年度 |
2025年度 |
開講部局 |
文学部 |
講義コード |
BK208101 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
近代文学研究法 |
授業科目名 (フリガナ) |
キンダイブンガクケンキュウホウ |
英文授業科目名 |
Research methods on Modern Literature |
担当教員名 |
下岡 友加 |
担当教員名 (フリガナ) |
シモオカ ユカ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 金5-8:文B102 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
講義中心。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
05
:
文学 |
対象学生 |
3年生 |
授業のキーワード |
日本語文学、台湾文学、日本近現代文学、国家と民族と言語、越境文学、ポストコロニアル批評、エコクリティシズム、間テクスト性、ナラトロジー、生成論、都市論、ジェンダー、メタフィクション、空白、シンボル、寓意 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 概説、研究法 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 日本・中国文学語学プログラム (能力・技能) ・日本、中国のいずれかの文学または語学を対象とする研究の方法の習得 |
授業の目標・概要等 |
日本語を必ずしも母語としない作家によって生み出された「日本語文学」の読解を通じて、国家・言語・民族という枠組みを超える(跨ぐ)視座の獲得を目標とする。特に戦後台湾を代表する日本語作家である黄霊芝の小説・俳句の具体的な考察を通じて、近代文学の分析方法、並びに日本語の表象可能性を考究するための手立てを習得する。
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授業計画 |
第1回 イントロダクション。「日本語文学」という概念を理解する。 第2回 戦後台湾の「日本語文学」とその背景について理解する。 第3回 黄霊芝「董さん」を読む。 第4回 関連論文を読む。 第5回 黄霊芝「紫陽花」を読む。 第6回 関連論文を読む。小レポート提出① 第7回 黄霊芝「豚」を読む。 第8回 関連論文を読む。小レポート提出② 第9回 黄霊芝「仙桃の花」を読む。 第10回 関連論文を読む。小レポート提出③ 第11回 黄霊芝「自選百句」を読む。 第12回 関連論文を読む。最終課題に取り組む。 第13回 黄霊芝「蟹」を読む。 第14回 関連論文を読む。最終課題に取り組む。 第15回 最終課題(学生による発表)
3回の小レポートと最終課題を課す。
優秀なレポートについては、他の受講生に開示し紹介する場合がある。 |
教科書・参考書等 |
黄霊芝著・下岡友加編『戦後台湾の日本語文学 黄霊芝小説選』(溪水社、2012) 上記教科書は生協での扱いがないため、Amazon、楽天等でPOD版を各自で購入し、準備しておくこと。授業で扱う作品については必ず事前に読んでおくこと。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト, 配付資料, Microsoft Teams |
【詳細情報】 |
授業で使用するレジュメ、レポート執筆のために必要な関連論文はすべてteamsにアップする。各自事前に印刷、或いは閲覧できる状態にした上で授業にのぞむこと。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
予習→授業で扱う作品は各自事前に必ず読了しておくこと。 復習→授業において不明な点がある場合、小レポートに質問を書き込んで下さい。次の授業でフィードバックします。 |
履修上の注意 受講条件等 |
留学生の場合、N1合格以上の日本語読解・運用能力、並びに「日本文学史」に相当する授業単位を自身の大学で既に修得済みであることを受講の最低条件とする。また、「近代文学概説」(学部2年生対象)を履修済みであることが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
小レポート提出3回を含む平時の授業への取り組み(60%)、最終課題(40%)により、総合的に評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |