年度 |
2025年度 |
開講部局 |
総合科学部総合科学科 |
講義コード |
ASB08001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
都市文化論 |
授業科目名 (フリガナ) |
トシブンカロン |
英文授業科目名 |
Urban Culture |
担当教員名 |
吉本 和弘 |
担当教員名 (フリガナ) |
ヨシモト カズヒロ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 木7-8:総K205 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
対面授業,講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
2 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
14
:
文化論 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
都市文化、19世紀ロンドン、冒険小説、怪奇小説、推理小説、SF小説、絵画と写真、都市と犯罪、帝国主義と植民地、俯瞰と監視、都市の破壊、SDG_10、SDG_05、SDG_16 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 中級レベル |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 総合科学プログラム (知識・理解) ・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解 (能力・技能) ・課題の考察のために必要な理論・方法を特定する能力・技能 (総合的な力) ・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 |
授業の目標・概要等 |
<テーマ> 19世紀のロンドンや大英帝国の中心と周辺の関係を描いた文学作品や文化現象を取り上げ、作品の原文の一部を読みながら、都市文化や帝国主義と植民地問題、メディアの発達と文化の相互関係などのテーマについて考察する。 <目標> 【知識・技能の観点】英米文学と歴史の関係性について説明し、作品を読みこなし、重要作家や作品について説明できるようになる。 【思考・判断・表現の観点】文学作品の問題点について批評理論に基づいて議論できるようになる。 【主体性・協働性の観点】古典的作品を読み解く能力を議論から学び、意見を集約して、現代的問題に発展させることができる。 <授業の目標・概要等> この科目は、英米文学、英米社会文化、英米史を学ぶ上で、基礎的な知識と論理的思考力を養う基礎となるものであり、英文学研究、英語教員を目指す者の教養としても重要な過程となるだろう。 (1)多民族国家としての英国の成立や、大英帝国建設の歴史について概観し、中心と周辺、都会と田舎、自己と他者、などの概念について考える。さらに英国の歴史が現代世界に与えた大きな影響について認識する。 (2)中心としてのイギリス・ロンドンと周辺としての植民地を描いた文学作品を取り上げ、文学と歴史の関係を読み解く。文化研究の重要概念であるポストコロニアリズムと文化の混淆の諸問題、カルチュラル・スタディーズ、そしてジェンダーに関する問題、異文化間コミュニケーションの問題についても言及し、これらについて考察するための分析力を養う。 (3)カルチュラル・スタディーズ(文化研究)についての基礎を学び、卒業論文に向けてアカデミックな議論ができるようになること、テーマを見つけることを目標とする。 <授業内容> 19世紀の英文学作品や視覚的な文化現象に表れた大都会ロンドンの表象をめぐって議論を進め、大都市という空間の持つ意味、大英帝国時代の帝国主義的拡張における中心と周辺の相互作用、都市文化における芸術、特に文学と絵画と写真の相互関係などについて考察する。その過程で、現代でも読まれている19世紀の重要英文学作品や、文化研究の重要概念についての知識を蓄えてもらい、現代に生きる各自の問題として都市をどう捉えるのかを研究する手がかりとしてゆく。 |
授業計画 |
第1回 導入:授業の概要説明と19世紀のロンドンの都市文化について 第2回 冒険小説の源流:デフォー『ロビンソン・クルーソー』とその変形譚、帝国の中心ロンドンと周辺の未開地 第3回 冒険小説の終焉:J.M. バリ『ピーターパン』と成長の拒否、遊びとしての冒険へ 第4回 物語の終焉:L. キャロル『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、写真とアイデンティティ 第5回 怪物の創造:M. シェリー,『フランケンシュタイン』における科学と神 (映画の視聴 前半) 第6回 怪物の系譜:M.シェリー,『フランケンシュタイン』(映画の視聴 後半)現代作品『ブレードランナー』との比較 第7回 階級意識と都市:ディケンズ『大いなる遺産』:帝都と植民地、中心と周辺、ジェントルマン像 第8回 怪奇小説の出現:スティーブンソンの『ジキル博士とハイド氏』 都市の犯罪、二重人格と階級 第9回 推理小説の流行:コナン・ドイル,『四つの署名』:探偵、都市、犯罪、植民地と富の収奪 第10回 怪奇小説の出現(2):ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』ロンドン侵略の恐怖と周辺からの逆襲 第11回 犯罪都市としてのロンドン:切り裂きジャック事件とメディア、警察権力、宿命の女 第12回 SF小説の登場:H. G. ウェルズ『タイムマシン』階級社会の未来 第13回 総括、及び各学生による研究のテーマの検討と決定 第14回 学生による研究発表 (1) 第15回 学生による研究発表 (2)
出席状況と授業への参加の状況20%、小テストなどの課題30%、研究発表と最終エッセイの内容50%、を総合して評価します。 |
教科書・参考書等 |
必要な文献を集めた英語のテキストとその翻訳文、研究論文等は、教員の方でハンドアウトとして配布する。授業で取り上げる文学作品は、英語の力をつけたい者はしっかり読んでほしい。できれば各作品は翻訳で全編を読んでほしい。最後のレポートでは各自一つの作品に絞ってテーマを決めて分析してもらう。その作品についてはできるだけ原文を読んで考えてほしい。それについてプレゼンを行い、最終レポートを執筆する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, 映像資料, Microsoft Teams, Microsoft Stream, Microsoft Forms, その他(【詳細情報】を参照), moodle |
【詳細情報】 |
YouTube 時間外に映画作品を各自で視聴することを求めることがあります。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 小テスト/ クイズ形式, PBL(Problem-based Learning)/ TBL(Team-based Learning), プロジェクト学習, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
各回に紹介する作品の一部を原文(英語)と翻訳で配布するので、よく読んで授業に参加すること。作品の関係資料も配布する。これらの資料に関する質問への回答を課題として求める。最終的には、紹介した作品またはそれに関係する作品を一つ取り上げて、個人研究としてテーマを決めてエッセイを書いて提出してもらうので、そのことを念頭において授業を受けること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
出席状況と授業への参加の状況20%、小テストなどの課題30%、研究発表と最終エッセイの内容50%、を総合して評価します。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |