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年度 2025年度 開講部局 教育学部
講義コード CC314904 科目区分 専門教育科目
授業科目名 古代国語文化演習B(国文学分野)
授業科目名
(フリガナ)
コダイコクゴブンカエンシュウB(コクブンガクブンヤ)
英文授業科目名 Seminar of Japanese Language Culture B(Japanese Classics)
担当教員名 草野 勝
担当教員名
(フリガナ)
クサノ マサル
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 水9-10:教L108
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
対面
演習中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間 2 使用言語 J : 日本語
学習の段階 4 : 上級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 05 : 文学
対象学生 2年次生を中心とする。
授業のキーワード 国文学・中世文学・和歌・私家集・大中臣輔親 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
専門科目・発展科目Ⅱ 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
中等教育科学(国語)プログラム
(能力・技能)
・中等「国語」の教育内容領域の研究に関して、批判的に分析・検討することができる。
・〝ことば〟とその文化にそくして人間と社会および両者の関係を考え、中等「国語」教育のあり方を探求することができる。 
授業の目標・概要等 古典文学を読解する基礎的な能力を養うために、平安中期の私家集である『輔親集』(新編私家集大成、輔親Ⅰ)を輪読する。
輔親は中古三十六歌仙の一人であるが、現在のところ解釈を助ける注釈書が刊行されていない。何にも頼らず虚心に本文と向き合い、本文を整定し注釈を施すことを通して、古典文学の本文を解釈するにはどのような操作が必要かを考えてみたい。
本講義では特に、仮名文学の中核である和歌がどのような発想で作られているか、それを解釈するにはどのようなプロセスが必要かに習熟することを目標とする。 
授業計画 第1回
ガイダンス・担当範囲の決定
第2回
授業者による輔親集についての報告と模擬発表(1番歌)
第3回
学生担当者による発表①(2-3番歌)
第4回
学生担当者による発表②(4-5番歌)
第5回
学生担当者による発表③(6-7番歌)
第6回
学生担当者による発表④(8-9番歌)
第7回
学生担当者による発表⑤(10-11番歌)
第8回
学生担当者による発表⑥(12-13番歌)
第9回
学生担当者による発表⑦(14-15番歌)
第10回
学生担当者による発表⑧(16-17番歌)
第11回
学生担当者による発表⑨(18-19番歌)
第12回
学生担当者による発表⑩(20-21番歌)
第13回
学生担当者による発表⑪(22—23番歌)
第14回
学生担当者による発表⑫(24-25番歌)
第15回
授業のまとめ

期末試験・期末レポートは実施しない。

受講者の人数によって1発表の担当者数や歌数は調整する。 
教科書・参考書等 古典ライブラリー(Web)、小田勝『古典文法総覧』(和泉書院)
渡部泰明(編)『和歌のルール』(笠間書院)、鈴木日出男『古代和歌の世界』(ちくま新書)
 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, Microsoft Teams
【詳細情報】 テキスト,Microsoft Teams 
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション
予習・復習への
アドバイス
授業の前半にて、発表資料の作成方法については教授しますが、授業担当者やTAに遠慮なく相談してください。
授業ごとに担当範囲を予習し、自力で現代語訳を作成した上で臨むことを求めます。そのうえで、授業での積極的な発言を期待しています。
 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 発表資料の充実度、議論での応答の適切さ、フロアとしての質疑の参加によって評価する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 学校の授業で用いる本文がどのように作られているのか、またどのような人の手を経て我々の前に提供されているのかを考える機会は少ないと思います。それを演習によって体感することで、教科書の背景にある人の営みに思いを馳せてみてください。
古典ライブラリーを使用してレジュメを作成してもらいますが、利用者制限があります。発表間際に資料を作ろうとせず、早めに取り掛かるようにしてください。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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