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年度 2025年度 開講部局 教育学部
講義コード CC332804 科目区分 専門教育科目
授業科目名 日本語文字・表記研究
授業科目名
(フリガナ)
ニホンゴモジ・ヒョウキケンキュウ
英文授業科目名 Japanese Orthography and Writing Sysytem
担当教員名 田島 優,柳澤 浩哉
担当教員名
(フリガナ)
タジマ マサル,ヤナギサワ ヒロヤ
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 金1-2:教K104, (4T) 集中:詳細は掲示板参照
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 06 : 言語学
対象学生 日本語教育系コース選択必修
授業のキーワード 平仮名、片仮名、漢字、言文一致、語種、音韻 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
日本語の仕組みについて、掘り下げて考える授業。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
日本語教育プログラム
(知識・理解)
・日本語・日本文化の教育に関する基本的な理解を得る。 
授業の目標・概要等 日本語の文字・表記について、現象面とその背景について考察する。
文字と表記に関係する現象や歴史を広い視野から考える。 
授業計画 第1回 ガイダンス、漢字と固有名詞:漢字によって語源の隠された地名
第2回 片仮名をめぐる話題:和製英語がなぜ日本人には理解できるのか
第3回 外来語氾濫と語種流行の歴史
第4回 拗音とは何か(拗音と直音の関係)
第5回 拗音・促音・撥音の類似性(音韻体系上の位置)
第6回 近代口語体の成立:明治初期の日本語の姿、言文一致における漱石の功績
第7回 片仮名の機能:擬声語と外来語はなぜ片仮名書きか
第8回 平仮名の字体:平仮名の形は、書きやすさだけで説明できるか?
    『土佐日記』から考える
第9回 『土佐日記』のなぞ:紀貫之は女に仮託したのではない
第10回 世界の古代文字:筆記用具が文字の形を決める
第11回 漢字の歴史:古代漢字の呪術的側面、当用漢字の意味と漢字体系の混乱
第12回 現代語における漢字の問題:大阪はなぜ「坂」でないか、シンニョウの点の数、漢字の「筆記体」
第13回 現代仮名遣い:仮名遣いとは何か、常用漢字の問題、GHQの国語政策
第14回 ローマ字表記と音韻体系:ヘボン式と訓令式、ローマ字の促音表記法の由来
第15回 試験  
教科書・参考書等 講義形式
テキストは指定しないが、参考文献として次のものを挙げる。
高木裕子『日本語教師トレーニングマニュアル6 日本語の文字・表記入門』バブル・プレス
阿辻哲次『漢字の社会史』PHP新書
高島俊男『漢字と日本人』文春文庫
白川静『漢字百話』中公新書
加賀野井秀一『日本語は進化する』NHKブックス
小松英雄『古典再入門』笠間書院
武光誠『地名から歴史を読む方法』カワデ夢新書  
授業で使用する
メディア・機器等
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
予習・復習への
アドバイス
予習・復習については授業内で指示する。 
履修上の注意
受講条件等
教科に関する科目:国語(国語学) 
成績評価の基準等 毎時間、感想(小テストを含む)を課す。評価は、毎時間の提出内容と期末試験による。
総合評価は毎時間の感想と試験で、
到達度評価は試験の成績のみで、判定する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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