年度 |
2025年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ASB15001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
都市文化論演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
トシブンカロンエンシュウ |
英文授業科目名 |
Seminar on Urban Culture |
担当教員名 |
吉本 和弘 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヨシモト カズヒロ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 木7-8:総K104 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
対面授業,演習 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
2 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
|
学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
14
:
文化論 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
都市文化、19世紀ロンドン、博物館、美術館、絵画、写真 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 中級レベル |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 ・個別学問体系の密接な相互関係とその重要性を認識するうえでの必要な知識・理解 (総合的な力) ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
授業の目標・概要等 |
<テーマ> 19世紀のロンドンにおける都市文化の一側面として、博物館、美術館、図書館などの文化施設について、その創設時の経緯や概要を紹介し、見所そして問題点について議論しながら、現代におけるその存在意義について学生主体で考察する。 <目標> 【知識・技能の観点】イギリス最大の都市であり世界の情報が集まる場所としてのロンドンの文化を知る上で、博物館と美術館に関する知識は重要である。展示内容について多くが公開されている今日、これらの施設の情報を知ることは一つの重要なスキルとなる。 【思考・判断・表現の観点】大英帝国が収集してきた世界の情報や英国を中心とした美術品や博物学的な資料について、どのような管理や展示がなされているのかについて知ることで、それを活用する方法を身につける。 【主体性・協働性の観点】自ら資料を収集し、それを調べて活用し、自らのテーマに沿った構成を行って発信する方法について学ぶ。 <授業の目標・概要等> この科目は、英国文学、英国社会文化、英国史を学ぶ上で、基礎的な知識と論理的思考力の養成に寄与する。 (1)多民族国家としての英国の成立や、大英帝国建設の歴史について概観し、中心と周辺、都会と田舎、自己と他者、などの概念について考える機会にもなる。さらに英国の歴史が現代世界に与えた大きな影響について確認する。 (2)中心としてのイギリス・ロンドンと周辺としての植民地を描いた文化的資料について学び、美術品や歴史的資料の重要性を知る。文化研究の重要概念であるポストコロニアリズムと文化の混淆の諸問題、カルチュラル・スタディーズ、そしてジェンダーに関する問題、異文化間コミュニケーションの問題について考察するための分析力を養う。 (3)カルチュラル・スタディーズについての基礎を学び、卒業論文に向けてアカデミックな議論をするための資料収集についても学ぶ。 <授業内容> ロンドンの博物館、美術館、図書館は多くが19世紀に創設された。の英文学作品や視覚的な文化現象に表れた大都会ロンドンの表象をめぐって議論を進め、大都市という空間の持つ意味、大英帝国時代の帝国主義的拡張における中心と周辺の相互作用、都市文化における芸術、特に文学と絵画と写真の相互関係などについて考察する。その過程で、文化研究の重要概念についての知識を蓄えてもらい、現代に生きる各自の問題として都市をどう捉えるのかを研究する手がかりとしてゆく。 最後のレポートでは各自一つのテーマを決めて研究をしてもらうが、施設のH P等から情報収集して内容を深めてもらう。 |
授業計画 |
第1回 授業の概要説明と19世紀のロンドンの主要な美術館、博物館、図書館について 第2回 大英博物館 (The British Museum) 成立と課題、展示品の解説(出張のためオンデマンド授業を予定) 第3回 大英博物館 (The British Museum) 情報検索と収集(出張のためオンデマンド授業を予定) 第4回 大英図書館 (The British Library) 成立と課題、所蔵文献の解説 第5回 大英図書館 (The British Library) 情報検索と収集 第6回 ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum)、成立と課題、展示品の解説 第7回 ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum)、情報検索と収集 第8回 自然史博物館、成立と課題、展示品の解説 (Natural History Museum) 第9回 ナショナル・ギャラリー、成立と課題、展示品の解説 (The National Gallery) 第10回 ナショナル・ギャラリー(The National Gallery) 情報検索と収集 第11回 テート・ブリテン、成立と課題、展示品の解説 (Tate Britain) 第12回 テート・モダン、成立と課題 (Tate Modern) 第13回 ナショナル・ポートレート・ギャラリー成立と課題 (The National Portrait Gallery) 第14回 学生による研究発表 (1) 第15回 学生による研究発表 (2)
レポートを課す |
教科書・参考書等 |
必要な文献を集めた資料や研究論文等を、教員の方でハンドアウトとして配布する。それ以外に授業で取り上げる施設のHPを学生自身が調べて必要な資料を収集する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, 映像資料, Microsoft Teams, Microsoft Stream, Microsoft Forms, その他(【詳細情報】を参照), moodle |
【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 小テスト/ クイズ形式, PBL(Problem-based Learning)/ TBL(Team-based Learning), プロジェクト学習 |
予習・復習への アドバイス |
各回の準備:資料の収集と読みおよび課題 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
出席状況と授業への参加の状況20%、小テストなどの課題30%、研究発表と最終エッセイの内容50%、を総合して評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |