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年度 2024年度 開講部局 先進理工系科学研究科博士課程前期
講義コード WRA11101 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 フィールドワークの技法
授業科目名
(フリガナ)
フィールドワークノギホウ
英文授業科目名 Introduction to Fieldwork Method and Practice
担当教員名 川瀬 真紀
担当教員名
(フリガナ)
カワセ マキ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   4ターム
曜日・時限・講義室 (4T) 集中
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心,ディスカッション,学生の発表,野外実習,作業 
単位 1.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 05 : 社会学
対象学生 博士課程前期学生(社会人学生,学部生の聴講は事前に担当教員に連絡)
授業のキーワード フィールドワーク, 観察, インタビュー, 発想法, プロジェクト型学修(PBL) 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 本科目では,文化人類学で培われ,多くの学問領域で使われる調査方法の1つ,フィールドワークの技法を学び,演習します。
新しい課題や解決策を見つける “旅”の途中,「なんだか,はっきりしない」先が見えない経験はありませんか。自分の考えが《サイロ化》してしまい,「窓がなく周囲が見えない部屋」で,あれやこれや考えている状態になっています。そのことに気づくのはなかなか難しいことです。
そんな時は積極的に,自分の固定的な考え方に揺さぶりをかけることが一つの方法です。五感をフルに使い,実際に“現場”を《あるいて,みて,きく》作業から「フィールドワーク」は成立します。この演習の中で,あなた自身の考えの扉を開く体験をしてみましょう。 
授業計画 集中講義で行います。
日時,場所は決まり次第連絡します。

◆ 第1日目◆
■ ユニット1:授業のねらい・説明 > フィールドワークとは
■ ユニット2:フィールドワークの道具① > 外化の心がけ – 自分の考えを頭の中から外に出す; 外化演習
■ ユニット3:フィールドワークの道具② > メガネを持つ – いつもと違うものをみたり、きいたり; メガネ演習 
■ ユニット4:ブラケティング > 先入観に向き合う – あたり前について考える
■ ユニット5:観察① > 観察前ブレーンストーミング; 観察演習①
■ ユニット6:観察② > 観察フレームワークAIUEO; 観察演習②
■ ユニット7:切り口 > ちょっと違うに敏感になる
【課題・個人①】ゴミ箱/自動販売機について調べてまとめる

◆ 第2日目◆
■ ユニット8:情報 > 情報の種類; 情報の中からすくい取る
■ ユニット9:組合せ① > アイデア組合せ演習①(シナリオグラフ)
■ ユニット10:組合せ② > アイデア組合せ演習②(しりとり発想法)
■ ユニット11:インタビュー① > インタビュー演習①(ペン改良プロジェクト)
■ ユニット12:インタビュー②  > インタビュー演習②(ユーザーインタビュー); インタビュー演習②(ユーザーインタビュー)まとめ
■ ユニット13:価値 > 価値について考える; 価値演習
■ ユニット14:発表準備 > 発表内容  
■ ユニット15:発表 > ピア・フィードバック
【課題・個人②】自分が考えたアイデアについてまとめる 
教科書・参考書等 参考書
・岸政彦・石岡丈昇・丸山里美.2016.『質的社会調査の方法 他者との合理性の理解社会学』有斐閣。
・佐藤郁哉.2006.『フィールドワーク ― 書を持って街へ出よう』新曜社; 増訂版。
・ジェームス W.ヤング (著)・竹内 均 (解説)・今井 茂雄 (翻訳).1988.『アイデアのつくり方』阪急コミュニケーションズ。
■英語文献は、英語版シラバスを参照 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
日常生活の中で,いつも自分が見ていないものを見てみましょう。たとえば通学の時に,いつも自分が通らない道順を選んで,そこでの気づきを記録しましょう。 
履修上の注意
受講条件等
受講条件・制限はとくに設定していません。観察演習、インタビュー演習、話し合いなどグループやペアでのワークが多い構成になっています。 
成績評価の基準等 個人の課題40点(課題①・②:それぞれ20点の配点),グループの課題40点,グループワーク10点,ピア・フィードバック10点 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 自分の固定的な考え方に揺さぶりをかけ,五感をフルに使い,実際に“現場”を《あるいて,みて,きく》作業から得られる新しい気づきに留意してみてください。自ら考える時間,グループでの話し合いを通し,自分にとっての「主体的な学び」は何か,またその意味合いについて考えてみましょう。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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