年度 |
2024年度 |
開講部局 |
先進理工系科学研究科博士課程前期先進理工系科学専攻社会基盤環境工学プログラム |
講義コード |
WSM21302 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
Environmental Risk Management |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Environmental Risk Management |
担当教員名 |
尾崎 則篤 |
担当教員名 (フリガナ) |
オザキ ノリアツ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 火9-10,金9-10 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
E
:
英語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
13
:
土木工学 |
対象学生 |
博士課程前期学生 1年次生及び2年次生 |
授業のキーワード |
水環境,水圏生態系,微量有害物質モデリング |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
微量有害化学物質の環境リスクの基礎と方法を身につけることを目標とする。 具体的は化学物質の: ・有害性 ・環境動態解析 ・リスク評価 の3つについて学んでいく。
本講義ではまた環境科学を学ぶに当たり必要な物理化学も学ぶ。 |
授業計画 |
環境動態解析の考え方 有害化学物質のリスク論:リスクとは 有害化学物質のリスク論:用量(曝露)-反応関係(1) 有害化学物質のリスク論:用量(曝露)-反応関係(2) 有害化学物質のリスク論:発ガンのメカニズムと用量(曝露)-反応関係モデル化(1) 有害化学物質のリスク論:発ガンのメカニズムと用量(曝露)-反応関係モデル化(2) 有害化学物質のリスク論:環境動態解析とリスク解析事例(1) 有害化学物質のリスク論:環境動態解析とリスク解析事例(2) 有害化学物質のリスク論:国際条約と法律 微量有機物の相間平衡(1)概論 微量有機物の相間平衡(2)ギブスエネルギー(1) 微量有機物の相間平衡(3)ギブスエネルギー(2) 微量有機物の相間平衡(4)開放系の熱力学 微量有機物の相間平衡(5)固・液・気体の分配平衡(1) 微量有機物の相間平衡(6)固・液・気体の分配平衡(2)
有害化学物質のリスク評価について学ぶ: ・リスクについて ・化学物質のリスク評価の考え方 有害性の確認 量ー反応性評価 ・化学物質の環境動態と人間への暴露の解析 発生から大気・水・土壌への拡散 環境中への拡散を支配する基礎反応過程 固液気の分配 生物反応 光反応 ・リスク解析 リスクの指標化 集団のリスク 生態リスクの解析 ・いくつかの物質を対象とした具体的なリスク評価
環境科学を学ぶに当たり必要な基礎物理化学を学ぶ: ・化学基礎 ・原子の中の電子の振る舞いを知ることを目的にした量子化学 以上を通して、水の中での主要な反応過程である酸・塩基平衡、酸化還元化学の原理を知ることを目的とする。 |
教科書・参考書等 |
講義形式は、講義を中心として、適宜演習を実施する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
本講義はビデオ講義を併用する.そのビデオ講義を講義前に必ず視聴すること. 復習はレポート実施である. |
履修上の注意 受講条件等 |
水環境問題について,学部レベルの知識を有すること。 具体的には,学部講義として開講している「上下水道工学」に相当する 水準の知識を有していることを前提として講義を行う. 第一回講義はガイダンスを行う.必ず出席すること.第一回の講義の出席がない場合は寿光医師なしと見なす. |
成績評価の基準等 |
レポートの内容によって定める. |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
水質環境科学の基礎としては上記のほかには 「生物学(特に微生物学)」 「熱力学(熱化学)」 が重要である。 これらについては前期の講義である「環境保全工学特論」で取り扱う。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |