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年度 2025年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード AHH35001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 社会文化論
授業科目名
(フリガナ)
シャカイブンカロン
英文授業科目名 Comparative Study of Social Culture
担当教員名 河合 信晴
担当教員名
(フリガナ)
カワイ ノブハル
開講キャンパス 東広島 開設期 2年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 火1-4:総K203
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面, オンライン(オンデマンド型)
講義中心、スライド使用  
単位 2.0 週時間 4 使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 07 : 史学
対象学生
授業のキーワード SDG-08  SDG-09  SDG-11  SAG-12  労働、余暇、時間、日常と政治 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
人間探求領域 人間文化授業科目群の講義である。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
・異文化・異領域の人々に対するコミュニケーション能力の前提となる日本語・日本文化及び外国語・外国文化への知識・理解
(総合的な力)
・研究倫理と主体的な知的関心に基づき課題を発見し、解決に向けた方策を立案できる総合的な能力
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 
授業の目標・概要等 戦後ヨーロッパそのなかでも東ドイツの歴史を扱い、占領期1945年からドイツ統一199年までの歩みを検討する。その際、西ドイツや日本社会との比較も試みる。そして、私たちが暮らす現在とどのような連続と断絶があるかを認識し、第二次世界大戦後の社会の特質を理解する。 
授業計画 第1回 イントロダクション 社会主義の思想
第2回 「運動」としての社会主義 ~1920
第3回 「体制」としての社会主義の成立 ソ連(1930~1945)
第4回 第2次世界大戦前のドイツ共産党と戦後のソ連占領の始まり​
第5回 ソ連占領時代(1946~1949) 冷戦と東ドイツの成立​
第6回 冷戦と東ドイツ(1949~1954) 建国 I​
第7回 社会主義の建設(1953~1961)建国II
第8回 改革の時代(1961~1965) 安定I​
第9回 「奇跡の経済」とウルブリヒト時代の終焉(1965~1971)安定II​
第10回 ホーネッカーの「後見社会国家」 繁栄​
第11回 体制の綻びと緊張緩和(1975~1980) 危機​
第12回 東ドイツの行き詰まり(1981~1987)崩壊I​
第13回 体制としての国家社会主義の崩壊からドイツ統一へ(1888~1990) 崩壊II​
第14回 ドイツ統一とその後​
第15回 期末テスト

各回のレビューシートの作成と期末テスト

テーマ:東ドイツの歴史から見た現代社会への視座 
教科書・参考書等 教科書
 河合信晴『物語 東ドイツの歴史―分断国家の挑戦と挫折』(中公新書、2020年)
参考書
 河合信晴『政治がつむぎだす日常―東ドイツの余暇と「ふつうの人びと」』(現代書館、2015年)
 河合信晴/川越修(編)『歴史としての社会主義―東ドイツの経験』(ナカニシヤ出版、2016年)
アンドレアス・レダー(板橋拓己訳)『ドイツ統一』(岩波新書、2020年)
ウルリヒ・メーラート(伊豆田俊輔訳)『東ドイツ史1945~1990』(白水社、2019年)
斎藤晢「第7章 ドイツ民主共和国」斎藤晢・高橋進「第8章 統一ドイツ」『山川 世界歴史大系 ドイツ史3』(山川出版社、1997年)
高橋進『歴史としてのドイツ統一-指導者はどう動いたか』(岩波書店、1999年)
 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, 映像資料, Microsoft Stream
【詳細情報】 パワーポイント,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
第1回 授業で取り上げるテーマについて、参考文献に何があるのか調査する。
第2回 社会主義運動とはどのような背景でうまれたのか、高校の世界史の教科書を確認する。
第3回 ソ連について高校の世界史の教科書や文献等で確認する。
第4回 ドイツの第1次世界大戦からヴァイマル時代にかけて再度確認する。
第5回 教科書の該当箇所を読み、ソ連の占領とはどのようなものだったのかを調べる。
第6回 冷戦がドイツ分断に与えた影響を教科書を読んで考える。
第7回 どのような国が50年代に作れたのかについて理解を深める。ドイツ統一とその後​
第8回 ベルリンの壁が作られた背景について知り、それが東ドイツ社会に及ぼした影響を考える。 
第9回 独裁体制下でどのように権力交代が進むのかを考える。
第10回 ホーネッカーがどうして社会保障の整備に力をいれたのかを考える。
第11回 東ドイツの経済危機の要因について明らかにする。
第12回 1980年代前半の東ドイツと日本の経済状況を比較する。
第13回 反体制派の特徴について理解する。
第14回 どうして東ドイツは消滅したのかを考える。 
履修上の注意
受講条件等
講義を受けるにあたっての基本的なマナー(私語をしない、リアクションペーパーの提出厳守、等)については各自が意識的に注意をすること。 
成績評価の基準等 レビューシートの内容30%、期末テスト70%で評価します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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