年度 |
2024年度 |
開講部局 |
先進理工系科学研究科博士課程前期先進理工系科学専攻理工学融合プログラム |
講義コード |
WSQB0501 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
複雑系物質論 |
授業科目名 (フリガナ) |
フクザツケイブッシツロン |
英文授業科目名 |
Complex Materials Science |
担当教員名 |
戸田 昭彦,田口 健 |
担当教員名 (フリガナ) |
トダ アキヒコ,タグチ ケン |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 月5-8:総J303 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心。授業は原則として対面で実施する。必要や状況に応じて、LMS(Moodle)を利用したオンデマンド型授業を行う場合もある。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
5
:
大学院基礎的レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
06
:
物理学 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
熱力学、結晶成長 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
結晶性高分子や脂質など複雑系物質の織りなす構造とその形成機構の基盤を理解するために,まず,熱力学的な基礎,相図の見方,非平衡現象について概説し,その後,1次相転移としての結晶成長の基礎事項と最先端の研究状況を講義する。 |
授業計画 |
第1回:ガイダンス(戸田,田口) 第2回:熱力学(平衡状態,熱力学関数,粒子数が変化する系)(戸田) 第3回:相平衡(相,1次相転移,相共存,クラペイロン-クラウジウスの式,ギブズの相律)(戸田) 第4回:2成分系相図(格子モデル)(戸田) 第5回:2成分系相図(共晶,固溶体,冷却曲線),3成分系相図(ギブズの方法)(戸田) 第6回:界面の熱力学(界面張力,界面エネルギー)(担当:戸田) 第7回:反応速度(アレーニウスの式,活性化エネルギー,反応速度論)(担当:戸田) 第8回:拡散の熱力学,拡散方程式(担当:戸田) 第9回:結晶化の基礎理論(1次相転移と結晶化の駆動力)(担当:田口) 第10回:結晶化の基礎理論(核形成、臨界核と平衡形)(担当:田口) 第11回:理想成長(融液成長、気相成長、溶液成長)(担当:田口) 第12回:成長形と晶相・晶癖変化(担当:田口) 第13回:表面構造と表面キネティクス(表面構造とラフニング)(担当:田口) 第14回:表面構造と表面キネティクス(2次元核形成、らせん転位、渦巻き成長)(担当:田口) 第15回:ひも状巨大分子の結晶化に伴う自己組織化機構(高分子結晶の特徴、高分子結晶化メカニズムと高次構造)(担当:田口)
期末試験を予定 |
教科書・参考書等 |
「材料科学入門」(ウルフ他著)岩波 「結晶成長」(齋藤幸夫著)裳華房 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,教科書・参考書,映像(PC) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
前半は参考書「材料科学入門」、後半は教科書「結晶成長」を用います。 各授業において、配付資料や教科書・参考書の該当箇所を予習・復習しておくこと。 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
授業取組態度30%(程度),レポート・試験70%(程度)によって総合的に評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
講義や配付資料の使用言語については受講生の使用言語を考慮して判断し、日本語・英語を併用する。詳細は一回目の講義時に知らせる。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |