年度 |
2025年度 |
開講部局 |
文学部 |
講義コード |
BK212002 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
日本語学研究法 |
授業科目名 (フリガナ) |
ニホンゴガクケンキュウホウ |
英文授業科目名 |
Research Methodologies for Japanese Language and Linguistics |
担当教員名 |
白井 純 |
担当教員名 (フリガナ) |
シライ ジュン |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水1-4:文B102 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
対面授業が実施できない場合はMicrosoft Teamsを用いたオンライン授業とする。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
06
:
言語学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
国語学史、日本語学史、研究史 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 日本・中国文学語学プログラム (知識・理解) ・日本、中国いずれかの文学または語学に関する基礎的知識の習得 |
授業の目標・概要等 |
日本語についての研究の歴史(研究史)を「日本語学史(国語学史)」という。 本授業では日本語学史の概説を行い、とくに江戸時代の日本語学の発展について、図版や資料を参照しながら詳しく解説する。 この時代の日本語学の学説には、現代に通ずる高い水準での驚くべき達成がある反面、信頼できない内容や、現代では否定された学説も少なくない。 しかし事実ではないとしても、前提の誤解、分析の未熟、立証の不備などの失敗例にはそれに至る理由があり、そこには我々が学ぶべき内容も少なくない。 「失敗に学び、どうすれば良かったのかが分かる」「その理解を自らの思考や行動に役立てる」を授業の目標としたい。 |
授業計画 |
第1回 ガイダンス 第2回 日本語学史の「い」 日本語学史の概略 第3回 日本語学史の「ろ」 文献学の考え方 第4回 日本語学史の「は」 音韻研究の発生 第5回 日本語学史の「に」 音韻研究の進展 第6回 日本語学史の「ほ」 音韻研究の成熟 第7回 日本語学史の「へ」 表記研究の発生 第8回 日本語学史の「と」 表記研究の進展 第9回 日本語学史の「ち」 表記研究の成熟 第10回 日本語学史の「り」 文法研究の発生 第11回 日本語学史の「ぬ」 文法研究の進展 第12回 日本語学史の「る」 文法研究の成熟 第13回 日本語学史の「を」 語彙研究 第14回 日本語学史の「わ」 外国人による日本語研究 第15回 まとめ |
教科書・参考書等 |
参考書:馬淵和夫・出雲朝子『国語学史(新装版)』笠間書院2007 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト, 配付資料, Microsoft Teams |
【詳細情報】 |
テキスト、配付資料、図版、パワーポイント |
授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, フィールドワーク/ アンケート調査 |
予習・復習への アドバイス |
第1回~15回 前提として、古典語の知識(高校までの古文の知識)をおさらいしておくこと。 国語の教科書や、国語便覧があれば手元に置いておくことが望ましい。
授業では「本来は○○だが、この資料では△△と考えている」という説明の流れになるため、「△△と考えている」の内容は事実ではないことがある。 何か事実で、何が目の前の研究書を「著者の言い分」によって「正しく」解釈した結果なのかを厳密に区別することが大切である。 この点が混乱すると、授業そのものが理解できなくなってしまい、研究史を学ぶことの意義もまた失われてしまう。 繰り返すが、古典語の知識を(ry |
履修上の注意 受講条件等 |
特になし。 |
成績評価の基準等 |
リアクションペーパー(20%)とレポート(80%)により評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
他山之石、可以攻玉。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |