-:学級経営の3領域について学習し、特別活動の指導理念から学級経営上の課題について考察する。
第6回 特別活動と学級経営(2)―生活上の課題解決に向けた合意形成・意思決定-:学級の生活上の課題解決に向けた合意形成・意思決定の方法論及び実践上の視点についての知識・理解を得る。
第7回 特別活動の内容と指導法(1)―学級活動・ホームルーム活動の概要―:学級活動・ホームルーム活動における目標や内容について確認しながら、その位置づけを明確にする。
第8回 特別活動の内容と指導法(2)―学級活動とキャリア教育―:キャリア教育の理念や目的について確認しながら、キャリア教育の視点から学級活動・ホームルーム活動の実践についての知識・理解を得る。
第9回 特別活動の内容と指導法(3)―生徒会活動―:生徒会活動における目標や内容について確認しながら、その位置づけを明確にする。
第10回 特別活動の内容と指導法(4)―学校行事①―:学校行事における目標や内容について確認しながら、その位置づけを明確にする。
第11回 特別活動の内容と指導法(5)―学校行事②―:体験的な集団活動としての学校行事を考える視点、学校行事の精選と生徒の自主的活動を促す学校行事の視点、国旗・国家の取扱いに関する視点を中心に、その特質や年間指導計画などを考察する。
第12回 特別活動の実践(1)―実践プログラムの構想―:特別活動の目標・内容及び指導理念等に基づき、特別活動の実践プログラムを構想する。
第13回 特別活動の実践(2)―実践プログラムの実践―:第12回で構想した実践プログラムの一部を実践する。
第14回 特別活動の実践(3)―実践プログラムの振り返り・評価―:第12回、13回で構想・実践した実践プログラムについて振り返り及び評価を行い、特別活動を実践する上での課題や視点について考察する。
第15回 まとめ―特別活動における教師の役割―:講義のまとめを行い、特別活動における教師の役割について考察する。 
教科書・参考書等 講義を中心に進める。その際、実践例を紹介する資料やビデオを活用する。
ビデオ・DVDの文字情報(字幕・内容解説書:有)
教科書:文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編』もしくは同『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編』(必ず購入または文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htmよりダウンロードしておくこと)
参考書:
山田浩之編(2022)『教師教育講座第8巻 特別活動論 改訂版』協同出版。
白松賢(2017)『学級経営の教科書』東洋館出版社。
(ただし購入は任意) 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, moodle
【詳細情報】 配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
予習・復習への
アドバイス
授業開始までに、教科書を購入または文部科学省ホームページからダウンロードし、読んでおくこと。
 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 授業毎のディスカッション及び小レポート(50%):毎回のディスカッション内容及び授業に関連する論述を評価する。授業内容に関連しない記述は、評価の対象としない。
最終レポート(50%):授業の目的・到達目標にかかわる課題・問題を出題する。特別活動に関する知識の定着に加え、記述の論拠、論理性、異なる意見や実践上の課題への配慮等を評価する。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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